宮城開催の実業団女子駅伝に思う

１８日開催された全日本実業団女子駅伝。
これまでの岐阜開催から場所を移し今年から宮城県での開催となった今大会。
私はレースをＴＶで観戦していましたが３月の大震災から僅か９ヶ月という短期間にこの様な大会を
運営するに至った地元及び、主催関係者の努力には驚きと感動です。
ＴＶを観ていて沿道やスタート・ゴール地点ではこれまで以上に沢山の人が大きな声援を送っていた
ように感じました。
おそらくこの日多くのトップランナーの走り、レースを間近で観た地元の人達、それも特に子供や学生の
子達には非常に思い出深い一日になった事でしょう。
当然のことではありますが、震災後大人達はまずは普段の生活を取り戻す事が最優先。それも今回に
限っては復興にかかる時間が長期に渡る中で、次世代の子供達に将来の夢や希望を与える様な事を
なかなかして上げられないのではと感じていました。
一時被災地では祭りやイベントが中止や延期になったり、スポーツなどの大きなイベントを開催する
のは如何なものかといった話が出ていた時期もありましたが、それが陸上だけでなく他のスポーツ
イベント等も含め徐々に開催されるようになり、観ている我々もまた勇気づけられる思いです。
そして今年ＳＴＣＩで一緒に仕事をさせて頂いたチームや選手がこのレースを全力で走っているのを
観て大変嬉しく思いました。
本当の復興にはまだまだ時間もかかると思いますが、その中でスポーツが果たす役割の重要性を再認識
した今大会でもありました。

ＳＴＣＩ上野代表のブログにも関連記事。

大会の公式ホームページに全結果等。