昭和・私の記憶

途切れることのない吾想い 吾昭和の記憶を物語る
 

cap of coffee

2017年01月29日 08時51分19秒 | 4 力みちてり 1970年~

a cup of
を使って英文を作れ・・と

昭和47年(1972年)高校三年生の英語の授業でのこと

私は、黒板に白墨(チョーク)で以て、作った英文を書いた

I drink four cups of coffee a day.

ところが
英語の水原先生 
それは駄目だと云う

・・・何処か間違った ?

「そんなにコーヒー飲んだら、体に悪い」

「一日四杯飲んだら死ぬるぞ」

「コーヒーを飲むなら、一日一杯(だけに) に しなさい」

・・と

私は、寝る前にコーヒーを飲むと、きまって寝つきが悪かった

瞼を閉じると、光がグルグル回転するからである

「成程、さもあらん」・・と、素直に

「 one cup 」

と、書き直したのである

すると

それを見たクラスメートの石田

NO,that is not so !

「俺は一日にコーヒー四杯以上飲んでるけど、生きとるぞー」

普段 コーヒー なぞ飲まない私が

何気なしに、一日4杯飲むと、作文 したことは、とんだところで以て話が弾んだのである 


昭和47年(1972年)7月7日 
田中角栄総理大臣が誕生した
立身出世よと、今太閤よと、庶民宰相よと
国民の人気は絶大で、世は田中角栄に湧いた
彼に対する国民の期待は頗る大きかったのである

傑物・田中角栄
9月29日には日中国交正常化の共同声明を発表し、中国との国交を結んだ
日本列島改造論をぶちあげた
彼のリーダーシップの発揮は、前年のニクソンショックに因る下落した景気を、
一転好景気と替えた
それは、吾々高校生をも将来に明るい期待を持たせたのである
私は、念願叶い、希望する(建築の)設計事務所への就職を決めた

ピントはずれの回答だったのか

政治経済の授業でのこと

「政治や経済について、望む事は何か」 と、教師が吾々に問うた

18歳の私は、

「大往生したい」 と、答えた

「最期に臨み、吾が人生に悔いは無し・・・そういう人生が送れる世の中であって欲しい」 と

私は敢えて 大局を語り、物事の根本を以て答えたのだ

唯我独尊哉

然し、それは、教師の思惑を凌駕していた様である

教師の顔を観て、そう、想った 

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