私の写真日記

私は喜寿近くになり50年勤め完全退職しました。これから健康寿命を伸ばし夫婦共々穏やかに楽しむ人生を願っています。

おばあちゃんと一緒に (田舎の田舎)

2006年03月17日 | Weblog

この写真は田舎の田舎で畑から帰るおばあちゃんと孫(女房)、そして、ひ孫(子どもたち)の一コマである。
この写真は25年くらい前のもので、気に入った一枚でもある。

何を話しているのかは判らないが、何故か長閑(のどか)さと温か味を感じる一枚だった。

女房の実家は山梨の旧竜王町であるが、更に母方の実家は旧三珠町の丘陵の中腹にある。
この場所は甲府付近から車で3~40分のところだ。
当時はブドウ畑に囲まれていたが、最近はキウイが名産と聞く。

田舎の無かった私は、この場所に行くのが好きだった。
おじいちゃん、おばあちゃんも孫(女房)ひ孫(子どもたち)が来るのを楽しみしていたらしく、ひ孫には坂下の店から買って来たのだろう、いつも沢山の駄菓子が用意してあった。
また、私には何故か決まって、冷蔵庫から冷やしたオロナミンCを出してくれる。
(田舎の人はこのドリンクが好きみたいだ)

おばあちゃんの料理は、品数すら豊富ではないが、愛情と手間ひまをかけて作るものは何でも美味しかった。特にダシが良く出ている地元野菜での煮物は格別の味がした。
更に、しわくちゃの手でさし出す漬物も、来る時間を見計らいながら漬け込んでいるので、まさに贅沢な味わいに尽きる。

女房はお勝手で、煮物の作り方を教わっているのだろう。
時々、入り交じる方言と二人の笑い声が聞こえる・・・。

そんなおじいちゃんや、おばあちゃんは、だいぶ前からいない。

私ごとではあるが、昨日結婚33年となり、いつものように双方の親に電報を送った。
結婚以来、毎年続けているお礼の電報だ。(以前、ブログでも紹介
「おかげさまで結婚33年となりました。母さま、いつまでもお元気で」と、いつも決まった文面で短い電報だ。
送り先は双方とも母親一人の名前になってしまった・・・。


コメント (5)
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