MRI

事故にあった日に初めてMRI というのを体験したのだけど、あれは怖かった。

怖さの理由は、身動きできない狭い筒の中に押し込められて、
これからどうなるのかまったくわからないという不安。

ギーンギーン、ジッジッジッ、ギュイーンギュイーンと大きな音。
（耳栓をして入る）
近代的フォルムと不釣り合いな 不安を駆り立てる音が続いたと思うと、
急にけっこう長い沈黙。

え？終わった？
と思うとまたギーンギーン…

この終わったと見せかける攻撃もけっこう辛い。

始める前に検査技師に
「20分ぐらいですから頑張ってください。」と言われたのだけど、
「頑張って」の一言が余計に不安を駆り立てる。

途中で後どれだけ我慢すればいいのか時間が知りたくなる。
こんな時ブラックジャックなら自分の脈拍で
何分何秒まで正確に言い当てられるんだろうけど。

おお、そうだ。
梅ちゃん先生なら15分だから、今から頭のなかで回想しよう。
テーマソングの「さかさまの空」からね。

ダメだ、何度やっても中居くんのところで変になってしまう。