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緊急救援募金「ミヒルバングリさんを救う会」

生きるために骨髄移植が必要です。
私たちは、白血病と闘う若手日本研究者、ミヒルバングリさんを応援しています。

募金口座 & 「ミヒルバングリさんを救う会」事務局紹介

2008-12-03 20:41:04 | 事務局(趣旨・規約・募金口座)
募金口座
【口座名義】
ミヒルバングリさんを救う会
(ミヒルバングリサンヲスクウカイ)

三菱東京UFJ銀行
春日町(かすがちょう)支店
口座番号(普通)0041056



事務局
〒185-0021 東京都国分寺市南町3-2-22-406(移転しました)
E-mail mihrbangul@gmail.com

ホームページ
http://blog.goo.ne.jp/gulichan/

ご挨拶
 「ミヒルバングリさんを救う会」Blogをご覧いただき、ありがとうございます。
 将来を嘱望される中国新疆の有能な若手日本研究者で、私たちの大切な友が白血病を発症してから、ちょうど3ヶ月が経過しました。適切な治療を施さないと3か月を待たず落命するといわれる恐ろしい病気です。複数の病院で症状の原因が分からず、診断時には病勢が進行していたミヒルバングリさんに残された道は、骨髄移植しかありません。幸い6人の姉弟から骨髄提供者が見つかる可能性は高いといえます。しかし、移植手術には500~800万円相当の費用を前払いせねばならず、貧しい農村出身の彼女にとって状況は絶望的でした。
 そこで私たちは、彼女の生還と一層の学術文化的貢献への希望をつなぐため「救う会」を立ち上げ、緊急募金を開始しました。一刻も早く手術が受けられるよう、どうぞお力をお貸し下さい!

組織
代 表 稲益 智子 順天堂大学医学研究科
副代表 デリシャット アブラ 理化学研究所

規約
第1条(名称)
 本会の名称は「ミヒルバングリさんを救う会」と称する。
第2条(事務所)
 本会の事務所を東京都国分寺市南町3-2-22-406号室に置く。
第3条(目的)
 本会は、白血病治療のため中国新疆ウイグル自治区で骨髄移植手術を希望するミヒルバングリ・リヤットさんのために、有志による経済的支援活動を行うことを目的とする。
第4条(活動)
 本会は、第3条の目的を達するため、次の活動を行う。
  1.募金活動
  2.送金
  3.患者との連絡
  4.支援者を拡大するための広報活動
  5.支援者への報告
第5条(会員)
 本会の目的に賛同する国内外のボランティアによって構成される。
第6条(入会)
 本規約と活動内容に賛同する旨を、必要事項(本人確認と連絡先)とともに事務局へ提出する。
第7条(退会)
 書面により事務局に提出する。
第8条(除名)
 本会の名誉を傷つけ著しく不都合な行いをした会員を、役員総数2/3以上の議決をもって除名することができる。
第9条(役員)
 本会には、以下の役員を置く。
東京事務局代表  稲益 智子
東京事務局副代表 デリシャット・アブラ
東京事務局役員  張 京姫
            張叙ミ叙ミ
            安藤 優  
中国事務局代表  アイヌール
中国事務局役員  倪 秀梅
第10条(役員会)
 第9条に規定する役員をもって役員会を構成する。役員会は、会の活動が円滑に行われるよう努めるものとする。代表は必要に応じてこれを招集する。
第11条(総会)
 役員会の承認を得て、代表は、第5条に規定する会員を招集し総会を開催できる。
第12条(支部)
 本会は、必要に応じて支部を置くことができる。支部の設置には、役員会の承認を必要とする。
第13条(個人情報)
 会員は、活動の中で知り得た個人の情報を漏らしてはならない。また、役員会はそれを厳正に管理し、解散時には適切な方法をもって処分しなければならない。
第14条(会計)
 ミヒルバングリさんの白血病治療のために必要とされた総経費は、会の解散時に全ての監査を行い、適切な手段をもって社会に対し開示・公表するものとする。
第15条(余剰金の使途)
 余剰金が生じた場合、3年間はそれを凍結し、不測の事態が生じた場合の備えとする。3年が経過したのち、医師の診断により凍結期間をさらに延長できるものとする。凍結期間終了後(会の解散時)には役員会で協議を行い、他の骨髄移植治療を必要とする患者さんのための資金として全額提供する。
第16条(骨髄移植が不可能となった場合の資金の使途)
 何らかの事由でミヒルバングリさんの骨髄移植手術が不可能になった場合は、役員会で協議を行い、他の骨髄移植治療を必要とする患者さんのための資金として全額提供する。
第17条(解散)
 本会は目的を達成した場合、もしくはミヒルバングリさんが支援を必要としなくなった場合に解散する。

