笑いまみれ・はなこば日記

笑うことを積極的に考える女の日記
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世界で一番乙女な生きもの/光浦靖子

2010年06月29日 | 
いつも本を貸してくれる妹から借りて
読みました。
読みたかったんで嬉しいです。

雑誌に連載していた
光浦さんの
エッセー2年分をまとめたものです。

日常がつづられているのですが、
読んでいくうちに、
このひとが
芸能人
だってことをどんどん忘れていきました。

登場人物は
よいこの有野さんだったり
加藤浩次さんだったり
黒沢さんだったり
鬼奴さんだったり
豪華な面々で
収録の模様とか
わりとテレビの裏側の話もでてきているのにもかかわらず。

感覚が
わたしたちと変わらない。
地味で質素
堅実で倹約に生きている
ふつうの女のひとの日常です。
文章が素直で読みやすく
とっても共感しやすいです。
小市民で自意識過剰で
ひきこもりで、さびしがり屋。
30代独身女性の多くが
にこにこ読めると思います。
光浦さんそのもののような清潔感とコンサバ感を
かもしだし
とってもかわいくて、いい。
無理しないでも
楽しく読めるのは
芸人本でひさびさに感じた文章力です。
「芸能人本」
と一個のっけなくても、ふつうのエッセイとして面白い
と思います。

個人的には
ロンハーのラブマゲドンの1回目放送のことが
ふれられていて
光浦さんが
あのとき
あんなことを思っていたなんてっ。
とちょっと興奮しました。
大久保佳代子劇団の裏側も。

ご本人もおっしゃっていましたが、
芸能人オーラがない

とでもいいましょうか。
良い意味です。
好感度エッセイですもの。
ちょっと、気を抜いて軽い本でも読みたいなぁ。
って思ったら、
迷わずおススメ。
クオリティは高いです。

ちなみに
この扉絵と
挿絵が
娘に超好評。
なんどもどこかに持っていっては
挿絵を開いてみております。

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