がん家族支援
〜薬剤師・社会福祉士による小さなボランティア活動〜




ボランティアでの一瞬をつぶやきます。



先週石田さんが来た時から比べたら、ずいぶん気持ちが落ち着きましたね。落ち込むことはあるけど、前向きな気持ちになれる時間が増えたように思う。

来週石田さんが来るときまでに、その映画を見るのを目標にしよう。以前の僕にはなくて今の僕にあるものは、時間。病気になって得た唯一の良いものなんだ。有効活用しなきゃ。

そういって私の訪問を区切りに目標をたてたり、体調や気分の変化を振り返る。


その次には本を読みたいんだ。本を読むのって意外と体力いるんだよね。

ベッドサイドには、カバーのない、司馬遼太郎の単行本が置いてある。

その本を読んでいるのですか?と聞くと、読もうと思って置いてるのだという。そのわりには司馬遼太郎のその本は使い古されている。


毎週、目に見えて、体力が衰えていくのがわかった。

そしてもう、あえなくなってしまった。

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傾聴ボランティアで私に投げかけられた言葉です。

「仕事が中心で自分が病気になるなんて考えもしなかった。
ましてやもう死が近いだなんてこと予想だにしなかった。

つい先日まで。

死が近いとどんな精神状態になるのか、がんになるとどんな治療をするのか、そんなことを考えることとは無縁だった。



がんになった今だから知りたい。

他の患者がどんな風に気持ちの整理をつけているのか。

どうか教えてほしい。

私がいつか自分の気持ちを整理できる日が来るのか。

と言うことを。」

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随分前になるが、某緩和ケアの先生の講演を聞いた時、「矢先症候群」という話をしていた。

なんでも「○○しようと思った矢先、がんになってしまうものだ」と。なるほどなと思い聞いた記憶がある。

先日それを思い出すことがあった。

「仕事が忙しくて、妻と一緒に過ごすことが出来なかった。

一緒に旅行にも行けなかった。

これからはもっとプライベートの時間を作って、妻と一緒に過ごす時間を作ろうと思っていた矢先、病気が悪化し、こんなことになってしまった。」

と涙を流した。

「それだけが、悔やまれてならない」

と、声を震わせながら言った。

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とても久しぶりにブログを書きます。


傾聴ボランティア、最近心を開いてくれる人が増えた気がします。なぜでしょう…。私の何かが変わったのだと思います。

何が変わったのだろうと考えるけどわかりません。歳をとったからか?


緩和ケア病棟に入院する患者さんからこんな質問をされました。

患者さんは二人称「あなた」で表現してみます。


「人間は、いったいいつまで、頑張ればいいんでしょう?」

…もちろんわからない。

長い沈黙。

バラエティ番組の声だけが聞こえてくる。

考えてみた。

『あ〜そうか。もしかしたら、生きている限り、人は頑張り続けなければならないんだろうな』とよぎる。

それを伝えると、

あなたは「それは終わりがないんです」と言う。

そしてまた、沈黙の後ポツリと言う。

「それは地獄なんです」


思わず胸が詰まる思いがした。

それを察知したのか、「あなたも辛いわね」と言うので、私はこくんと小さくうなずいた。

それを見た目から、涙が一粒流れおちた。

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部屋にほっとするものがほしいなぁと夏前からずっと考えていました。

ペットを飼うのは家を留守にすることが多いのでパス。
「うみうし」を飼いたいと思ったけど、飼育が非常に難しいらしくパス。

では植物はどうだろう。と考えました。

うちには、長らくポトスがあります。
何か植物を買ったときおまけについてきた、というもの。

前は家に複数の観葉植物があったのに、どんどん枯れ、残っているのはそのポトスだけになりました。
丈夫で、少々水をやらなくても(ごめん)元気だし、色はきれいだし、
伸びすぎた先ははさみで切って花瓶にさしておくだけで生き続けます。

ポトス以外はもう無理かなぁとは思ったものの、いや何かほしい、と思い、夏に苔玉を購入しました。
ヘデラが生えている苔玉です。

しか〜し!それも枯れました。

ちなみにオフィスにはエアプランツを置いていました。
乾燥したところに置く場合、エアプランツの水やりは、3週間に1度水にじゃぼんとつけるだけだったので、こりゃ楽〜と思ったのですが、

そのエアプランツでさえ枯れていまいました!


