ガリバー通信

「自然・いのち・元気」をモットーに「ガリバー」が綴る、出逢い・自然・子ども・音楽・旅・料理・野球・政治・京田辺など。

鬱金って何?

2008年11月29日 | 感じたこと
最近、何やら「ウコン」がブームらしい。

 国語辞典で「うこん」を引いたら、何と「鬱金」と漢字では書くらしく、鬱なる金だそうである。

 この「鬱金」は、①熱帯原産の多年生の植物で、根から黄色の染料をとる。②うこんの根で染めた「こい黄色」または、そのような鮮やかな黄色。とある。

 しかし、最近はどこかの食品メーカーが売り出した「ウコンの力」なんてぇドリンク剤が、コンビ二やドラッグストアで売られていて、なぜか人気だそうである。

 私も、誰かの結婚披露パーティーに参加する際に、若者がこの「ウコンの力」を前もって買ってきて、飲酒前に飲むという話を聞いて目撃したことがあった。

 しかし、私自身は酒やアルコールの入った飲み物をあんまりいただかないので、一度もこの「ウコンの力」なるものを飲んだことがないし、一本二百円程度のドリンク剤が、そんなに酔いや二日酔いに効くなんて思わないし、どうしても必要なら生のウコンから効き目を試したらと思っていた。

 先日、近くの知人が家庭菜園とでも言うべきご自分の畑から自転車で帰宅される途中で出くわせたら、自転車の荷台に白い瘤の様な塊がたくさんついた葱の親玉のような植物を持っておられたので、質問すると「ウコン」だとのことで、大きな一株を下さったのである。

 「ウコン」は、アジア原産のショウガ科の多年草なので、国内では沖縄が最大の栽培地だと聞いていたので、関西のこんな地域で「ウコン」を栽培されているとは知らなかったのであった。

 私は、「土生姜」は大好きで、薬味としてだけでなく、生姜汁を汁物に入れたり、味付けに使ったりもできるので、「厚揚げ」などを焼いて、醤油をかけて食べる際も「生姜」は欠かせない薬味なのである。

 その「生姜」の親戚とでもいうべき「ウコン」を生でいただいたので、少し調べて、スライスしたものを四五日天日干しにしてから、粉末ウコンにして保存して、いろんな食材の隠し味やカレーの味付けにも加えてみようと思っている。

 ウコンには、春ウコン、秋ウコン、紫ウコンと三種あるらしいが、夏に白い花を咲かせて、秋に収穫できる「秋ウコン」が一番、黄色の色素でもある「クルクミン」の含有量が多くて、肝臓の解毒作用や胆汁の分泌促進作用が高く、さらに抗酸化作用や抗ガン作用もあるといわれているらしい。

 秋ウコンは、中身が濃いオレンジ色で、苦味も少なくカレー児たくあんなどの着色料としても食用に適しているし、衣服の染料などにも利用できるらしい。

 結局、「ウコンの力」を市販のドリンク剤で試すのではなく、肝臓機能促進、動脈硬化の改善、コレステローの減少、食物繊維による便秘の解消、活性酸素の除去、ガンの発生、促進の抑制、健胃作用、ミネラル補給などの効能を少しだけ期待して、お茶やコーヒー、紅茶にも入れて試してみようと思うのである。

 他にも多用途として、チャーハン、ケーキ、クッキー、パン、スープ、ご飯と一緒に炊くなど利用範囲も広がりそうである。
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする