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値札のついた命
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ストーリー&解説:日本新聞社バンコク支局で、幼児人身売買を取材する記者、南部は、日本人の子供がタイで心臓の移植手術を受けるという情報を得る。知人に金を握らせ、臓器密売の元仲介者に接触した南部は、提供者の幼児は、生きたまま臓器をえぐり取られるという衝撃の事実を知る。取材を続ける南部は、ボランティアの少女、恵子と知り合う。純粋すぎてすぐ感情的になる恵子に苛立つ南部だが、善悪に対する感覚が麻痺している自分を恥じてもいた。
幼児の人身売買、売春というショッキングな内容を描いた、梁石日の同名小説を映画化した問題作。『亡国のイージス』、『魂萌え』などの阪本順治監督が、江口洋介、宮崎あおいら、豪華キャストを集結させ、極めて深刻な問題を世に提示している。(goo映画)
【五つ星評価……![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/star.gif)
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.☆】
人身売買…以前『ヒューマン・トラフィック』という作品で反吐が出る気分にさせられてから、2度とこのテーマの映画は観ないと心に決めていました。
こういうテーマを真剣に描いた映画って、描写がリアルすぎて観ていられないんですよ。
どうやら僕は、某動画サイトにアップされているような、グッチャグチャになった本物の死体映像なんかは平気で観れるが、この類の映像の耐久度は著しく低いらしい。
作り物って分かっていても辛かった。
劇場観賞なんてとんでもない。
と言いつつも、TSUTAYAの棚に並んでるのを見て少しずつ気になりはじめましてね。
ちょっと覚悟を決めて観てみようと思った次第です。
『ヒューマン・トラフィック』は主に、大人の女性が被害に遭うケース(未成年もいたけど)を取り上げていたのですが、『闇の子供たち』はタイトルのように、被害に遭っているのは全て子供たち。
テーマの衝撃度は『ヒューマン~』の非ではないのは承知の上だ。
いや、“観賞に挑む!”とは正にこのコトだと思いましたよwww
俺、頑張ったよww
で、感想としてはですね、あそこまで性的な描写を入れる必要があったのか?
この一言に尽きます。
日本人と少女のくだり、そして白人と少年のくだり。この2つの忌まわしいシーンは、いくら真面目に取り組んだ映画だとしても、克明に描きすぎなような気がします。
特に、白人と少年のくだりは吐き気がしました。
まぁ、意見は色々あると思いますが、流石にアレはひくわ。
この作品に出ていた“客”役の男性の役者さん達。
当たり前だけど、映画に出るくらいだから普通の役者さんなんだろうけど、どういう心境で演じていたんだろうね。
いくら映画だからといっても、アレを演じるリスクはデカいぜ。
あそこまで演じきった彼等の役者魂は、もっと認められるべきだと思うけどな~。
下手なスタントよりも過酷だろ、どう考えても。
なんか、今度は大作映画でもっと良い役で出してあげたい気分になりました。
じゃなきゃ絶対に割に合わん……。
“被害者”役の子役達も同様だ。
いくら演技とは言え、子供にやらせるには過酷過ぎるんじゃないか?
精神的なケアとか大丈夫なんだろうね?
