垂直落下式どうでもいい話

基本的に凡人以下なので期待しないでよね-=≡Σ(((⊃゜∀゜)つ

映画を観た~誰も守ってくれない~(見る価値なし)

2009年01月26日 05時16分30秒 | 映画
これだから
テレビ局製作の映画は…






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ストーリー&解説:幼い姉妹の殺害事件で未成年の容疑者が逮捕される。その瞬間から容疑者の家族は、マスコミや世間の目を避けるため警察の保護下に置かれ、中学生の妹・船村沙織の担当は刑事の勝浦に任される。ホテルや自宅アパート、友人のマンションを転々とするが、マスコミの執拗な追跡に行き場を無くした勝浦は、かつて担当した事件の被害者家族が営む伊豆のペンションに身を寄せる。そこへ沙織のボーイフレンドが駆けつける。

犯罪者の家族を保護するという一般には知られていない警察の役割に注目した『踊る大走査線』シリーズの脚本家・君塚良一が、10年越しの企画を完成させたシビアな社会派ドラマである。手持ちカメラとロケ撮影をメインにしたセミ・ドキュメンタリー撮影によって、少年犯罪、家族の崩壊、表層しか追わないマスコミ、歯止めのかからないネットの暴走など現代社会の残酷ですさんだ部分がリアルに描かれる。逃避行を強いられた志田未来演じる少女の不信に満ちた真っ直ぐなまなざしを受け止める刑事役の佐藤浩市と、松田龍平の抑制の利いた演技と独特の存在感が素晴らしい。第32回モントリオール世界映画祭最優秀脚本賞受賞作品。
(goo映画)


【五つ星評価…


<早起き早朝です!!>


もっと真面目な映画だと思っていましたが…。

所詮は、凶悪犯の家族の無意味な記者会見をテレビで垂れ流し、視聴率が上がって良い画が撮れたとほくそ笑んでるような馬鹿報道マンを抱えてるテレビ局製作の映画だったって事か。

本作のテーマである加害者の家族はおろか、被害者やそのご遺族をも侮辱しきった映画だと感じました。

結局、本作に登場した加害者の妹は、今が楽しければ何でも良いんだろうが。

はっきり言わせてもらいますが、こんな女守る価値なんてないぞ。

惨殺された幼い姉妹の事、愛娘を惨たらしく殺されたご遺族の事。

多少なりともてめぇんとこの糞鬼畜兄が犯した罪を受け止めているんだったら、守ってやらなきゃいけないと思いますよ。

この妹は、事件が起きた当日、遅くても翌日には“小学生姉妹惨殺事件の犯人は私の兄だ…”と気付いてるんですよ。

だって、事件当日に血だらけで帰宅してきた兄を目撃してるんだもん。

映画の後半でこの妹は、はっきりと刑事に証言してましたよ。

だったら、冒頭の幸せそうに学校生活をエンジョイしている妹の描き方は、どう捉えたらいいのでしょうか?

あれは逮捕当日を描いているんでしょ?

事件とはまったくの無関係……まさか、自分の兄が殺人を犯したなんて夢にも思っていなかったから、あの笑顔なんじゃないのか?

自分の兄が犯人という事実を承知の上でのあの笑顔だったのなら、この妹だって十分鬼畜じゃねーかよ。

兄が犯人だ…と気付いてから何時間後の笑顔だよ!!何日後の笑顔だよ、あれは!!?

まだこの妹は15才なんだ。

何も分からないまま様々な事実に押しつぶされれば、全てが嫌になって「どうして私だけが…」と思うのは仕方のないこと。立派な大人だって簡単に押しつぶされるよ。

現に実の母は、あっという間に押しつぶされて自殺してしまったんです。

何も分からずに、次々と残酷な事実を突きつけられるから、「どうして私がこんな目に遭わなきゃいけないの!!」という叫びに繋がるわけでしょ?

