大難小難

50名にも及ぶ貸し農園のメンバー全員を知るのは難しい。

その中で時々言葉を交わすご老人がおられる。
名前も知らないが80才を越えていると言うことだけは聞いている。

ヘルメットを被って颯爽と単車で帰られるその姿からは
とても年齢を想像出来ないが。

その人がここしばらく畑に姿を見せなくなっていた。
どうやら、交通事故で入院されていたらしい。

先日、久し振りに畑に顔を出された。

「大変でしたね」と言うと
交差点で自転車の女子生徒とぶつかって倒れたとのこと。

自分は右肩骨折で三週間入院したが、幸い相手の女子生徒は極軽傷で済んだのがよかったと申される。

こちらは、あの畑の几帳面な作り方から性格が想像出来るので
多分、非は相手側にあるのだろうと勝手に想像していた。

が、少しも相手に対する非難がましい言葉は出なかった。

家族から単車を止められたので、今はバスで畑通いらしい。
不便には違いなかろうが、この方が安全だからと笑っておられた。

その礼儀正しさと几帳面さ、相手を責めない男気は見習いたい。

昭和一桁世代、これからも頑張って頂きたい。(^^;

 

　　　　さて、本日の一枚。赤は目立つねぇ。(^^;

　　　　　　　　

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