ストーリーは別に悪くなかったかな。
とにかく、まったく救いがないように描かれていて、唯一の救いの部分である“子供たちの救出”も、「良かった」なんて生やさしい感想では片付けられない。
悲しさや憤りしか残らないんです。
臓器提供のくだりでも、臓器を提供するためだけに死んでゆく少女の写真を撮り、それを記事にするしか抵抗する手段がない無力感。
エイズに感染したため、ゴミ袋に入れられて捨てられ、故郷に帰ろうと彷徨う少女の、悲惨すぎる運命。
ラストも衝撃的でした。
南部の最期もすごかったけど、あの鏡にはドキっとさせられた。
「貴様もだ!!」と、言われているようで背筋が凍りました。
真面目な映画だとは思います。
しかし、“南部”を演じた江口洋介の芝居が一ヵ所だけ舞台役者か!と思えるほどオーバーだったのと、宮崎あおい演じる“恵子”が、見ていて少しイラついたのと、後半の低レベルな銃撃戦と、なにより性描写が気持悪かったのが残念。
思ったよりも精神的に落ち込むようなことはなかったけど、やっぱりキツイね。
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幼児の人身売買、売春というショッキングな内容を描いた、梁石日の同名小説を映画化した問題作。『亡国のイージス』、『魂萌え』などの阪本順治監督が、江口洋介、宮崎あおいら、豪華キャストを集結させ、極めて深刻な問題を世に提示している。(goo映画)
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こういうテーマを真剣に描いた映画って、描写がリアルすぎて観ていられないんですよ。
どうやら僕は、某動画サイトにアップされているような、グッチャグチャになった本物の死体映像なんかは平気で観れるが、この類の映像の耐久度は著しく低いらしい。
作り物って分かっていても辛かった。
劇場観賞なんてとんでもない。
と言いつつも、TSUTAYAの棚に並んでるのを見て少しずつ気になりはじめましてね。
ちょっと覚悟を決めて観てみようと思った次第です。
『ヒューマン・トラフィック』は主に、大人の女性が被害に遭うケース(未成年もいたけど)を取り上げていたのですが、『闇の子供たち』はタイトルのように、被害に遭っているのは全て子供たち。
テーマの衝撃度は『ヒューマン~』の非ではないのは承知の上だ。
いや、“観賞に挑む!”とは正にこのコトだと思いましたよwww
俺、頑張ったよww
で、感想としてはですね、あそこまで性的な描写を入れる必要があったのか?
この一言に尽きます。
日本人と少女のくだり、そして白人と少年のくだり。この2つの忌まわしいシーンは、いくら真面目に取り組んだ映画だとしても、克明に描きすぎなような気がします。
特に、白人と少年のくだりは吐き気がしました。
まぁ、意見は色々あると思いますが、流石にアレはひくわ。
この作品に出ていた“客”役の男性の役者さん達。
当たり前だけど、映画に出るくらいだから普通の役者さんなんだろうけど、どういう心境で演じていたんだろうね。
いくら映画だからといっても、アレを演じるリスクはデカいぜ。
あそこまで演じきった彼等の役者魂は、もっと認められるべきだと思うけどな~。
下手なスタントよりも過酷だろ、どう考えても。
なんか、今度は大作映画でもっと良い役で出してあげたい気分になりました。
じゃなきゃ絶対に割に合わん……。
“被害者”役の子役達も同様だ。
いくら演技とは言え、子供にやらせるには過酷過ぎるんじゃないか?
精神的なケアとか大丈夫なんだろうね?
ストーリーは別に悪くなかったかな。
とにかく、まったく救いがないように描かれていて、唯一の救いの部分である“子供たちの救出”も、「良かった」なんて生やさしい感想では片付けられない。
悲しさや憤りしか残らないんです。
臓器提供のくだりでも、臓器を提供するためだけに死んでゆく少女の写真を撮り、それを記事にするしか抵抗する手段がない無力感。
エイズに感染したため、ゴミ袋に入れられて捨てられ、故郷に帰ろうと彷徨う少女の、悲惨すぎる運命。
ラストも衝撃的でした。
南部の最期もすごかったけど、あの鏡にはドキっとさせられた。
「貴様もだ!!」と、言われているようで背筋が凍りました。
真面目な映画だとは思います。
しかし、“南部”を演じた江口洋介の芝居が一ヵ所だけ舞台役者か!と思えるほどオーバーだったのと、宮崎あおい演じる“恵子”が、見ていて少しイラついたのと、後半の低レベルな銃撃戦と、なにより性描写が気持悪かったのが残念。
思ったよりも精神的に落ち込むようなことはなかったけど、やっぱりキツイね。
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