こんな冷徹な妹だったら、加害者の妹をテーマにした意味がないじゃないかよ。

どうしたいんだ一体!?



事実を知っている設定は良いとしましょうよ。

やっぱり、どう考えても冒頭の笑顔は致命的な欠陥ですよ。

これが、不安そうな表情で学校生活を送っていたのなら、理解はできる。

または、あの笑顔は事件が起きる前を描いているんだ!と言われたら理解できるかな。

あぁ、でも結局は後半で、女みたいな声した彼氏とケラケラ馬鹿トーク繰り広げていたから、前半でいくら帳尻を合わせようが駄目だわ。

ペンションでの妹の取り調べのシーンにて、取り調べを担当した嫌味な感じの刑事に「妹も腐っている」という台詞を吐かせて、加害者家族への過剰な取り調べを描きたかったのかしらないけど、本当に腐っているんだからしょうがない。

悪者みたいに描かれていたけど、実に本質を突いた刑事だったよ。

挙句の果てには、惨殺された幼い姉妹とそのご遺族を完全無視して、刑事がこの妹に「君が家族を守るんだ」って何だそれ!!

いくら加害者家族がテーマだからと言って、殺された側の事はほったらかしでいいのか?

何なんだ、殺された姉妹とその家族のあの扱いは!!

結局この映画で描かれているのは“加害者家族を守る=被害者家族の人権が守られていない”って事だろうが。

加害者家族をテーマに加害者家族を無意味に美化して、被害者を無視してしまったら本末転倒じゃないですか。

そもそも、この妹に残った家族なんて、鬼畜兄と鬼畜息子を製造した馬鹿親父だけじゃないか。

何から何をどう守るって言うんだ!!

親父はともかく、鬼畜兄は守る必要は絶対にない。

どんなに恵まれない家庭環境で育っていたとしても、そんなことを口が裂けても刑事に言わせてはいけない。

こんな残虐な方法で子供の命を奪うような鬼畜を、多少なりとも美化させては駄目なんです。




警察を必要以上にマヌケに描いて、マスゴミとネット事情を必要以上に過激に描いて、全ての事件における、必ずいるであろう真摯に罪を償おうとしている加害者の家族、そして被害者とそのご遺族を侮辱した、どうしようもない映画でした。

こんなに怒りを感じた映画は初めてですよwww

この妹を演じた志田未来さんは、演技巧かったですよ。

いや、本当に途中までは“悲劇の少女”を見事に演じていたと思います。

だけど、こんな設定では全てが台無しですよ。

こんな役を演じさせられて、大々的にテレビの宣伝活動もさせられて不憫でならない。

トップの画像にモザイクを入れたけど、本編にも志田未来さんの顔全てにモザイクをかけてあげたいくらい、意味不明な妹だったと思います。

志田未来さんが可哀想だ。

他の俳優さん方も良い演技していたと思いますが、あれではね~。

志田未来さん他の演技と、可哀想にこんな映画の加害者や妹の糞彼氏の役をやらされた若い俳優さん達(まぁ、キャリアにはなるんだろうけどさ)と、冒頭の悲しみに溢れた逮捕シーンと、少年合唱団の主題歌には敬意を払います。



僕のような何のとりえもない人間が、偉そうな事をまとまりなく書いてしまいましたが、本当にこの映画は違うと思うんです。

映画の感想なんて人それぞれで、賛否両論があって当たり前なんですが、この映画に関しては絶対に高得点なんて付けてはいけないと思うんです。

なんか、『感染列島』とか駄目だったと書きましたが、これに比べれば可愛いもんだったな~。

過去に悪い点数を付けてしまった映画、全てに謝りたい気持ちになりましたよ。

本当にすみませんでした。

ちょっと気持ちを切り替えて、もっと映画を楽しもうと思いました。

たぶん、これ以上酷い映画はこの先出会うことはないと思うからww

何が社会派ドラマだ…。

お涙頂戴にもなっていないじゃないか……。







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5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
このタイプ! (通りすがり)
2009-01-26 17:14:11
君のような人間がまさにこの映画で取り上げているネットに誹謗中傷を書き込むタイプのような気がします。
もし君が中学生で高校生のお兄ちゃんがいたとして、殺人をしたとしたらどうでしょう。少しでいいから想像して見て下さい。君はもう学校には通えないかもしれない。その上中学生に対して被害者に償えと言われたら実行できますか?
返信する
このタイプ! (ハンガー拳法)
2009-01-26 19:54:03
通りすがりさんへ

