おみつ便り

ガーデニング.手芸.料理.日常感じたことなど

少年時代

2017-07-10 06:17:39 | 日々の思い
夕方いつもの林の散歩道を歩いていた。

下方の叢から小学校高学年位の少年3人が駆け登ってきた。先頭の男の子は1m以上あるフェンスをひょいと飛び越えて道に出て来た。続く少年はフェンスに登りそこから下に飛び降りた。三人目の子はどうにかフェンスに登り、そして下に飛び降り道に出て来た。どうやら先頭の子が一番年長者らしい。続く二人はほぼ同じ年格好に見える。
「クワガタを見ませんでしたか。探しているんです」。
「半ズボンで叢に入ると蛇に噛まれるよ。」と言うと 
「虫よけスプレー持っているから大丈夫」
とスプレーを足に吹き付けていた。
そんなもので蛇よけができれば苦労はない。やはり都会っこ。
そう言えば息子達が子供の頃、年長者の子供がすることを懸命に真似てくっついて走りまわっていたことを思い出した。

こうして仲間のルールを学び成長して行くのだろう。

最近は塾通いの子は見かけるが、野原を走り回っている子供をみかけたことがない。

少年達と別れて歩き続けて、20分ほどして芝生の広場に出た。
この広場はボール遊びが禁止されていない。

そこでは少年4人がサッカーをしていた。大きい少年達がボールを思いっきり高く蹴り、年少の男の子達がボール拾いをしていた。
やがて疲れたのか母親の待つベンチに戻ってきた。
お水や菓子を飲みながら年下の男の子2人はじゃれながら、「おならぷー」と盛んに言いながら、楽しそうに[おならごっこ]をしている。側に繋がれた犬にも「おならぷー」と言い、ぐるぐる回り続けている。これ以上楽しいことはないという顔をしながら。
帰りがけにお母さんに
「この年頃はこんな遊びが大好きですね。」と言うと、
「全くその通りです。いつ頃までこれが続くのでしょうね。」 
「年頃までじゃないでしょうか。でも今こんな遊びを充分しないと、大人になってやると気持ち悪いものね。」と私。
「それもそうですね。」とお母さん。

少年時代の息子達を思い出した。

少年よ! 
日暮れまで野原を駆け巡れ !
自然を体中に染み込ませ!
それが幹となり
やがて大木になるだろう