はーちゃんの気晴らし日記

気ままに 楽しく 書きくけこっこ!

気の長い飼い主さん

2022年02月16日 | お散歩
昨日のはなの散歩でのことです。
歩いていると、前から柴犬がやってきました。
初めて出会うワンちゃんでした。
はなは人間は大丈夫なのですが、犬となるとギャンギャンガウガウ始まります。
相性があるのでしょうが、すれ違っても大丈夫な犬もいるので、初めて会った犬に対しては警戒をしながら通り過ぎます。
昨日会った柴犬は、かなりコロコロ太っていて、おとなしそうでした。
飼い主さんは、高齢の男性でした。
私と同じような年代なのかもしれません。

はなは、すれ違いざまギャンギャン吠え始めました。
あまり相性が良くないようでした。
でもその柴犬は、むしろ好意的に、はなに接触しようとしていました。
私はトラブルになると困るので、その場ではなを抱いて、その柴犬に
「ごめんね。ごめんね。」
と言いながら、通り過ぎました。
はなを抱いたまま少し歩き、もう大丈夫だろうと思った頃、はなを地面に下ろして歩かせました。
はなが後ろを気にしているようなので、私も振り返ってみると、その柴犬はすれ違った場所で動かずにじっと私たちの方を見ていました。

それからしばらく歩いて何気なく後ろを振り返ると、柴犬はまだ同じ場所で立ったまま私たちを見ていました。
飼い主さんは、その柴犬のそばに立って、ずっと付き合っています。

次に振り返ると柴犬は、同じ場所で座り込みました。
その場所は日陰だし、じっと立ったままでは飼い主さんも寒いだろうと思いました。
でも、飼い主さんは、柴犬に付き合ってじっと同じ場所に立ったままです。
はなは、草の匂いを嗅ぎ、遊びながら歩くので、短い距離でも時間がかかります。

しばらくして振り返ると、今度は柴犬は伏せていました。
ああなったら、柴犬は私たちの姿が見えなくなるまで動かないだろうと思いました。
申し訳ないので、私は急いではなを歩かせて、曲がり角を曲がりました。
そうすれば、その柴犬も歩き始めるだろうと思いました。
曲がってしまったので、その柴犬がどうしたかはわかりません。
たぶん、私たちの姿が見えなくなれば、歩きだすだろうと思いました。

柴犬が立っていた場所から曲がり角まで、距離にして200メートル弱、時間にして15分くらいだと思います。
あの飼い主さんは、その間、ずっと動かずに柴犬に付き合っていたわけです。

私の想像ですが、その柴犬は、他の犬に出会うといつもそうなんだろうと思いました。
私ならリードを引いて、無理にでも歩かせます。
それにしても柴犬の飼い主さんは、ずいぶん気の長い人だなと思いました。


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