何かいいことないかな♪

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すっかりごぶさたしちゃいました。

2012-10-20 00:00:56 | 疾患
気が付けば、もう10月も下旬となってしまいました。

私は、と言えば相変わらず元気・・・と言いたいけど、血圧があがってしまい、内服開始となってしまいました。

アムロジンという薬を朝1錠飲んでいます。


でも、この血圧が高いことで思いがけない疾患が見つかってしまいました。

これが、今回のブログ再開のきっかけです。




《これまでの経過》

4月から当院に赴任されたKDr。私には何の関わりもないと思っていたら、8月の上旬にいつも受診している呼吸器内科のODrから内線TELがあったと言われました。夜勤前だった私は不思議に思ってODrにTEL.「KDrの外来に受診してほしい。」って。なんのこっちゃ?

電子カルテなので、自分のカルテを見るとある病気を疑っての診察要請でした。その週のうちに受診し、説明を受け、検査を受けました。
(このDR,内分泌疾患の専門医で特にこの疾患に命を懸けているといっても過言でないくらいの熱弁でした。職員検診から、ピックアップしていったらしい。)

採血でアルドステロン・レニン比の高値あり、別の日に「立位フロセミド負荷試験」と「カプトプリル負荷試験」を行う。

後日、結果説明にて負荷試験いずれも陽性と言われる。確定診断「原発性アルドステロン症」
今後は大学病院にて副腎静脈サンプリング予定。

11月上旬に大学病院受診し、腹部造影CTなどの検査予定。


《原発性アルドステロン症について》
副腎に腫瘍ができたり、副腎全体が大きくなる事(過形成)によって、アルドステロンというホルモンが副腎から過剰に分泌される病気です。アルドステロンが過剰となった結果、高血圧を引き起こす。
通常の高血圧(本態性高血圧)とは治療法が異なり、ホルモンバランスを正常にすることで血圧の改善が期待できる。

本態性高血圧より合併症のリスクが高い。

《治療法》
アルデステロンが過剰に分泌している副腎を手術で摘出する。
ただし、手術を受けられるのは片側性病変だけです。

手術を受けるためには左右どちらの副腎に原因があるか特定する検査(副腎静脈サンプリング)必要がある。


今後は、この疾患についての体験談を語っていきたいと思います。

KDr がおっしゃっておいででしたが、この疾患はまだよく知られてないそうです。
血圧が高く、薬を飲んでもなかなか下がらず、不幸にも脳血管疾患で片麻痺になったり、寝たきりや亡くなってしまう方がいますが、倒れた時に検査でこの疾患を見つけたとしても、もう遅いのです。

私も、この疾患を知った時、PCで検索をしてみました。体験談も知りたくって調べましたが、本当に少なかったです。

血圧が高く、薬を内服されている方。なかなか下がらず、内服量が増えていませんか?

ぜひ、この疾患の診断をしてもらって下さい。