「箱根八里は馬でも越すが 越すに越されぬ大井川」江戸時代、大井川は東海道の難所の一つでした。橋がなく流れが急な川は、川越人足の肩や連台に乗って渡るしかなく、雨で増水すれば川留めになり、最高で28日間川留めが続いた記録があるといいます。十辺舎一九の「東海道中膝栗毛」では、弥次・喜多コンビが川越賃を値切る場面があります。浄瑠璃「朝顔日記」にまつわる「目あきの松」は、今も後継の木があるようです。「大井川川越遺跡」の川会所前には、松尾芭蕉の詠んだ「馬方はしらじ時雨の大井川」の句碑もあるようです。大井川は、現在の島田市にとっても町の誕生と発展にかかわる特別な存在のようです。
30秒の心象風景27840・嶋田 大井川駿岸~広重の東海道五十三次~
https://youtu.be/W5Hoc8xq28Y