私が見た５０匹の猫達/大阪

追記３H２１年1月１２日

H20年１２月末、ママ様の職場のトップから正式な「餌やり禁止」がでました。

職場の敷地内の猫の寝場所を撤去され、猫のほとんどが姿を消しました。

ママ様は、６月～１２月までに多くの猫を捕獲器で捕まえ、

自宅での飼育を行なっており、慣れた猫は、飼い主様の募集を行なっております。

現在、その数は１３匹です。６畳の部屋に１３匹です。

ママ様は、他にもご自分で飼われている猫数匹いると聞いております。

その行為は、無茶としか表現できませんが、

数年間、ご飯を上げた猫達への愛情が、そうさせるのだと思います。

ママ様は猫を保護するためのシェルターを探しておられます。

もし格安で土地、家屋を貸していただける方がいらっしゃいましたら、

ご連絡をお願いいたします。




追記２Ｈ２０年６月６日に職場のトップから「餌やり禁止」がでました。

理由は近所からの苦情です。
（詳細はこちらです）


１２日には猫達の里親募集を行ない猫を減らすことを条件で、半年間の猶予がでました。

現在、猫の里親募集と、猫達を保護するための場所探しを行なっております。

皆様のご支援、ご協力をお願い申し上げます。
（Ｈ２０年６月１６日）



追記１このブログはＨ１９年１２月３０日に書いたものです。

現在、残念ながらこの地域猫活動は、諸事情が有り停止しております。

猫達のために一日も早く、問題が解決することを祈っております。
（Ｈ２０年６月７日　福田　三太郎）




私の好きな、ホームレスキャット（旧・キョロ日記）さんのブログで、
（５０匹の猫のお世話をする地域猫ママさん）の活動を知る。
５０匹。ため息が出ます。
私の想像力を超える数。
どんな場所に猫達が存在するのだろうか。
どうやって地域に認めてもらったのだろうか。
どーうしても見てみたい。知りたい。
思えば、即、実行でございます。
２度ほど、見学をする。
１１月２２日の夜７時。夜の配食の様子。
１１月２９日。お昼の配食と清掃の様子。

　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　
我が家の近所に、大きな公園が有り。
多くの猫達が生息。ご飯を上げる方々も沢山、存在。
何人かのグループで分かれて毎日、朝夕に餌ヤリ。
決まった場所で、紙のお皿やトレイに、ご飯を小分け。
猫達が食べ終えるまで、お喋りしながら待つ光景はホノボノとしたもの。

＜たった一人で配食を行う、地域猫ママさん＞



配食は３ヶ所で行われている。
場所は地域猫ママさんの職場敷地内。
そこは、子供達（３歳から１８歳）の居る職場。
夜、７時。闇の中から、沢山の猫が、
ママさんをめがけてアチコチから飛び出して来る。
その猫達の顔の前に素早くママさんは、
一握りのカリカリを置き、ウェットをのせる。
（早く、早く、）と猫が鳴く。群がる猫達。
お皿に小分けなんか、絶対にできない。
その光景にしばし驚く。

（早く、置かないと喧嘩になるのよ）とママさん。
ママさんの手の甲は時々、あせる猫達の爪が入る。血がにじむ。
５０匹の猫達のほとんどが、夜のご飯に集中。
猫達は飢えている。必死でご飯を求めている。
その迫力に、恐怖すら感じる私。
ほのぼのとは、ほど遠い～



昼間の配食は、少しノンビリと感じる。猫の数が少ない。
ママさんのブログにある、お墓、屋根のある自転車置き場。
猫達の穏やかな可愛い顔、甘える鳴き声。
ほとんどの猫達は毛並みも良く、立派な体格。
猫好きな私にとっては、ウラヤマシイ限り。
広い空間、自然の中で生きる猫達。
外猫としては、幸せかも。自由がある。



（猫のご飯代は、月額どのくらい掛かりますか？）ストレートに質問。

一日に、ドライフードが２キロ。

猫用の缶詰めは２，５キロ。

食費は月額で数万円。

他に、病気の猫の薬代や治療代。

その他、去勢、避妊手術代。

心ない人間が捨てる、子猫を保護した時のミルク代。
里親探しの費用。

その費用は、ママさんが個人で負担しているのです。

どうして、ママさん一人が負担を背負うのでしょうか。
これは、完全な地域猫活動には、成ってはいない。
地域での費用の分担が必要だと、私は思う。



ママさんは、（それでも今は幸せ）と言う。
無知な餌やりさんが猫を増やした。
手に負えなくなって餌やりを放棄。
その後、引越もした。残されたのは猫達。

ママさんは、お腹を空かせた猫達を見かねて世話を開始。
職場のトップの方が、この５０匹を地域の猫として認めてくれた。
（誰にも文句を言われずに、配食ができる今が、幸せ。）
それまでは、人目を避けて隠れての配食。

ママさんは、勤務中にある休憩時間の全てを、猫の排泄物の除去と清掃で使う。
一日中、休む時間は無い。
どんな悪天候でも、毎日、毎日、猫の世話と掃除を行う。
もし彼女が倒れたら、どうなるのでしょうか。

彼女は来年の３月で、定年を迎えます。
現在、６０歳とのこと。
とてもお若く、見えました。
動きがキビキビとして、明るくて素敵な方。
猫が好きで、不幸な猫を見捨てることができずに、
このボランティアを継続しています。

<私から、お願いがございます>



地域猫ママさんは定年を前にして、支援を求めています。
彼女のＨＰを見て、ご支援を下さる方々もいらっしゃいます。
私もできる範囲での、応援をしたい。
どうか皆様方にも、この事実を知っていただき、
ご援助を賜ることができれば、ママさんの活動は継続できます。
猫達が救われます。
個人の力には、限界が有り。行政での対策が絶対に必要。
ＴＮＲ運動の普及を進め、これ以上、不幸な猫が増えないことを願うばかりです。
私には、何ができるのでしょうか。

地域猫ママさんのブログ（地域猫ママの独り言）

５０匹の猫達のことが書いてあるＨＰ（動物の悲鳴が聞こえますか）


この半年、必死でブログに集中。
これからが見えて来る。その準備をします。
しばらく（三太郎一家）はお休み！
この半年間、とても楽しゅうございました。
ご閲覧に感謝ありがとうございました

２００７年１２月３０日　福田　三太郎

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