行徳平兵衛の徒然

とりあえずは奥の細道の自転車放浪記

平兵衛の「奥の細道」-31 高岡~金沢

2008年05月16日 | 奥の細道
2008年4月26日(土)晴
宿を7:00に出発。高岡北口駅前のR40を西に進み、羽広町東交差点を左折しR24を南西に進む。西高岡駅近辺の北国街道は、宿場の面影を色濃く残している。
宝来町交差点からR266の旧道を道なりに進む。大野辺りには「旧北陸道(ほくろくどう)往還の松跡」に次世代が植え継がれている。福岡駅近くの旧道沿いには、旅籠かと思われる大きな旧家が何軒も並んでいる。それ等が融雪水で赤茶けた街道に妙に馴染んでいる。岡南交差点でR8を横切り西芹川で再度R42に合流する。
石動の町を過ぎ左折し、石坂を過ぎ松永バス停手前を案内板に従い右折、あとは道なりに自転車を引きずりながら倶梨伽羅峠に向う。当日は八重桜祭りが行われ無料の茶菓子接待があり、また峠では綱引き大会も催されるとの事で、NHKのキャラクターも入り大賑わいだった。静かに古戦場を巡ることも出来ず、早々峠の降りに入り、アッと言う間にR8に到着した。八重桜は実に見事に咲いていたが、紅色が圧倒的に多く白は殆ど無い。平家の軍勢が多かったからか?勝利した源氏の白色をもう少し増やした方がバランスがとれると思うが?
東荒屋では九州南端から北海道北端までぶっ通しで歩くと言う人に会う。エールを交換し健闘を祈る。
津幡駅辺りから旧街道R215に入る。北森本辺りでは昔日を偲ぶ往還の松が数本残っていた。森本でR159に合流し、並進する旧北国街道を見つけては寄り道しながら山の上まで快適に進む。浅野川を浅野川大橋で渡り、左岸下流の高台に泉鏡花生誕の地があり、その筋向いに北枝宅跡という案内板がある。
その後、兼六園下の交差点に達した頃には、西の空に黒雲が湧き上がり、稲妻と雷鳴が轟き激しい降雨となった。暫し雨宿りしたがやむ気配が無く、雨具に着替え金沢駅近くの宿に向った。残念ながら宿に着いた頃には青空が覗き始め、荷物を宿に置き再度兼六園に向った。雨後のしっとりとした園内の雰囲気はまた格別の趣がある。山崎山(写真)の登り口にある芭蕉句碑「あかあかと 日はつれなくも 秋の風」を訪ね、金沢城公園を一巡し宿に向う。
今日の走行距離55km


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