木工は木を切ってなんぼ、というものなのでとにかくノコギリを
真っ直ぐ引けなくては話にならない。
真っ直ぐだけではなく、部材に対して水平垂直方向に直角であること。
これが常に要求される。
腕だけでそれができるのはプロ中のプロ。
最近では、プロでもスライド丸鋸という電動工具を使う。
このスライド丸鋸を使えば90度は勿論45度でも何度でも
自在に角度切りもできる。
だから額縁を作る時にまことに都合がよい。
しかし、この電動工具はお安くない。
で、素人が使うのはノコ引き定規というもの↓
これが、なかなかのすぐれもの。
側面に丸い磁石が控えめにセットされていて、ノコの刃がピタッと
くっつくようになっている。これに合わせてひたすらノコを引くと
あ~ら不思議、真っ直ぐに切れている、てな具合。(^^;
勿論、水平方向なら角度も自在に変えられる。
ホームセンターでこれを見つけた時は半信半疑だったけど、
使ってみると、凄くいい!(^^;
なんちゃって木工三種の神器の一つである。(笑)
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ちょっと、練習することと、ちゃんとしたところでノコをひくように
することで、「まっすぐ」に切ることはできるようになるのですが、
切断面をちゃんとした平面にすることは、大変にムツカシイ。
わずか、一辺3cm の角材なのに、三つの角と、残る一つの角が、
1mm 近く楽さができたりすると、今、世の中で、イチバン
不幸なのは自分ではないかと思えるほど。最初のキャンピングカーの
自作が終わる頃には、我ながら、ノコの腕前だけは、上達したな
と思えたものですが、最近、ちょっとしたものでも、電動ジグソーで
切るという安直さを身につけてしまったので、イチバン不幸を
感じる場面も増えてきてます。
楽さ → 落差
切断する部分をスコヤを当てて直角に線引き。
その線を延長する形で次の面にまたスコヤをあてて線を引く。
これを4面やって最後の線が元の線と一致する、はず。が、あれ?おかしいぞ、合わない。線がずれたかな?
なんて思っていると実は、角材そのものが直角ではなかったって事があります。
これを修正するのは電動の手押しカンナ盤が必要。
短い材なら手カンナでなんとか修正できますが、、。
材料の精度、次に墨つけの精度、そして加工の精度。
最後に組み立ての精度。
この全部がそろわないときっちりとした作品にはならない。
木工の難しさであり面白さであります。(^^;