ささやかな幸せ

SUPER EIGHT、本、美術鑑賞、俳句、お茶が好き!
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『「エルマーのぼうけん」を書いた女性』

2024-05-17 15:49:26 | 
『「エルマーのぼうけん」を書いた女性』 前沢明枝 福音館書店
 2010年の夏、87歳のルース・S・ガネットさんが来日されました。あんなに素敵な本は、どうして生まれたのだろう?ガネットさんは、どんな子どもだったのだろう?通訳をしていた前沢明枝さんは、ガネットさんにインタビューをします。そこからわかったのは…?
 「エルマーのぼうけん展」へ行く前に読了。ガネットさんは、かなり自由な考え方の家庭で育ったみたい。
 習った学校では、字を習う前に字を読んだり書いたりできたらどんなに楽しいかを学ぶという。絵本の読み聞かせばかりしていると、本に移行できないと言う人に聞かせたい。読み聞かせで本が楽しい、おもしろいと分かると自然に本を手にとると思うんだけどなあ。
 「叱られた記憶はない、まちがったことをするとどうしてそんなことをしたのか聞かれたこと。それから、そういうことをしたら、どんなことになるか一緒に考えたり、説明してくれたこと。父も母も私たちの小さいときから大人と話すように接した」
 「自分で考えて決める銃をずいぶんもらっていた。自分で考えたことは結果が思うようにならなくても納得するしかない。そんなに大変でも自分の人生は自分で考えるから楽しいと思う」
 「スーパーヒーローはいない。全部完璧にできる人はいない。どんなこにも何かしら得意なことがあるっていうことがわかっていたから、全員にヒーローになる順番がまわってきたの」
 「子どもは大人が差別するのを見て真似している」
 いやぁ、深い言葉だらけ。
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