君のような人間がまさにこの映画で取り上げている、匿名性を利用して、人のブログに誹謗中傷を書き込むタイプのような気がします。
もし君が中学生で高校生のお兄ちゃんがいたとして、人のブログに誹謗中傷コメントしたとしたらどうでしょう。少しでいいから想像して見て下さい。君はもう学校には通えないかもしれない。その上中学生に対してもっとマシなコメント書けと言われたら実行できますか?


悪いけど、僕は掲示板や人のブログやサイトに誹謗中傷を書き込んだことは一度もないし、これからもそんなことはしませんよ。

あなたは、人のブログに来て平気で誹謗中傷を書ける人なんですね。

ちなみにこの記事で書いたことは、しっかりお金を払って観た映画の感想と、映画の登場人物すなわち架空の人物達に対する意見です。

あなたのコメントは何でしょうか?

「もし君が中学生で高校生のお兄ちゃんがいたとして~」ってくだりは、一体何が言いたいのでしょうか?
返信する
ま、アラシ※はほっときましょう。 (◆鯱丸◆)
2009-01-29 03:38:42
(オイラまで気分悪くなったよ、言いたい事はたくさんあるけどやめとく)

さて、気持ちを切替て。

確かに加害者家族(得に犯罪者が兄弟だった場合や犯罪者の子供達)はその後悲惨な人生なのでは??と想像されるよね。
でも親には責任の一端はあると思うな。育て方の失敗が少なからず反映されているような気がします。

きっと「(ある意味被害者とも言える)気の毒な妹を守らないと」というテーマは間違ってないでしょうに、残念な結果でしたね…υ
視野の広い脚本家・監督に作り直して欲しいテーマにピックアップ!!と言う事で。チャンチャン

TSUTAYAに並ぶDVDの本数でリアルな世間評価がそのうちわかるのかな。

鯱丸はここを読んで「見ない」と決めましたが、ハンガー拳法氏には何の責任もありません、念のため。(誰に対する念だ??笑)
返信する
ありがとうございます (ハンガー拳法)
2009-01-29 23:51:28
◆鯱丸◆さん

ありがたいコメントありがとうございます。

やっぱり加害者の家族ってのは気の毒に思いますよ。
でも、この映画のように責任を放棄してるとも取れる描き方は理解できません。
なんの為に加害者家族に注目したのか分かりませんし…。
はやく劇場から姿を消してほしいと思います。

>鯱丸はここを読んで「見ない」と決めましたが~

これは責任重大ですww
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Unknown (Unknown)
2009-02-08 20:27:09
おじゃまします

報道されない、国籍法改正案、人権擁護法案 外国人参政権 国立国会図書館法改正案、沖縄ビジョン

大手メディアは、圧力に屈しているので日本人のための報道をしていません。「麻生政権の実績」「安倍政権崩壊の真実」「韓国はなぜ反日か」で検索推奨、テレビで報道されない重要な情報を伝えるチャンネル桜も、ネットで無料で視聴できます。視聴者のコメントを投稿された画像に書き込めるニコニコ動画デイリー政治も、真実を知る人の民意が、確認できます。
最近では超人大陸コンテンツという政治家サイトに西川議員が、「真実の報道をしない今のメディア」をあげました。
言論規制の実態を暴かれるのを恐れて、マスコミはネットは悪と印象付けようとしています。
日本の将来に関わることです。

麻生さんを叩くマスコミの正体はこちら

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