笑いまみれ・はなこば日記

笑うことを積極的に考える女の日記
新アドレス→http://hana58.hatenablog.com/

ロンドンハーツ3時間スペシャルのモヤモヤ

2012年10月03日 | テレビ
ロンドンハーツは
3時間スペシャルでした。

日常の中で3時間って
結構長い時間を
これだけ面白く見せる
テレビをつくるひとの力量を
尊敬しつつ、
それはいったん言うだけ言っといて、
私はあの番組の後半を見ていて
モヤッ
とした。

これを書いている時点で
着地点は見えていないのだけど
どうやら
…悪口
のようのものを書きそうなので
嫌な予感を感じた人は
今のうちに
読むのをやめるよう
おすすめしておく。


ロンドンハーツの前半は
芸人取扱説明書
と題して
マネージャーさんによる
芸人さんの素を暴露を主軸とした
豪華ひな壇競演でした。

問題は後半。
今回は
ドッキリ系です。

なんやかんや
体裁はあった気がするけど
何度も聴いた言い訳なので
なんの引っかかりもなく、
とにかく隠しカメラの映像をみんなで見るやつです。

合コンの一部始終を
別室でほかの出演者が見ていて
ツッコミをいれる。
仕掛け人は
標的となった芸人さん以外全員で
すべて
淳さんによる遠隔操作が行われいている。
標的になった男性芸人を
仕掛け人の女の子が部屋に呼び
下心を出したところで
ネタばらし~。

あんまり良く知らないけど
美人局
ってやつかな?
狙いは金品じゃなく
さらけだされたプライベートと素の映像。
欲望に付け込み
それを利用し
放送をする。

性欲
に溺れている自分を他人からは見られたくない。
ただ
他人のその様は見たい。

週刊誌やゴシップ誌
が好きな人にはたまらない内容です。

そんな下世話で無粋で
それでいて目が離せないものを
ロンドンハーツという番組が始まった初期、
田村淳というひとは
巧みな話術と回転の速さで
放送しうるものにする
という技術を見せつけていました。
ポップにする言い訳がうまかった
とも言う。

たぶん
このひとが
心から面白い
と思っているものは
こういう人間のドロドロした部分なのだ
と私は今でも疑っている。
さわやかなことを語ったり、
紳士にふるまったりしていても田村淳というひとはそういう人。
それは悪いことではない。
私の気に行っている一面でもある。

後半のドッキリを見ていてモヤモヤしたのは
きっと私が女性だからです。

合コンで出会って
彼女の部屋に行く。

その目的は一夜限りのセックスです。

それをさせるに十分な環境を番組は用意した。
まず
独り暮らしで男性の部屋からも近い女の子部屋。
プライベートも確保されている高級マンション。
彼氏がいるかどうかは濁し
過去に一夜限りの関係をしたことがあると
合コンで(全員ではないが)女の子に告白させる。
見た目は
モデルのようにスタイル抜群でかわいらしいが
一般人らしい抜けている部分もある。
さらに丁度よくエロイ格好とエロイ発言。

そして
ここが一番重要なのだけど

それを仕掛け人である女の子が

「嬉々として」

演じる。

それが
女性として
いやあああな気分になった
最大の原因です。

なめんなよ。
女なめてんじゃねーぞ。
と。
男が一晩セックスでポイ捨てできる女性の
理想像です。
と言っているようなもんですもの。
喜ぶ女性がいるかい?

そして
たぶん
この意見は番組側は想定内であると思う。

というのは、この結論に行きつくまでに
ちょっと時間がかかった。
仕掛け人の女の子を十分にフィーチャーしなかったり、
仕掛けられた芸人さんメインで話が進行する編集になっていたり、
そんでもって
もちろん面白いリアクションやコメント
が中心であったからだ。
実に巧妙に隠されていた。
と私は疑う。

気付いたのには
ヒントがあったのだ。

ドッキリの隠しカメラ映像を見ている側のゲスト女性が
なんだか今回豪華だった。
YOU
辺見えみり
益若つばさ
misono
…misonoさんは、ま置いといて。

このラインナップを見たときに
ふううん、女性受けしそうな感じだな~
と考えつき
「は!」
と思ったんです。
また、この手か。
女性に失礼になりそうな企画のときは
だいたい女性に支持が多いタレントを持ってくる手法。
ではないですか?
これ全員見ているのが男性芸人だったらどうですか?
違いますか?
被害妄想ですか?
私がブスでデブでモテないからですか?
(↑これはたぶん被害妄想たぶん)
とにかく
無駄にブースが豪華だな。
って思ったんだよな。
そんなにいらないよ。って。

でまあ
結局なんだろう。

爆発的に面白い!

って思えれば
そんな
女性をバカにすんな
なんて到底思わなかったよ。
タイムマシーン3号のやつは
めちゃくちゃ面白かったもんね。
あれは仕掛けられた側が
良かったんだ。

要するに
イマイチの内容だった。
今回は
仕掛けられた側が
そんなに悪い人物ではなく
ぶっ飛んだキャラでもない。
どう考えても
被害者に見えた。

あの芸人さんは好きですけど、
この企画としては
人選ミスだ。
ファンのひとにとっては
そうではないのだろうけど。
つまり
スター性重視企画だったわけだ。
なーんだ。

私の場合は
「こらしめておやんなさい」って思えるほどの悪党でないと
フェミニズムが笑いに打ち勝つ。
いつでもどこでも笑いたい私だが
信念にかかる問題だ。
いや
少し大げさだった。

きっと
こういうことを考えたことないひとは
なんとも思わないだろうし
健やかに笑えるはずなので
負けているのは私のほうであろう。
ただ
もし番組側がギリギリをいっていることを
アピールしたのであれば(後半なんかそんな感じのこともありましたね)
笑いを愛するからこそ、
あえて書く。

そういうギリギリをやりたいなら
中途半端なやつ出してくんな。
批判するひとまで笑わせるくらいの気迫がほしい。
批判をする人の多くは笑いを愛してないかもしれないが、それでも。

そして
数少ない
優良バラエティ番組である『ロンドンハーツ』には
強くそれを望む。

今回のこれ
は、
いわゆる「子どもに見せたくない」ってやつだ。
下世話だから?
エロイから?
ノンノン。
最高の笑いではないからだよ!

うん。
いいすぎた。
じゃあね!



最新の画像もっと見る