3日・5日と昼の部をすでに2回
話題は、なんといっても『外郎売』
上演前からNHKなどで「市川團十郎が舞台復帰」というニュースを
流していたほどだ。
それ以前よりすでにチケットの前売りの時点で、
昼の部は、人気で入手が難しくなっている状態だった。
『外郎売』を見終わった後の休憩時間には、「これを見れてよかった!」と
満足気の声が多く聞かれた。
出演も菊五郎にいる工藤祐経をはじめ、朝比奈に三津五郎、舞鶴に時蔵など華やかなメンバーが並ぶ。
そのなかに亀寿が、亀菊ということで並んでいるのがうれしい。
今回は、團十郎演じる「外郎売実は、曽我五郎」に
梅玉演じる曽我十郎が登場するバージョンだ。
今まで、團十郎、海老蔵、松緑と見たが、曽我十郎登場は初めてだ。
花道から團十郎の外郎売登場は、盛大な拍手が、客席から沸き起こる。
だれもが「待っていました!」「復帰おめでとう!」という気持ちがいっぱいなのだろう。すごい。
セリフのひと言ひと言に拍手がおこる。
26日間の舞台を続けるため、けして100%でなく、
すべてをセーブしているように思う五郎だが、
やはり舞台に團十郎さんがいるのが、うれしい。
市川團十郎という大きな名前にピッッタリ、大きくて、おおらかさが満ち溢れる。
そんな團十郎さんが演出された『江戸の夕映』
演出としては、どことなくゆったりとしすすぎる時の経過描写があり、
なぜか團十郎さんが、お好きなのか、雨降りシーンもでてくる。
もう少しテンポがはやく出来そうな雰囲気もあるのだが、
團十郎演出らしくて、なぜか許せるような気分になる。
元『平成の三之助』海老蔵(新之助)、菊之助、松緑(辰之助)による
「江戸の夕映」。初演時は、彼らの祖父、その後父親達が演じている。
3人とも自分達の個性を自然に出しているようで、中でも最後に松緑演じる大吉が、海老蔵演じる小六に対して語るシーンは、友情の暖かさを感じ、周りでは、涙を誘われた人もいたようだ。
いつもなら強烈な海老蔵ワールドをつくる海老蔵が、かなり自然になる。
この3人だと芝居のバランスがいい。
たぶん、3人のことだ。後半に向けてさらに深みをますのではないかと思う。
今年11月には、新橋演舞場でこの3人による花形歌舞伎があるようだ。
今回のような、バランスのよい芝居を見せていただきたいものだ。
今回、松也のお登勢がいいのだが、「あねさん」とよばれる右近は、少々無理がある。亀寿、または、前半で死んでしまう亀三郎が演じてもよかったのでは?と思ってしまった。
三之助の3人のうち昼の部に舞踊があるのは、松緑。
(海老蔵、菊之助は夜の部でそれぞれ踊る)
『雷船頭』軽快に粋に踊っているのではないだろうか?
見ていて楽しい時間である。右近演じる雷とのからみいい。
『権三と助十』久々菊五郎劇団に三津五郎が出演して、
菊五郎とのやり取りがたのしい。
江戸の庶民の生活が垣間みれるような芝居だ。
長屋の元気な人間関係。
実際のときろこんな事件はあったとは??だが。
しかし、初日もセリフがところどころあやしかったようだが、
5日始めに菊五郎さんが、トチリ、その場にいた出演者が吹いてしまう。
あげく、ラストには、三津五郎さんがセリフを忘れたようだ。
しばしみんな無言。
「お前だよ!」と。権三の菊五郎さんが。
ラストに登場する田之助さんに、「セリフが少なくってよかったですね!」
としめた、5日だったが、初日もそんなことがあったそうな。
初日から、これ気に入ってしまったのかな?菊五郎さん。
また、「セリフが少なくってよかったですね!」
このセリフ出てくる日があるかもしれないな。
昼の部は、3日、5日ともにあっという間に終わってしまう
楽しい昼の部だった。
こりずに明日は、親を連れて、また昼の部観劇だ~。
話題は、なんといっても『外郎売』
上演前からNHKなどで「市川團十郎が舞台復帰」というニュースを
流していたほどだ。
それ以前よりすでにチケットの前売りの時点で、
昼の部は、人気で入手が難しくなっている状態だった。
『外郎売』を見終わった後の休憩時間には、「これを見れてよかった!」と
満足気の声が多く聞かれた。
出演も菊五郎にいる工藤祐経をはじめ、朝比奈に三津五郎、舞鶴に時蔵など華やかなメンバーが並ぶ。