昔は植物が枯れるなんてあんまり経験しなかったのに、ここ最近急に枯れるような気がします。
植物は人の身代わりになると聞いたことがありますが、それが本当なら私にはそんなに災難が降りかかっているのでしょうか。


結局行き着いた先は、切花を定期的に買うことにしました。

先週の月曜にききょうを2本買いましたが、1週間以上経過しても元気に美しい紫の花を咲かせています。
開き過ぎないところが奥ゆかしく色っぽいですね〜、と眺めています(苦笑)。


盆栽、多肉植物、サボテン・・・とあれこれ考えましたが、しばらくは切花を買い続けようと思います。



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先週も今週も、緩和ケア病棟に傾聴ボランティアに行きました。

実は先週患者さんから「人は自分のすることはいつも正しいって思っているもんだ」と言われました。

そこではっとしました。

意見が対立したり、言い合ったり、そんなことに出くわす時、「もう、なんで〜」と思うのですが、

当たり前ですが、自分も相手もそれぞれ「正しい」と思うことがあって、それが違っていることが起因しているんですよね。

違って当たり前だから仕方ないなぁ、って帰り道つくづく考えながら帰ったものです。

それから1週間。

その間もまたいろんな人と意見があわないことが重なりました。
それはつい日曜日に習ったことなのにすっかり忘れていて、

「もう、なんで〜」とふてていました。


今日その患者さんにあった訳ですが、この1週間を振り返ってなかなか学びを実践に結び付けれないなと反省しました。

そしてつい、お顔をまじまじと、見つめてしまいました。

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お盆の間はボランティアも休み。

病棟ボランティアのほうは、お盆中は外泊したり、家族のお見舞いが多かったりするでしょうし、

MCPの相談電話もかかってこないですね。

と言うわけで今日は珍しく何もしない日でした。

しかし、暑い。暑い、暑い〜っ!!

熱中症になってはいけないと、エアコンに手を伸ばしました。

風がよく入るせいもあるし、普段滅多にエアコンはかけません。

でも今日はもう耐えられない暑さでしたので、カーテン取り付け時と夕食時にエアコンをかけました。



カーテン・・・シェード式のカーテンを買いました。

取り付けるのが手間なんです。かなり大変やった。




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「それは不安ですよね。大変ですよね」と問いかけると

「そうじゃない。そんなことはない。」

患者さんやご家族の傾聴をしていて時々こういった答えをする人がいるんです。

自分が辛い思いをしていると否定する、不安に思ってると否定する…

そのたびに私は、素直になれば良いのにとか、あるいは違ったこと言ってしまったかな、と思います。

でも本日気付いたことがありました。


私もそんな言葉かけをしてもらうと、同じように答えていたことに。

相手に素直になれと言う前に、自分がまず素直にならないといけないよな。

少し反省。

でもね、私の域値は高いんです。滅多なことでないと、辛いとか大変とか思わない訳で。

と言ってるのが否定している訳で、素直さが足りないのか、はたまた鈍いのか…。


そして仮に、その言葉かけが間違っていても別に悪い気はしないなとも思いました。

もし私がほんとに気分を害するのであれば何か別の理由が潜んでいそうな気がします。


人の心は七変化ですね。

改めて傾聴の難しさを思い知らされました。

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さて、先日6月12日(土)は「がんの痛みで苦しまないために −がんの痛みの治療と緩和ケア−」市民と語り合う会 にて講演してまいりました。

人数はわかりませんが、100人くらいの人が集まってくれました。

内容は

私はこんな人です。Hospice of Hiloでのホスピスボランティア体験を交えて自己紹介

がんの痛みがでたら末期なのですか?いいえ、がんの痛みを抱えて何年も生きる人の声をお届け

がん家族支援活動って何だろう?コミュニケーションを蜜にとることで良い医療と良いケアを

緩和ケア病棟にて傾聴ボランティアって何をするの?失敗し、悩んで傾聴に磨きをかける

がん患者さんへの言葉かけ:傾聴をしましょう!

自ら患者になった時の心構え:自分の気持ちに正直に、素直になって伝えましょう!

といった感じです。

熱心に聴いてくれて嬉しく思いました。

普段は人の話を聴くことが多い私にとって、講演する1時間半は、何日分にも相当する話時間です。

疲れましたが心地よいものでした。

ありがとうございます

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先日お伝えした表記の市民と語り合う会の日時と場所は以下です。

日時:平成22年6月12日(土)15:00〜17:00
場所 JA共済埼玉ビル 3階大会議室 さいたま市大宮区土手町1-2
参加費 1000円 (会場費等です。)

地元の人々による講演 午後3:00〜
 座長 儀賀 理暁(埼玉医科大学総合医療センター 医師)
  
講演1 樋口 和美(埼玉医科大学総合医療センター 看護師)
   「私たちの身の回りにある緩和ケアについて」

講演2 澤田 理恵(埼玉医科大学総合医療センター 看護師)
   「自宅だからこそ出来ること〜」

講演3 五十嵐 友里(埼玉医科大学総合医療センター 臨床心理士)
   「心と体に素敵な笑顔を〜緩和ケアにおけるリラクゼーション法のご紹介〜」


特別講演 午後4:00〜
 座長 宮尾 秀樹(埼玉医科大学総合医療センター 麻酔科 教授)

【特別講師】 メディカルケアプランニング代表、薬剤師、社会福祉士 石田 有紀
 「お見舞い会話講座〜がん患者さんへの言葉かけ・自ら患者になった時の心構え〜」

主催 埼玉がん緩和ケア研究会 埼玉県病院薬剤師会 埼玉県看護協会 塩野義製薬(株)
後援 埼玉県医師会       


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