世事雑感

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さ(血?)迷えるNHK73  中国共産党の指示でホテル経営

2007-03-25 11:51:03 | NHK関連

中国北京でホテル経営
経営撤退後も中国に助成金


北京に出張しようとしてホテルを探すと、【北京メディア
センター:北京梅地亜中心】
と言うホテルが見つかる。
このホテルのガイドを見てビックリするのが、
『このホテルはNHKと中国の共同出資で建設された
もの』
 と言う説明である。

JALやANAならともかく、
NHKが中国でホテル経営なんて信じられない。
ところが良く調べてみると、第153回国会 総務委員会 
第10号(H13/11/20)議事録に明確に出ている。


第153回国会 総務委員会 第10号(H13/11/20)
◆黄川田委員
国民からの受信料で成り立っている公共放送のNHKが、
放送業務と直接関係がないホテル事業を海外で行って
いることは、私にとっては驚きであります。
NHKエンタープライズ21など、子会社、関連会社が
約二億一千六百万円も出資しております。
放送機材のレンタル会社設立の折、中国側から抱き
合わせ投資として、ホテル投資を強要されたとのことで
ありますけれども、安易に受け入れたNHKの経営の
甘さのあらわれでもあるのではないでしょうか。

片山国務大臣
平成二年の北京アジア大会の際に日中の合弁事業の
日本側の共同事業体として、NHKの子会社と百貨店、
電機メーカー等がつくりました。
中国では放送事業単独への外資導入を禁止しております
ので、ホテル事業とあわせて行うのが通例化していると
いうんですね。
今般、中国側の番組制作ノウハウが大分育ってきました
ので、合弁解消に踏み切った、解散は明日の株主総会で
決定する、こういうふうに我々は聞いております。


紛れも無く、中国共産党の指示で、中国の国営
中央テレビ(CCTV)の組織内に入り、ホテル
経営を行っていたのである。
平成10年には、総経理=社長として、
元NHK山口放送局長の、関野光生氏が就任している。
CCTVは中国の国家機関であり、共産党の支配下にある。
公共放送を標榜するNHKが中国共産党と
これほど密着し、放送と無縁のホテル業に
まで参入していたとは驚愕と共に激しい
怒りを覚える。

受信料を払っている国民はこのことを知らされていたので
あろうか。
平成11年度は、当期利益 547M¥の赤字で、NHKは、
1億2千2百万円を支払っている。
確かに、『NHK平成11年度業務報告書 -資料46』には
記載されている。しかし、それで国民への説明責任を
果たしたとは言えない。


国会議事録にあるように、NHK(子会社を含む)は手を
引いたようだ。
しかし、そう簡単には中国とは(中国共産党とは)手を
切れなかった。
財団法人 放送文化基金が、いろいろな名目で
助成金を払い続けている。

       (http://www.hbf.or.jp/grants/object.html
平成11年度 
【人文社会】 放送に関する人文・社会科学的な調査・研究
HDTV事業発展に向けた日中協力関係を確立するための技術交流(中国)
北京メディアセンター総経理 関野 光生
助成援助額  250(万円)


平成12年度 
【事業援助】 放送と関わりのある文化的な事業
「中国におけるハイビジョン環境番組映像祭の開催」
NHKインターナショナル   理事 北本 功
協力者 中国科学技術情報研究所  所長  梁 戦平
〃     中国国際友誼促進              会長  譚 松林
助成援助額  250(万円)


平成13年度 
【人文社会】 放送に関する人文・社会科学的な調査・研究
日・中間の放送を通しての人と文化の交流  ―中国国際
放送局(北京放送)の60年を素材にして―
中国国際放送局  日本語部専門家  吉村 澄代
共同研究者  フリー  元中国国際放送局外国人専門家
                                                             坂東 弘美
助成援助額  50(万円)


平成14年度 
【事業援助】 放送と関わりのある文化的な事業
日中シナリオシンポジウムの開催
シナリオ作家協会  会長 鈴木 尚之
中国側主体は、中国電影家協会(中国映画人協会)
助成援助額  100(万円)


平成15年度 
【事業援助】 放送と関わりのある文化的な事業
「中国におけるハイビジョン環境番組映像祭の開催」
NHKインターナショナル  理事 吉田 圭一郎
助成援助額  200(万円)



平成16年度 
【人文社会・文化】
放送と社会、視聴者に関する調査・研究、および放送と
かかわりの深い文化的な活動
第5回日韓中テレビ制作者フォーラム・IN 東京 
「家族-その今」「共同制作への模索」
日韓中テレビ制作者フォーラム実行委員会  
                                             委員長 大山 勝美
助成援助額  80(万円)


なんだかんだと、中国と関係のある事業や団体に
助成金がばらまかれている。
こんな状態で、 『受信料義務化』 なんて良く
言えたものだ。
 因みに社長だった関野光生氏は平成14(2002)年、
ジャパン・ネットワーク・グループ (大株主:NHKエンタプラ
イズ、伊藤忠、国際メディアコーポレーション)社長に就任。

中国共産党にお金を吸い上げられ、
中国共産党の指導の下に作られた
中国関係の番組が、真の中国を
語るものでは無いことは疑いの
余地が無い。

「関口知宏の中国鉄道大紀行」は、今年、1月2日放送の
NHK特集「青海チベット鉄道 世界の屋根2000キロ
をゆく」
と同じように、単なる紀行ものに過ぎないだろう。
「シリーズ 新的中国人」は、タイトルから考えると、
中国人の生活の裏を覗えるのかと思ったが、原田総局長の
発表だと、『毛沢東そっくりの旅芸人の話(芸人「毛沢東に
似た男」)や、子どもたちを都会で学ばせたいと三輪車の
ペダルをこぎ続ける父親の話(父親たちのペダル 農村受験
戦争)など4本を4夜連続で放送。』と言うことで、表面的な
生活を紹介するだけだろう。

いずれも『娯楽番組』と位置づけてみれば、それなりに楽しい
だろう。
しかしこれらは決して、
『NHKだからできる番組』では無い。

お金さえ出せば宇宙旅行さえ出来る時代だ。 
NHKが国民の受信料を使って、
中国に対し『袖の下』を送ったことにより
出来た番組に過ぎない。






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