ウエス、三毛猫（もとは外猫）
Ｈ１７年１２月９日に保護
すでに避妊手術済だった
昨年の１２月８日、ジョンレノンの命日に静かに逝く
約１年の間、我が家のリビング、ケージの中で暮らす
推定年齢は５才
私がウエスの存在に気がついたのは
保護する３年ぐらい前から
（保護したばかりのウエス）
私だけでなく誰が見てもウエスに同情してたはず
顔は歪み、いつもヨダレが大量にたれ
一目で病気だと分かる
夏は皮膚病がひどく、毛が抜け落ち
尾は肉が見えていた
それでも食欲は旺盛で
優しそうな人を見ると、
（ご飯を下さ～い）と、
大きな声で鳴きながら走っていた
ご飯をもらう決まった猫おばさんは複数いたはず
私ももちろん、常に猫缶は携帯
しばらく出会わないと（やっぱ、死んだか）と思い
バッタリ会うと（おー、まだ生きてたか）と話かける
それが３年続いた
この猫を捕獲して入院、治療したらし２０万はかかると見積り
商売人の私は、会うたびにそう思ってた
（治療してきれいになった時のウエス）
当時の私、新規事業（バイオベンチャー）において
大きな契約が決まる寸前
借金だらけの会社
まともな給料は取れない状況が継続
２０万の治療費はきつい
しかし何時ものパターン
（なんとかなるしょ！）で保護
エイズの猫、夏は元気でも冬は風邪をひきやすく
症状が悪化する
口内炎が大きくできると
ご飯を食べることができない
もう限界なほど痩せこけていたウエス
見殺しが出来なかった
持ち運び用のケージの扉をあけると
自分から静かに入る
驚いた
エイズは完治しない
軽い症状は薬だけで良くなる時もある
ならなければ注射２本（抗生物質、抗炎症薬）と
水分補給用の大きな注射の計３本
一回３千円（通常値段より千円の値引き）
暖かな季節は月１～２回のペース
冬は１週間、あるいは３日に一度
だんだんと注射を打つ回数が多くなる
太い注射針が痩せた背中に痛々しい
口内炎ができると水も飲めない
何時もは食欲旺盛だからすぐ気がつく
食べたい、でも食べれない
出されたご飯を嗅ぎ、悲しい声で（ニャ～ン）と鳴く
注射を打つと口内の炎症がおさまる
勢いよくパクパク食べ始める
お替わりの催促もする
抵抗力をつけるために
猫缶だけじゃなく
鯵のさしみ、ササミのボイル
魚の骨でとるスープ
よく食べました
最期、全てのものを拒否
注射も薬もスープも水も
それまで一度も抵抗しなかった注射の時に
抵抗し、怒りを見せる
薬を飲ませると泡をふく
口からの出血も始まる
ウエス自身が生きる努力を止めた
静かに横たわり死を待つ姿
だんだんと白く透明になっていくウエス
きれいでした
私がケージをのぞくたびに
（まだ生きてるわよ）と頭少し起こす
起こす力がなくなっても
呼吸を大きくして腹を動かす
横たわって数日後
私の手の中で大きく深呼吸を一つ
フ～として天国へ
感動しました
立派な死に方を見せてくれました
この５０を過ぎても未熟な私に
良寛さんのお言葉
（死ぬ時節には、死ぬがよかろう）
今は亡き愛犬プー介（１３歳）パグ、男子
ウエスの逝く３ヶ月前
９月２９日の明け方、安楽死を選択する
この数日前から頻繁に呼吸が停止
普通にご飯を食べるのに日に何度も倒れる
その度にマッサージをしてやる
息を吹き返す
注射を打つ、少し元気になる
でもまた倒れる
最後の夜、苦しんで苦しんで
のたうち回る姿を見て
（このままでは可愛いそう）と安楽死を決断
辛い結論をだしました
ウエスとはあまりにも対照的な死
でもプー介の安楽死については後悔は無し
私の犬ですから私が全てを決めます
長くなりました
後少しです
去年の大晦日の早朝
ご飯をあげていた外猫ピーちゃんが事故死
私を待っていたかのように路地に横たわる
まったく外傷は無し
かたくなったピーを抱いて帰宅
正月の３日間、泣きっぱなし
突然の死は本当に辛いです
今年の３月２０日
伝染性腹膜炎のクマも天国へ
もう大丈夫です
短期間にこれだけの経験すれば
なんでも来い！です
ウエス、プー介、ピーちゃん、クマに感謝
外猫さんの最後をどうするか
まだまだ決定はできていません
でも、ご飯をあげている外猫さんの中に
あきらかにエイズを発症してる子がいます
（外猫は女子も男子も全て避妊、去勢済）
朝夕、問います
（テツ、そろそろ部屋に入るか？）
完全な無視
外が幸せなのかな～
ジックリと考えます
明日、三太郎一家はお休みをします
我が家の悲劇（マーキングと喧嘩）を
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それでも食欲は旺盛で
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しかし何時ものパターン
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症状が悪化する
口内炎が大きくできると
ご飯を食べることができない
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だんだんと注射を打つ回数が多くなる
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抵抗し、怒りを見せる
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静かに横たわり死を待つ姿
だんだんと白く透明になっていくウエス
きれいでした
私がケージをのぞくたびに
（まだ生きてるわよ）と頭少し起こす
起こす力がなくなっても
呼吸を大きくして腹を動かす
横たわって数日後
私の手の中で大きく深呼吸を一つ
フ～として天国へ
感動しました
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私を待っていたかのように路地に横たわる
まったく外傷は無し
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もう大丈夫です
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