HageOyaji通信

進路指導ガイダンスの一環として、高校生が≪生き切る力≫を持った自立型人間へのアドバイス、サジェッション・・・になれば

第10話≪今、意識を変えるチャンスだ≫

2004年12月13日 | 進路助言
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、先日、ある高校からの依頼で、2年生の進路指導ガイダンスで、「さ~ぁ、意識を変えよう」というタイトルでお話してきました。何故、このようなタイトルでお話しをしたか?何度も述べているように「生きる力」を持った自立型人財になってもらうには、高校1~2年までに目的意識、職業意識、できればキャリア意識(注:参照)などを持ち合わせた生徒になって欲しいからです。

 講演会後に生徒が書いた感想文の一部を次回に配信しましょう。

 HageOyajiは主にファシリテーターとして、企業の管理者研修を行っておりますが、きまって、その企業の社長さんが、「当社の30代社員の意識改革研修を行ってもらえませんか?」との依頼を受けます。でも、HageOyajiはご丁重にお断りします。

 何故、断るのでしょうか?

 30代の社員はバブル景気が華やかな頃に採用され、就職希望生徒一人に、企業が5~10社が押し寄せ、自由に条件が揃った企業を選んだのです。そのため、この年代の社員(全部とは言いませんが)は「オレがこの会社に来てやったのだ!」の意識が抜けません。

 しかし、何度もお願いする社長さんに、「社員本人が研修料1万円を負担し、休日の土曜日か日曜日に9:00~17:00までの研修に参加する意志のある方で、応募する社員が10人揃ったら、引き受けましょう」・・・とお話しますが、誰も応募する社員はいません。

 当たり前ですね。この30代社員は「会社のために研修を受けてやるのに、なんでオレが研修料を負担する必要があるか?ましてや、休日に・・ふざけるな・・」と思っているでしょう・・

 既に「生きる力」を持った自立型人財になることを放棄しているのです。即ち、企業が、リストラしたい人罪部類に入り、組織に寄りかかって自分を見失っている人になっているのです。

 これからの日本を背負って立つ、高校生のみなさんなら、判りますね。自己改革、自ら意識改革(注:参照)をしようとしない社員にいくら会社命令で研修を行っても無意味なのです。

 今、≪意識改革≫という言葉が企業、県、市などのホームページ上で必ず出てきます。例えば、長崎県HP≪意識改革推進運動≫に、 変えよう!変わろう!変わります!県職員!、昔のある商社の≪社是≫に、変えよう!変わろう!変わったか!・・・などと職員、社員の意識のモチベーションを揚げるのに必死です。

 今の高校生のみなさんは就職が難しい時代ですが、逆に自分自身でキャリア意識を見直せる機会を持っているのです。自分の将来設計を描ける意識は今、高校1~2年の間だけです。「オレは大学に進学してから将来設計を考える」など呑気なことを言っている生徒は必ず面接で跳ねられます。

 高校3年になった直ぐ4月に、担任から「お~~ぃ、オマエの進路が決まったか?教えてくれ」と聞かれます。そのときに、すんなりと自分の目的意識をハッキリ言える高校生になっていてください。

社員の意識改革に時間がかかる理由
キャリア意識の変化
キャリア教育に求められるもの

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コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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うちに来て話して (悩めるおんなのこ)
2004-12-21 09:51:57
HageOyajiさま

私たちの女子商業高でも話しを聞きたいな・・今、女生徒の就職先がメチャ少ないの・・トホホ

来年は三年になるので、HageOyajiさんの言う通り、残りの期間にガンバルぞ。それまでに意識改革するぞ!
その考えでは大丈夫です (HageOyaji)
2004-12-22 09:10:42
悩めるおんなのこ さん、

 コメント、ありがとう。

貴女のように、今から意識を変える準備をしている人は、必ず良い就職先が見つかりますよ。

 来年の4月には担任の先生に聞かれたら、しっかり、希望進路を言えると思います。2年の残り数ヶ月を大事に送ってくださいね。



 来年、進路先が決まったら、コメントをください。HageOyajiも期待して待っています。

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