晴れ、時々…。

過去、NewF-1を愛機とし、20年間離れ、2014年、新たにカメラを手にした。やはり、写真の世界は、格別だ…。

写真よりも優先すること。

2016-06-28 15:31:23 | 日記
自然の中で写真を撮るには、色々と障害となるできごとも発生する。

カワセミを撮影するために、自然保護区であるフィールドの池へと出掛けるのだが、ときにこのフィールドでルアー釣りに訪れる人達に会う。
大体がアウトドアの「掟」ということに無頓着な輩である。技術的にもたいしたことはない。※私は、ルアー経験者。
なぜ「たいしたことはない」とわかるかといえば、ルアーの着水音やラインを枝にあからさまに引っ掛けるからだ。
それにフィールドで、煙草を吸い、灰を落とし、吸殻をポイ捨てする。ゴミも捨てていく。また、非常識にもゴムボートを使った輩もいたらしく、使ったゴムボートを池上に放置してあった。

ルアー釣りの楽しさは、十分にわかる。昔、私も夜が明けないうちに遠くの湖や池に車を走らせたり、キャンプへも出掛けたからだ。

ただ、ここは、自然保護区なのだ。その旨の掲示板複数ある(釣り禁止の項も有り)。大々的に書けないが、非常に貴重な動植物も存在する。
何度か釣りに関して、注意を促したこともあったが、全く意に介さない輩が大半だった。

昨年、ここでは、フクロウ・ミミズクのなかまが、枝に残ったラインに引っかかる事故が発生した。※事故とは、少し穏便な書き方かもしれない。
幸いに保護されたのだが、事故が続いたのであろう、役所では、一歩進んで、釣り禁止の立て札を立てた。

しかし、立て札は、損壊された。3ヶ月もたなかったのだ。

役所では、あらたに立て札を立てた。
写真にあるように、池の中に土台を置いたのだ。…これには、驚いた。この手があった。これでは、引き抜けないし、触れることも容易でない。

だが、カワセミの写真は、この岸から撮ることは、非常に難しくなった。…いたしかたない。他の岸から撮ることがまだできるが、アングルによっては、立て札が写角入る。
※立て札は、計2箇所。「他の岸」から見て、左右に位置する。

写真を撮るよりも優先されることは、沢山ある。自然が残ってこその写真なのだ。


2016-06-21 00:03:50 | 日記
1ヶ月ほど放置してしまった。
5月から撮っていたハヤブサの雛は、巣立ってしまったようだ。
巣立ちの瞬間の写真を撮れなかったのは残念だが、なんとなく撮れなくてもよかったような気もしている。
雛が育つにつれ、撮影に来る人が増えていたからだ。

今年は、ツバメの雛が育つところを撮影できそうにない。
撮影にちょうどよい巣が見つからないのだ。というのも、見つけていた巣が被害にあって、ひとつでは孵っていた雛4羽全てがいなくなっていた。
それぞれ店舗の軒先だったので、糞害など気にする場所でもある。
人の手によるものか確定はできない。

鳥たちが人の思惑と関わりなく雛が育てられる環境は、なかなかないのだろうか。
※写真は、昨年のツバメの子育ての様子です。