HageOyaji通信

進路指導ガイダンスの一環として、高校生が≪生き切る力≫を持った自立型人間へのアドバイス、サジェッション・・・になれば

第56話≪日本国内のインターネット高校≫

2005年05月02日 | 進路助言
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、「インターネット高校」をご存知ですか?

 日本にいるだけでなく、世界中どこにいても、インターネットにつながる環境さえあれば入学・卒業が可能な21世紀型の高校が話題になっていますね。それが「インターネット高校」です。

 決められた時間に決められた場所で何十人もの生徒と一緒に授業を受けるのではなく、自分の好きな学習方法で勉強する事ができるのだ。例えば、インターネット高校で代表的なアットマーク国際高校によると、授業の中心となるインターネットを使った授業は、基本的には教科書や関連の教材ソフトもあり、ネット上で自ら学びリポートを提出させるなどして行うという。必須科目のほか、芸能・マスコミ、IT関連、ものづくり、心理・福祉・ボランティア、進学、国際・日本文化の6系列から興味や関心に応じて自由に選択して学べるのが特徴だ。1年目は入門編の色彩が強いが、同校では「今後、生徒の意向を反映した実践的な内容を準備していく」としている。

 自由だと言われても詰め込み式の教育に慣れ親しんだ日本の学生にとっては、はじめは難しいだろうが。自分の卒業後の将来を考えた場合、変化の早い社会に対応していくためには、自ら考え、動くことができる力を持っていなくてはならないのである。

 これからの学校生活の問題としては、学校という場所で学ぶ社会的なスキルをどう身に付けていくかにある。しかし、仲間とお互いを磨きあいながら自分を高めていくことは、バーチャルの世界では難しいのではないかという指摘もある。

 「今の君たちが出ていく社会」を考えると、仲間だけの学校の中での社会的なスキルよりも、幅広い年代層と電子ネットワークやリアルな接触の場を通してスキルを磨く事が重要なのではないだろうか。

 文部科学省によると、全国にある通信制高校は、この3年間、年約10校ずつ増え、今年度当初で公私立計152校。同省では、不登校の児童生徒数が全国で13万人いる現状などから、入学形態が多様になっている可能性を指摘している。

 日本国内のインターネット高校はどれもアメリカの高校卒業資格が取得できる仕組みになっている。日本では大検廃止の方針が正式に国会を通る事が決定し、これにより国内の高校卒業や大検取得者でなくても大学受験を志願できるようになった。各大学は学校歴ではなく学習歴や経験を個別に審査し、受験を認めていくのである。どこの学校を卒業したかではなく、何を学習してきたか、 何ができるのかが問われる時代になってきたのである。社会に出ても同じ傾向にあるのは言うまでもない。このように学歴社会が音を立てて崩れつつある現在では、インターネット高校を卒業するみなさんにも未来は非常に明るいと言えるだろう。

今の段階でのインターネット高校は、進学、就職の際の問題はない。それどころか、取り組んできた学習の内容や動機は、大学のAO入試や就職試験では大きな武器となるに違いない。

主な日本国内のインターネット高校のホームページを載せておきます。

アットマーク国際高校
 アットマーク・インターハイスクールは在宅学習「ホームスクール」や旅をしながらでも単位修得ができる「ロードスクール」を支援するインターネット上の高校である。米国ワシントン州の通信制高校と提携しているので米国高校卒業資格を取得できる。サポートティーチャーという専門のトレーニングを積んだ学習コーチがつき、「個別サポート」で学習の動機付けをしていく。また、アットマーク・インターハイスクールは場所の制約を受けないインターネット上の高校なので、海外赴任による環境の変化の中でも「ホームスクール」ではお子様の転校などに左右されないライフスタイルを送ることが出来る。
大学進学においても、大検なしで受験可能な大学が急増している。海外への進学でもワシントン州の19単位がベースになるため有利。
アメリカ発の新しい学習ライフスタイルをアットマーク・インターハイスクールは提案している。

EIKOH Web インターナショナルスクール
 当校は、インターネットで教材を提供し、個別指導でアメリカと日本の高校卒業資格を取得するためのサポート校である。文部科学省指導要領準拠に基づいた教材で中学生の学習指導も行っている。本格的なインターネットスクールとして2000年4月に開校。海外各地の日本人家庭の帰国に備えての学習準備、また、経済的理由などから留学を断念せざるを得なくなった方々に利用されている。1単位からの学習も可能。

日本福祉高等教育学校
 通信制高校サポート校、高卒資格、大検取得できる。「eラーニング」を新設し、自宅でインターネットを使って自分のペースで授業、試験をうけることが可能となった。
このため、両親の仕事の都合などにより海外で生活を送っている海外子女、また帰国子女の学習、資格習得(高等学校卒業、大検)のサポートができる。
世界中どこでも自分の好きなときに学習ができる。

NIKKEI NET:地域経済ニュース(アットマーク国際高校)10月から授業開始・石川県美川町

                

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