最近ますます使用頻度が増しておりますFender'83Concert Ampの、スピーカー・ケーブルを何本か自作して、パワー菅を6L6の時と5881の時との音色の違いを補正するのに使い分けています。
乱暴に表現すると、6L6は低音域と高音域が増した感じで、5881は高低音域が詰まった感じで、中音域が豊かな感じです。
基本的には5881を使用した音色が好みで、オプション的に6L6を使用してます。
スピーカー・ケーブル#1
偶然に使用してみたら、凄いConcert に合っていただけのパターンですが、このアンプには基準値的ななスピーカー・ケーブル。
アンプ側がFender純正のスピーカー・ケーブル(VibroKingに使用していたモノ)+スピーカー側がモンスターケーブル製のスピーカー・ケーブルで、2種類のスピーカー・ケーブルを繋ぎ合わせたモノ。
音色的には高音域がしっかりと再生されて無いのか、マイルドな音色で高音域が弱くて古い感じの音色だけど、音像的には太い感じで好きである。
その原因は、Fender製の方がさほど再生能力が高く無いからだけれど、ちょい足しした高性能なモンスターケーブルの効果か、アンプのリヴァーブ音がかなり良い。アンプから出てくる原音の後ろの方に、リヴァーブ音がハッキリと聴こえてくる感じで心地好い。(アンプ搭載のリヴァーブ色が薄い)
自分的にはこのスピーカー・ケーブルの音色が基本の音色。
スピーカー・ケーブル#2
上記のスピーカー・ケーブルと同仕様だけど、フォーンをスイッチ・クラフト製を使用。(もともとの仕様はシールドとフォーン部分がプラスティック?製の一体化の安いモノ)
音色的にはフォーンがスイッチ・クラフト製に変更した事により、高音域がしっかりと出る様に成った。その分、アンプ自体の原音が硬い感じ(高音域が普通に再生されているだけ)で、リヴァーブの印象が何故か?普通にアンプに搭載されている様なリヴァーブ色が増した。
スピーカー・ケーブル#3
#1、#2の中間的な感じの音色で、高音域もしっかりと再生されていて、さらに中音域が豊かで、古い感じのVintage Toneでもある。
コレに使用しているスピーカー・ケーブル材は、Old Belden製のスピーカー・ケーブルに、やはりモンスターケーブルを繋ぎ合わせたモノである。
こちらのスピーカー・ケーブルを使用時のリヴァーブ音は、#2程では無いが少しだけ普通のアンプに搭載されているリヴァーブ感が感じられる。(当たり前なアンプ搭載のリヴァーブ音色)
この事から、高音域の再生能力が低い方がリヴァーブの音色が、あまり自己主張が少なく、自分的には良い感じな様だ。
このスピーカー・ケーブルは主に6L6管使用時用である。中音域が増す事で少し硬さを減らす効果をねらっている。
ある意味非常識な仕様であろう、スピーカー・ケーブルを2種類を繋ぎ合わせたモノを使用しているのは、Fender '83 Concert Ampだけだけど、そんな仕様のスピーカー・ケーブルが何故か?良い感じの音色が得られるんだから、常識や理屈はあまり関係無いパターンである。