姫路市立美術館の庭園には野外彫刻が展示してある。その中で設置場所の変更された一体がある。「海の鳥と少年」は当初、東の正門を入った左手の空間にあったが、いまは美術館の入り口のすぐ南側に移されている。ここは日当たりがよく、観賞しやすい場所である。元の場所は周りの樹木の影響で日当たりが悪くなって、湿気を感じることが多かったので、変更されたのかもしれない。元の場所は庭園全体の設計から見ると重要な一体として配置されていたものだと思う。姫路駅前のロータリーに大きな彫刻があったが、今は再開発によってどこかへ移されてしまったものの一体と同じ造形である。こちらの方が小さいので、制作段階での最初モデルなのかもしれない。
30秒の心象風景10519・見上げる~姫路市立美術館~
https://youtu.be/TUGajoz9cIM
30秒の心象風景10519・見上げる~姫路市立美術館~
https://youtu.be/TUGajoz9cIM