RC-Z外断熱の住まいづくり

RC外断熱住宅が欲しい。建築が大好きな施主本人の基本設計による、雪国の平屋住宅です

RC-Zの家は寒いのか?

2008-01-30 17:38:44 | 暖房について
たまに見るBBSで、RC-Zで「とても寒い」とか、「暖房費がすごく高い」なんて話がちらほら出ます。
以前にも書きましたがRC-Zは断熱材の厚み(54mm)は、まあまあなのですが、普通に作ると思ったより熱橋が多いのです。
また、窓や玄関サッシの性能も、標準仕様はそれほど高いものではなく、オプションで高性能を選ぶようになっていました。
換気設計もまかせると20%くらい多めに見積もっていました。
なので、こだわってなければあまり断熱性能が良くない可能性が高いです。

しかし一方で断熱にこだわってRC-Zを建てた方はみなさん満足しているようです。
hakuの家も、結構こだわったつもりでありまして、今のところつつがなく過ごしております。
推定Q値は1.7W/㎡hで、最近の高断熱住宅としては飛びぬけたものではありませんけれど、それでも価格の割には省エネで暖かい家になっていると思います。




RC-ECOの家

2008-01-21 18:59:55 | その他
ロングホーム株式会社が倒産に至り、状況が読めない時期が続きましたが、とりあえずひと段落。
ネットでも情報が出ていた通り、ひとまずRCテクノ株式会社での資材供給で落ち着くようです。

hakuのお世話になったエコレックさんも、RC-Z改め「RC-ECOの家」として改名スタートするそうです。

★参考「エコレック」

ひとまずめでたし。
がんばってくださいね。

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12月の電気料金

2008-01-14 18:59:49 | 住み心地レポート
12月の電気料金の明細が届きました。

12/12~1/14の34日間(長っ!)で35,742円です。

参考までに

09/12~09/10(29日)  5967円   1日あたり  205円
10/11~11/11(32日) 19,100円   1日あたり  597円
11/12~12/11(30日) 23,747円   1日あたり  791円
12/12~01/14(32日) 35,742円   1日あたり  1117円

暖房費と給湯熱けっこうかかってるなあ!


このうち深夜電力は29,123円、うち電気温水器が水温が下がったことで夏の3倍と考えておよそ-9000円、昼間にオイルヒーターなどが+6000円、実質25000円くらいが暖房電気料でした。
これから5時間通電機器割引(5313円)がありますので暖房費用としては19000円くらいと考えてよいのでしょうか。
(夏場の割引分は考慮せず)
追記:温水器9000円は計算上行きすぎでした。6000円といったところです。
暖房に27000~28000円、割引後に22000円くらいが暖房の電気代でしょう。

夏場との比較でいくと「おいおい大丈夫か~」とも感じてしまいますが、
まあ、34日間と長かったのでよしとしますか。
今回は深夜以外にもオイルヒーターを多用しましたしね。


ちなみにサーマ・スラブの稼働時間は計算上2.9~3.0時間で、60%稼動と言った感じです。
これも65~70%稼動ぐらいですね。
うまく使いこなせれば、おそらくオイルヒーターもなしでいける勘定ではあります。



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厳寒期の住み心地(2)

2008-01-13 11:29:59 | 住み心地レポート
先日の続きです。

『テーマ』

その3 意外と多い結露

その4 押入れの一部が結露する

その5 高性能サッシ&ガラスといえど、思ったよりは窓から冷えを感じる

その6 床がどこも暖かいので、食品類の保存がずっと夏同様に気がかり

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その3 意外と多い結露

実は高性能サッシには結露しないものと勘違いしておりました。
高高住宅の売り文句に「結露しにくい」「結露知らず」「結露の心配はありません」などという文字が躍っていましたので、つい大丈夫などと思ってしまいました。以前にもご報告しましたが、条件次第で当たり前に結露します。
まあ、以前のマンション住まいのときから比べれば、不快感を感じるほどの結露ではないかもしれませんが、想像よりは結露しました。

だいたい外気温6℃くらいで結露をはじめ、マイナス4℃くらいで窓の3分の1程度が結露しています。

もっとも、hakuの家はのどを痛めないように湿度は十分とっています。
室温21度にして湿度60~65%ですから、室温が低い窓際で、割と簡単に飽和水蒸気量に達してしまいます。
ちなみに、透湿性のある壁紙を使っていますので、理論上コンクリートが数リットル程度までの湿度調節をしてくれてるはずです。加湿器をフル稼しなくても安定して60%ほどの湿度を保っていますので、多分効果はあるのでしょう。
エコカラットのおかげもあるかも。

       

その4 押入れの一部が結露する

これはショックでした。
サーマスラブを入れているため床面はほぼ均一に暖かいはずなのですが、家の一番角の押入れの隅で30cmくらい結露していました。そしてその周りにあろうことかカビが…。

あたたかければ結露しないというのは神話に過ぎないことがわかりました。

床の暖かさはあくまで遠赤外線によるものです。
遠赤外線を遮断するものがあれば、そこからは熱伝導です。じんわり、少しづつしか温度を伝えません。したがって物入れのように床の上に物が多いと、熱はより抵抗の少ないところへ先に伝わり、その上の空間は暖まりません。
また、物が多いために空気の循環はなく、かといって水蒸気は入り込むため湿度が上がるという理屈です。