平成20年12月1日発効

ミヒルバングリさんのための募金のお願い

2008-12-03 20:01:20 | 事務局(趣旨・規約・募金口座)
 国には55の少数民族がいますが、ミヒルバングリさんはウイグル民族の女性で、
中国の西北、中央アジアに近い新疆ウイグル自治区の出身です。彼女は1977年に
同自治区阿克蘇(アクス)市の拝城(バイ)県で生まれました。

                 故郷にて(1999年夏)

 北京民族学院を経て、東北師範大学の日本語学部に入学した彼女は、三年時に日本語
能力試験の一級に合格するほど優秀な学生で、卒業後は、新疆蒙古師範学校で日本語
を教えていました。ウイグル語-日本語の辞書を改編し、日本語の教科書を作りた
い、日本との架け橋になって故郷に貢献したいという夢を持ち、日本への留学を実現
するため一念発起し、遼寧省撫順市での一年間の研修を経て、去る2008年9月より東
北師範大学の研究科に入学しました。

中国長春市の東北師範大学で勉強していたた時の姿

 白血病を発病したのはその直後です。体調を崩し、複数の病院にかかりますが、病名
がわかったのは三週間もあとのことでした。ほとんど通学することもかなわず、9月
末より長春市の吉林大学第二医院に入院しています。ミヒルバングリさんのお父様は
既に退職しておられ、現在は冬には零下30度にもなる慣れない土地で、彼女に付き
添っています。

長春市の吉林大学第二医院に入院中(2008年11月)

 バイにある彼女の故郷は、自然の美しい、とてものどかな村です。ここからいつも彼
女は何十時間、あるいは何日もかけて、ウルムチ、北京、長春、遼寧とどこへでも出
かけて行って日本語の勉強を続けてきました。確固たる信念と希望を持ち、常にその
夢のために努力を怠らない、とても芯の強い女性です。来年には長年の念願がかな
い、日本に留学することになっていました。

 中国でも白血病の治療には大変お金がかかります。もともと決して裕福とは言えない
家庭の出身で、日本語教師として働いていたときの月給でさえ数千円にすぎず、ほし
いものも買うのを控え、学業に専念しようとしていた矢先に、日本円にして最低でも
500万円の医療費が、生きるために必要と知った彼女は、どれほど落胆したことで
しょう。現在、彼女の大学時代のクラスメイトや、東北師範大学同窓の日本人、蒙古
師範学校時代の日本人の同僚を中心に、連絡のつく人たちの間で支援の輪を広げよう
と奮闘していますが、やはり圧倒的に数が少なく、自分の生活をギリギリまで切り詰
めて送金をする友人たちも限界を感じ、心を痛めています。

 10月には本人にも告知がなされ、現在彼女は前向きに治療を受けています。すでに
2ヶ月の闘病で頭髪を全て失ってしまいましたが、辛い抗がん剤投与の副作用と懸命
に闘っています。彼女を応援する人がたくさんいることを知って、希望を持ち続けて
ほしいというのが、私たちの願いです。皆様のご協力を心よりお願い申し上げます。

             東北師範大学の仲間たちと