HageOyaji通信

進路指導ガイダンスの一環として、高校生が≪生き切る力≫を持った自立型人間へのアドバイス、サジェッション・・・になれば

第21話≪21世紀の豊かさとは≫

2005年01月19日 | 進路助言
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、セイコー株式会社で、新成人の意識アンケート調査(注:参照)を実施してます。いくつかの質問に対する回答から、若者が「今」をどう捉え、「時」に対してどのような意識を持っているのかが判りますね。

 その中の「Q5:24時間がお金で買えるとしたら」の中味を紐解いてみましょう。
このHPでの解説では、≪女性は全体に低額の回答が多く、お金に対してシビアな一面も見られます。しかし、内容を詳細に見ると「買う必要を感じない」という女性も多く、全体に女性より男性の方が時間をほしいと望んでいる傾向がありました。時間の使い道については、男性で2位の「勉強」が女性では半分なのに対し、女性で4位の「恋人と過ごす」が男性では半分となり、優先順位の差がここでも表れたようです。男性の「勉強」には資格取得のための時間なども含まれ、将来に対する備えの意識が高いことが分かります。女性は「睡眠」「リラックス」にあてたい人が男性を大きく上回り、やや疲れているようにも思えます。 ≫

 HageOyajiは、この質問のキーワードは「金額」より「買った時間を何に使いますか」だと思いますよ。前回の調査より、1位の趣味が3.4ポイント伸び、4位の勉強も1.7ポイントと伸びております。これこそが、21世紀の「豊かさ」を求める若者が増えている証拠でしょう・・・・

 20世紀が終わり、21世紀に入ってから、「モノの時代から心の時代へ」「感情の時代から感動の時代へ」などと表現されています。即ち、21世紀は、戦わずにして勝つ時代【(⌒0⌒)/~~ ほんじゃ!】だとHageOyajiはそう思っています。即ち、「権力」や「圧力」「感情」などで人を動かすのではなく、「感動」で人を動かす時代だと思ってます。今思えば、20世紀型のビジネス【(=^_^;=) 汗?涙?】は「戦力」「権力」でしたね。「勝ち組」や「負け組」と表現される本が飛ぶように売れましたね。(今、話題の本「負け犬の遠吠え」酒井 順子著とは違いますからね)ビジネスモデルも「戦略」「戦術」「顧客攻略」・・など戦争用語でしたね。そう、21世紀は「価値組」と呼ばれる時代が到来するでしょう・・・・

 しかし、21世紀に入り、デフレが進み、購入単価が下がり、100円ショップが街中にたくさんできましたね。モノの価値が下がり、日本国民は全員「物質的には」豊かになりました。

 しかし、本当の意味では豊かになっていないことを高校生のみなさんも知っていますね。

 何か満たされず、心にぽっかりと穴が空いていることを感じているのです。それは、「豊かになるとはどういうことか?」ということを知らないからに他なりまケん。

 豊かな生き方をすることが大切だということは頭でわかっているのですが、それをどうしたら良いのかわからないのです。

 しかし、「買った時間を何に使いますか」調査で男女間で差がありますが、上位を占める内容は21世紀の豊かさを求めている証拠、いや変わってきた実感でしょう・・・・・

 豊かな生活とは、自分らしく生きること。 自分らしく生きるとは、自由になること。

 自由になるとは、ひとりひとりが自分の足でしっかり立ち、自分で稼ぐ力を身につけ、行動に責任をもち、お互いを尊重し、補い合いながら一緒に生きていくこと。

 第16話でも書きましたが、「仕事と遊び」「仕事と家庭」「仕事と自由」という、本来対立していたはずの境目がとれ、両方をエンジョイしながら、21世紀の「豊かさ」を求める若者が増えてくるだうし、必ず増えてくると、HageOyajiは予想しています。

 最後に一冊の図書を紹介しておきます。「人間を幸福にする経済―豊かさの革命」 奥田碩著、ちょっと難しいかな・・・・(注:参照)その中で、≪危機感なき日本人へ「変えないこと、変わらないことは悪である!≫と迫っています。

新成人の意識アンケート調査
[人間を幸福にする経済―豊かさの革命] 奥田碩 PHP新書

                

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トラックバックさせて頂きました (サクラ)
2005-01-19 06:29:08
Hage OyajiさんのBLOGを読んで、私も学生時代を思い出してしまい、トラックバックさせて頂きました。
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