そのなかに亀寿が、亀菊ということで並んでいるのがうれしい。
今回は、團十郎演じる「外郎売実は、曽我五郎」に
梅玉演じる曽我十郎が登場するバージョンだ。
今まで、團十郎、海老蔵、松緑と見たが、曽我十郎登場は初めてだ。
花道から團十郎の外郎売登場は、盛大な拍手が、客席から沸き起こる。
だれもが「待っていました!」「復帰おめでとう!」という気持ちがいっぱいなのだろう。すごい。
セリフのひと言ひと言に拍手がおこる。
26日間の舞台を続けるため、けして100%でなく、
すべてをセーブしているように思う五郎だが、
やはり舞台に團十郎さんがいるのが、うれしい。
市川團十郎という大きな名前にピッッタリ、大きくて、おおらかさが満ち溢れる。
そんな團十郎さんが演出された『江戸の夕映』
演出としては、どことなくゆったりとしすすぎる時の経過描写があり、
なぜか團十郎さんが、お好きなのか、雨降りシーンもでてくる。
もう少しテンポがはやく出来そうな雰囲気もあるのだが、
團十郎演出らしくて、なぜか許せるような気分になる。
元『平成の三之助』海老蔵(新之助)、菊之助、松緑(辰之助)による
「江戸の夕映」。初演時は、彼らの祖父、その後父親達が演じている。
3人とも自分達の個性を自然に出しているようで、中でも最後に松緑演じる大吉が、海老蔵演じる小六に対して語るシーンは、友情の暖かさを感じ、周りでは、涙を誘われた人もいたようだ。
いつもなら強烈な海老蔵ワールドをつくる海老蔵が、かなり自然になる。
この3人だと芝居のバランスがいい。
たぶん、3人のことだ。後半に向けてさらに深みをますのではないかと思う。
今年11月には、新橋演舞場でこの3人による花形歌舞伎があるようだ。
今回のような、バランスのよい芝居を見せていただきたいものだ。
今回、松也のお登勢がいいのだが、「あねさん」とよばれる右近は、少々無理がある。亀寿、または、前半で死んでしまう亀三郎が演じてもよかったのでは?と思ってしまった。
三之助の3人のうち昼の部に舞踊があるのは、松緑。
(海老蔵、菊之助は夜の部でそれぞれ踊る)
『雷船頭』軽快に粋に踊っているのではないだろうか?
見ていて楽しい時間である。右近演じる雷とのからみいい。
『権三と助十』久々菊五郎劇団に三津五郎が出演して、
菊五郎とのやり取りがたのしい。
江戸の庶民の生活が垣間みれるような芝居だ。
長屋の元気な人間関係。
実際のときろこんな事件はあったとは??だが。
しかし、初日もセリフがところどころあやしかったようだが、
5日始めに菊五郎さんが、トチリ、その場にいた出演者が吹いてしまう。
あげく、ラストには、三津五郎さんがセリフを忘れたようだ。
しばしみんな無言。
「お前だよ!」と。権三の菊五郎さんが。
ラストに登場する田之助さんに、「セリフが少なくってよかったですね!」
としめた、5日だったが、初日もそんなことがあったそうな。
初日から、これ気に入ってしまったのかな?菊五郎さん。
また、「セリフが少なくってよかったですね!」
このセリフ出てくる日があるかもしれないな。
昼の部は、3日、5日ともにあっという間に終わってしまう
楽しい昼の部だった。
こりずに明日は、親を連れて、また昼の部観劇だ~。
asariさんからのコメントで「海老蔵襲名公演で出演されるはずだった外郎売」と書いていただき、そういえばそうだったんだとさらにありがたみがわかりました。2年待ったんですね。これからのご活躍を楽しみにしていこうと強く思いました。
2時間みなさん並んでいると聞いて・・すごい!と思うばかり。
その分の価値は大有りだったことと思います。
だれもが、待っていたんだな。と思うばかり。
復活狂言の「外郎売」での復帰。
私も、無理せず舞台でこれからも続けられるよう願っています。
私も、初日にいってきました。今月はharumichinさんほどじゃないですが、通おうと思っています。
團十郎が舞台にいる喜びは、かけがえがないよな~と思いました。無理しないでいただきたいですよね。
ということで、初日の感想をTBしました!
私、團十郎贔屓じゃなかったんだけど・・・って言いつつ、
江戸前歌舞伎に今、この人の存在は、欠かせないと改めて思うところです。
海老蔵にもよかったね。お父さん復帰してって
思う舞台です。