歌の花園

なつかしい青春時代の歌、想い出の歌の花園へようこそ

青春―松山千春

2021-05-30 11:20:19 | 松山千春
   
      1978年4月25日発売
   作詞:松山千春 作曲:松山千春



『青春』は4枚目のシングルで、初めてオリコンチャート1位に輝いた『季節の中で』の4カ月前
の作品である。
私は『季節の中で』が発売される以前に、すでに松山氏の曲にめぐり会っている。
やはりラジオを聴く習慣があったことが大きく影響していたのだろう。
それゆえ特にデビュー曲の『旅立ち』や『かざぐるま』、『銀の雨』、『青春』などごく初期の
曲たちに愛着がある。
むろん『季節の中で』以降の作品も好きだが、結婚、出産などの人生の転機により音楽から遠ざ
かり『長い夜』以降の作品はほとんど知らない。
しかしながら現代はネットで自由に動画を観ることが出来る世の中になり、なんと幸せなことか。
ネットはデメリットもあるが、人生にいろどりを与えてくれる。    
青春時代の歌を聴きながら想い出に浸っている時は、何物にも代え難い至福のひとときである。
  
 
   ♪ 人は皆だれでも愛を信じて ささやかな人生を歩きつづける

銀の雨ー松山千春

2021-05-22 09:10:15 | 松山千春

      1977年6月25日発売
   作詞:松山千春  作曲:松山千春


『銀の雨』は、2枚目のシングル『かざぐるま』のB 面曲である。
デビュー曲の『旅立ち』、『かざぐるま』そしてこの『銀の雨』も女性が主人公の歌である。
これらの曲の女性たちは、相手を思うがゆえに自ら去っていくような古風な人達だ。
実際このような女性が果たしているのだろうかと思いながら、当時は聴いていたのである。
先日松山氏の動画をいくつか見ていく中で、興味深い発言をしているのを見つけた。
《男は男らしい事をしながら男になっていく、女は女らしい事をしながら女になっていく、
人間は人間らしいことをしながら人間になっていく》。
まさに名言である。
 
  ♪貴方の夢がかなう様に 祈る心に銀の雨が降る


夜明けー松山千春

2021-05-15 19:09:27 | 松山千春

       1979年8月21日発売
    作詞:松山千春  作曲:松山千春


NHKの朝ドラに対しその昔夜ドラが存在していたのだが、どれぐらいの人が知っているだろ
うか。
そのドラマは1969年4月から20年にわたり放送された銀河テレビ小説と言って、毎週月曜日
から金曜日の夜10時ー10時30分に放送されていたのである。
松山千春の『夜明け』は、1979年8月に放送された「家族日記」と次の「海をわたって」の
2作の主題歌だったのだ。
私は観ていなかったので気になって調べてみると、NHKアーカイブスというサイトに詳細に
掲載されていた。
このサイトは過去のドラマなどが掲載されており、実際に映像を観ることが出来たり非常に
興味深い。
また1960年代初期の映像などNHKにない場合も多々あるらしく、録画テープなどの情報提供
を求めている。
この2つのドラマもNHKにはなかったらしく、当出演者の録画テープの提供により詳細を知る
ことが出来たのである。
ところでこの『夜明け』は、ドラマのために書き下ろしたのか定かではないが、悲愴感漂う
中に、光が差し込んでくるような歌詞になっている。
明けない夜はない。
まさに『夜明け』である。

 
  ♪どれ程目をこらしたなら明日が見えるのだろ   僕にもわからないけど信じていたい

          
  
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