昨日は夜勤明け(0:30~9:00)で、今日は夜勤入りで、(16:30~1:00)仕事です。
そういう仕事の合間、若い頃には遊びに行ったりしたけど今じゃ無理!
ひたすら、体を休めてる。
それにしても昨日は不穏患者さんがいて嫌になった。
80歳代の脳梗塞の爺さん、寝ない!
田んぼが気になるそうな。1年でいちばん大事な時期。今、田んぼをいいのにしないとお金が手に入らない。家族が大変なことになると、ずっと叫んでいる。
ずっと叫んでて6:00から寝た!
こんな患者にまともに対応してもダメ。
眠剤を就寝時間に飲んでるけど全然効かない。沢山薬を飲ませるのもこの年齢だと危険だしね。
ひたすら危険のないように、ベッドから落ちないように監視してたけど疲れた。
こういう患者を家族は面倒見れるのか。無理なら早く次のところを捜さないと…。ここは3ヶ月しか居れないんですよ。家族の苦渋の決断の時です。家に連れてきたいのは山々だろうけどね、車椅子の半身麻痺の世話も大変だ。
他にも沢山寝れない患者さんが居る。ナースコールの「エリーゼのために」が夜中の病棟に響きます。
私の受け持ちの60歳代の主婦。舅と夫、そしてバツ1の息子と孫たちの面倒を見ていたのに脳梗塞で倒れた。それも今回で4回目。今まではいずれも杖を突いて歩けるようになって帰ったけど、今回はむずかしい。
少し前までは、意識も落ちてると思ってたけどー朝、いつものように食事介助してたら「今度はきついよね。」と言って涙ぐむ。「泣き目そになってしまった。」と笑う。全然まともな神経でこの体はきついよね。
元々の左麻痺の体に今度は右の失調。動くんだけど自分の思いどうりに動かない。曲げて欲しいのに伸びてしまう足や手。自分の体の位置が判らないため体を動かされると恐怖心から緊張してしまい、体が硬くなってしまう。その緊張を会話しながら解きほぐすんだけど、惜しいかな難聴がある。だからついつい大声を出すことになり、それがまた緊張を増長してしまう。
その難聴のせいで意識レベルが落ちてるのかと思ってたら、全然普通だった
辛すぎるよね。夜は眠剤のお陰でぐっすり眠れてるのが救いなのかな。
突然の発症に対して鬱になる人が多い。
それも今まで高い地位にいた人こそなりやすい。
歩くことにばっかりあせってしまうけど、麻痺側の空間無視があり麻痺側の世界がぽっかりなくなってしまう症状がある。
車椅子に乗ってても麻痺側のブレーキをしない。そこを注意されると落ち込む。
おトイレに行ってもズボンの上げ下ろしもできない。拭くこともできない。漏らそうもんなら、自分の人生にあってはいけない、いちばん恥ずかしいこと。それで落ち込む。
私たち看護師はそういった感情をみんな受け止めてるつもりです。
でも・・・でも・・・、なんとかなるんですよ。あせらないでください。ナースコールを連打しなくても大丈夫ですよ。
今晩もまた、眠れない患者さんのナースコールの「エリーゼのために」が鳴り響くんだろうな。ふ~。
れん、お前はいいよな。何せ、寝子だもんね。
オイオイ、れんちゃん、寝すぎじゃないの♪
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