これの前の記事には、いろいろな方からコメントを頂いてとても嬉しかったです
コメント欄を掲示板のように使っていただけるのも嬉しいです。
私も含め、多くの同志で情報交換したり元気づけ合ったり。
これは、ネットの良さではないでしょうか。
コメント欄で直接交流がなくても、ここにアクセスして記事を読んで下さる方も多くて嬉しい
誤ったことや、ひとりよがりなことも書いてしまっているかもしれませんが、
これからも色々と考える材料を、ここで仲間と共有できるといいな、と思っています。
さて、菜食を心掛けながらも、最近外食などでは
ちょびっとチキンやお魚を口にすることがある。
そのたびに思い出すのは、この本。
その中のp.47“がんになったら肉を食え”の節に以下のようなことが書いてある。
(以下、引用)
「がんの食事療法で肉を控えなさいと指導する背景には、
がんは多くのタンパク質を含んで大きくなることが挙げられます。
ところがこれは全くの間違いなのです。」
― (中略)―
「がんが取り込むタンパク質は全て血液中に含まれているタンパク質です。
血液中のタンパク質は―(中略)―厳重な調節機構で濃度を常に一定に保っています。」
つまり、がんが血中のタンパク質をどんどん取り込むと、
どんなに肉・魚を控えても、人体は生命を維持するために
血中のタンパク質濃度を保とうと、自分の筋肉を犠牲にしてタンパク質を供給する。
だから、
「がんのタンパク質利用量は人の食事からのタンパク質摂取量とは全く関係がない」
というのだ。
私はこれを読んだとき、へえぇぇぇ~そうなんだ~
とは思ったけど、でもだからといって「わぁ~、肉が食える」とは思わなかった。
それ以上に、真柄先生の『がんを治すのに薬はいらない』に書いてある内容が
私にはインパクトがあったから。
インパクトがあったのは、
「ヒトが進化の過程で経験したことが遺伝子に書き込まれている。」
「進化の過程で経験していないことをすると、危険なことが起こる可能性がある」
この「進化の過程で経験していないこと」とは、
本来草食動物である人間が肉を食べることを指している。
具体的には、
人肉食の風習があるニューギニア先住民フォア族にだけみられたクール―病、
そして草食動物である牛が肉骨粉を混ぜた餌を与えられ発症した狂牛病。
どちらも“プリオン”と呼ばれる悪性のタンパク質が原因だった。
さらに、キャンベル博士のフィリピンでの調査研究について書いてあり、
これは、裕福な家庭の子供ほど肝臓がんを発症している調査結果から、
キャンベル博士がネズミで実験したところ、
高タンパクの食事ががんの発生を増大させていることがデータとして示された、
ということである。
高タンパク食事とがんの関係を実証した内容が書いてあるので、
興味のある方は、ぜひ読んでみてほしい。
さて、明日は大腸がん術後1年半の造影CTと血液検査がある。
転移・再発に怯える瞬間であるが、
菜食(たとえ“なんちゃって”が付いても)の私としては、
血液検査でわかる栄養状態も気になるところである。
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