怠惰なひな菊

漫画家・萩原玲二(はぎわられいじ)の怠惰なブログ(2006~2019)

日本の重戦車

2016-02-24 19:50:21 | ミリタリー
日本の重戦車 150トン戦車に至る巨龍たちの足跡 (メディアパルムック)

「月刊アーマーモデリング」(大日本絵画)に連載された北川誠司氏の連載を再構成。
旧日本陸軍幻の重戦車「オイ車」完全解剖!
カラーグラビアや実車図面等で詳解します。

メディア・パル


旧帝国陸軍の重戦車の、現時点での決定的資料集成でなかろうか。

ことに、オイ車(100トン戦車)に関しては、ファインモールド鈴木社長が入手された資料をほぼ網羅しているのでは。
図面の保存の良さには驚く。

開発日誌はそのまま、「プロジェクトX」というか「その時歴史が動いた」である。

しかし、オイ車の「今日のその時」は、試走させてみたら、宮崎さんの「豚の虎」のポルシェティーガーのあのシーンとまったく同じ「要するに全部ダメですね」だったようだ。



↑のアニメ化(オマージュ!)↓

【ガルパン】いろんな意味でレアなポルシェティーガー - ニコニコ動画_GINZA



日本の重戦車という区分の車両は、試製1号、その改良、91式、95式、そして別枠の特殊車両オイ車―――大きいイ号(89式中戦車)の意!―――しかなく、写真も少なく、自分の好きな95式の初見の写真を本書で数枚見られたことはよかった。

ジロ車(95式改造の自走砲)の、かなり明瞭な写真!にも驚く。

オイ車の、ただ1枚現存する履板ひとつの重さが61.3kgというのも驚愕で、男2人でも相当な重さだろうし、『ガルパン』にオイ車の履板が出たら(?)、キャラクター4~5人がかりでも持ち上げられない!という演出しか選択できないのでなかろうか。

というか、好調らしい『ガルパン』に今後続編があるのかどうかまったく存ぜぬ門外漢なれど、あるなら、オイ車はぜひ出すべきだと思うのであった。

T-35と一騎打ちを?(SMK乃至T-100でも可)






СМК(SMK)






Т-100

1/72 帝国陸軍 150t 超重戦車[オイ]

日本軍 幻の超重戦車 その全貌が遂に明かされる。

帝国陸軍が秘密裏に開発した超重戦車は、陸軍側の秘匿名称を[オイ]、製造メーカーでは[ミト]と呼ばれました。
徹底した機密管理のもと設計と1両の試作車が製作され、走行試験を行いました。
その重量や台数、開発経緯などで諸説が入り交じるまさに「幻」の存在を、当社が独自に入手した実車史料を基にし、形状のみならず開発の経緯まで明らかにします。

完全新金型。
履帯はプラ製の組み立て式。
実車図面で判明した砲塔・武装なども再現。
独自入手した史料の内容を反映した実車解説が付属。
完成時 全長141mm、全幅68mm高さ56mm (概算)
パーツ点数204点。

ファインモールド



最新の画像もっと見る