写真と内容は異なります。近くの野川公園の新緑です。
先日、ちょっと気が利いたお店で、日本食の料理をいただきました。
隣の席には、若いご夫婦と子どもさんが座っていました。
子どもさんが、刺身のツマを食べようとしたら、「駄目よ、飾りなのよ。下品でしょ」と食べるのを止めていました。
刺身のツマを食べるのは下品?(それを聞いて、私の箸も止まりました)
私は酒のツマミが来るまで、それをつまんでいたのです。
その若夫婦は、刺身に添えるツマなどを単なる飾りものと思っているのでしょう。
また、この添えもののツマを食べずに残す人が多くいらっしゃいますが、寿司のガリなどは生もにあたらない作用があったり、酸性のものを中和させるとか、消化を助けるとか、口の中の脂っこさを除くなど、いろいろな役割や役目があります。
つまり、お料理をより美味しくいただくための添えものであり、必需品なのです。
もちろん、季節感や盛り付けの豪華さを演出している意味では、装飾性が強いのも事実だと思います。
しかし、下品であるとか飾りだと思われている人は、料理を美味しくいただいたり、体に良いこともご存知ないのでしょう。
同じことは、洋食にも言えますね。
パセリやクレソンなどについても同様ですね。
雑学の雑学:
女房をツマ(妻)と呼ぶのは、一説では、刺身のツマと同じく目立たぬ存在で、いつも寄り添って夫を引き立てる役回りであり、なくてはならない存在がツマ(妻)だと言われています。
しかし、現代社会は状況が大きく変化しました。
ツマ(妻)に何かを言われても、オッと(夫)とかわすことも出来なくなってきております。
みなさん、この機会にツマの役割や役目を、再認識してはいかがでしょうか?
yuki