家の隅は物入れを作ってしまいがちなスペースですが、結露対策上は何もないほうが好ましいことがわかりました。
現在は空気の循環が出来る程度に開け放し、除湿剤が置いてあります。

       

その5 高性能サッシ&ガラスといえど、思ったよりは窓から冷えを感じる

これは言葉どおりです。
日照を考えて南面に広く窓をとってありますが、夜から朝にかけて放熱しているのが体感できます。当たり前といえば当たり前ですが、やはりもう少し窓を小さくしておけばよかったという気がします。
どうしても日本人として開放的で通気の良い家を思ってしまい、つい大きな窓をとってしまったのですが、実際採光としてはもっと小さい窓でも十分でした。
太陽熱の取り入れは出来ますが、収支としては出て行くほうが多いようですしね。

       

その6 床がどこも暖かいので、食品類の保存がずっと夏同様に気がかり

これも言葉どおり。
冬でも食中毒の心配が出てきてしまいました。特に棚の最下段は25℃くらいでぬくぬくです。引き出しをあけるとほんわか暖かいです。湿度はありませんが物が早く傷みそうで困りものです。
そして、当然ながら我が家で一番暖かいのは床下収納です。


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厳寒期の住み心地

2008-01-11 16:03:25 | 住み心地レポート
今年は年末年始に厳しい寒波が来たものの、比較的あたたかめの様子です。
それでもさすがに朝晩マイナス4~6℃くらいと冷え込みます。

さて、家の中はと申しますと、ありがたいことに11月からこちら、1日中20~21℃をたもちつつ今を迎えております。
もっとも、オイルヒーターを1台稼動させ、気温の調節はしています。
湿度は60~65%に調湿、屋内にいる限り冬の厳しさ知らずです。

        

しかし、完璧というわけにはいかないもので、随所に「ありゃりゃ」というのはあります。

その1 サーマ・スラブの熱量を生かしきれていない

その2 サーマ・スラブをしても部屋によって気温差がある

その3 意外と多い結露

その4 押入れの一部が結露する

その5 高性能サッシ&ガラスといえど、思ったよりは窓から冷えを感じる

その6 床がどこも暖かいので、食品類の保存がずっと夏同様に気がかり


ざっと主だったものでこんなところです。
 
        

その1 サーマ・スラブの熱量を生かしきれていないというのは、以前にも書きましたが、畳やじゅうたんによる熱抵抗が結構大きく、室温に反映されないというものです。具体的には床下スラブ温度が34.5℃もあるのにかかわらず、室温が20℃という結果が示しています。
ちなみに床の表面があたたかく感じる順は、フローリング>じゅうたん>たたみ>石材です。

ここであれっと感じる方もみえるでしょう。

そう、石材が一番温度が低い点です。
hakuも最初なんで??と思いましたが、どうやらサーモスタットの温度検出が、熱放出の少ないじゅうたん下で測定されているため、サーモスタットが頻繁にはたらき、蓄熱時間が短くなり、放熱の多い石材部分が慢性的に蓄熱量不足に落ちいっているためと考えられます。

温度ムラがないと思われていたサーマスラブですが、意外にも床面素材の影響で、床下にも温度ムラがある様子です。

雪が解けたらガラリをつけるなどして改修してもらい、もう少し平均的に暖かいようにしてもらいます。


その2 サーマ・スラブをしても部屋によって気温差がある・・というのは、その1にも通じて床の素材で室温が変わるのもありますが、主に日射と生活熱による温度差が意外に大きいということです。
木材よりもずっと熱が伝わりやすいRCですが、思ったほどは部屋間の温度差を埋めてはくれません。常時生活し、日射のあるリビングと、太陽が入りにくく熱源のない寝室との温度差は常に1~2℃あります。

寝室ですからかえって少し涼しいほうが寝やすいのですけれど、うれしくても誤算は誤算です。

結露についてはまた次回。

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あけましておめでとうございます。

2008-01-02 21:06:12 | 雪国だから
アケオメ、コトヨロです。

まあ、ひどい雪でした。
この地方、年末年始はどうやら全国でもっとも降雪があったようです。
3日間でのべ2mを超え、屋外の車などはただの雪山、「なんとなくこの辺に車があったかな?」という感じになっています。
一降り止んで、こんな感じです。
屋根から落ちた雪は一度は除雪したんですけどね…。



でもカーポートは、囲われたシャッターつきの車庫にしなくて大正解。
雪が降り込みそうなところには防雪シートを取り付けます。
重機での除雪がしやすく、陽が入るので明るく凍結もすぐ融けてくれそうです。
大雪でもカーポートが通路代わりになるので、急いで除雪しなくても郵便屋さんの年賀状に遅れはありませんでした。


それにしても、やっぱり雪は屋根に載せておくに限るかな…。
万が一ではありますが、急に雪崩のように落ちてくるととても危険ですし、RCの防音が効いた家であっても、雪が屋根を滑り落ちるときの音はしのぎきることが出来ません。「ググッ、ゴーーー!」という轟音がします。
そして音がついつい不安を掻き立てます。



年によって雪下ろしが必要な時があると思いますが、
来冬までには雪止めをつけることにしました。