つい先日まで。
牛乳飲む?
ジロ「うん。」
体重そう。
こっちくる?
ジロ「うん。」
そして今日。
牛乳飲む?
ジロ「・・・。」
ジロ。。。
ジロ「・・・・・・。」
永眠。
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つい先日まで。
牛乳飲む?
ジロ「うん。」
体重そう。
こっちくる?
ジロ「うん。」
そして今日。
牛乳飲む?
ジロ「・・・。」
ジロ。。。
ジロ「・・・・・・。」
永眠。
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2008年4月23日。千葉県印旛沼にて採取。
二日後に早くも孵化。
2令へ。そして名前を授ける。
3令。
ジロはこのころ死んだフリがマイブームだったようです。
ジロ4令。
タロとは犬猿の仲でした。5令。
ジロが折れた。
飼育ケースには試行錯誤しました。このころは仲間がたくさんいました。
ジロ羽化。
ルアーで釣れちゃいますw
カマリンピックのころが一番脂が乗っていましたw
生殖。
放せ!
ジロ現在は後ろ足を骨折しています。符節もありません。
だけど人が来ると喜びます(笑)
晩年。
兄弟はみんな死んでしまいました。
ジロは一日中、日向ぼっこをしながら寝ています。
すっかり老体です。
我が家はジロの保養所となっております(笑)
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お産ってやっぱり体力使うんですね。
日曜日に産卵を終えたゆきちゃんが木曜日の今日天へ召されました。
力尽き壁面から落下し足場にもたれ死んでいました。
「燃え尽きたぜ」って感じでしょうか。
ゆきちゃんの亡き骸。
他のカマキリと違いゆきちゃんだけは傷ひとつないきれいな体でした。
昨日までは元気に動き回っていたし。
そして人に馴れていたタロやジロと違い神経質で牛乳もあまり飲みませんでした。
性格ですね。
静かにおやすみ。
ゆきちゃんの忘れ形見ですが近々川原へ放す予定です。
ここ最近は楽しく過ごしたカマキリとの日々が一つずつ消えていきます。
残るはケガだらけで満身創痍のジロのみ。
後ろ両足が折れて歩くのもままなりません。コオロギにも逃げられてしまいます。
晩秋晩年。
カマキリ日記もまさにクライマックスです。
最後までがんばれジロ!
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10月3日(金)に無事交尾を済ませたゆきちゃん。
そして10月5日(日)の今朝7:00、ゆきちゃんはなんと早くも産卵していた。
にょきにょきゆっくりとソフトクリームのように産卵しています。
前日、産卵用に作った足場だらけのゆきちゃんハウス。
分娩台として功を奏しました(笑)
↑この写真は交尾後にゆきちゃんに捕食されたトムキャットレッドビートル(♂)の残骸。
4令1号(♂)同様やっぱり食べられちゃうんですね(汗)
鎌、足、翅以外はきれいさっぱり完食。
トムキャットレッドビートルの魂は次の世代へ。
埼玉県(トムキャットレッドビートル)と千葉県(ゆきちゃん)のフュージョンベイビーには出会うことなくゆきちゃんはこの世を去っていきます。
これもカマキリの宿命。
僕らは残された余生を見守りましょう。
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昨日のタロの記事に励ましのコメントありがとうございました!
タロもきっと天国で喜んでいるでしょう(笑)
もう10月です。
ジロもゆきちゃんも老い先短いです。
ゆきちゃんはなんとか元気なうちに交尾させなくてわ。
昨夜タロの亡骸を近所の緑へ放しすぐにゆきちゃんとトムキャットレッドビートルを同じケージへ。
朝方5:00くらいまでは二人とも距離を取りまったく交わらなかった。
そして6:30に起床。再度様子をうかがうと。。。
交わるには交わっているがトムキャットレッドビートルの首がない!!!!!!!!
どうやらゆきちゃんに頭部だけ食われた模様。
ここ最近の寒さでおとなしかったゆきちゃんにそんな攻撃力が残っていたとわ。。。。。。
しかも残念なことにゆきちゃんのバックを取ってはいるが生殖器は結合されていなかったのだ。。。
交尾は失敗に終わったのだ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
犬死・・・?
その状態のままおいらは会社へ。
そして先ほど帰宅するなりもう一度二人に目をやると。
なんと首のない状態で交尾している!
トムキャットレッドビートルは絶命してはいなかったのだ!
彼の子孫繁栄への執念。
本能だけで交尾を遂行したのだ!!
あなどるなかれ、昆虫の生命力はすさまじい。
共食いされたカマキリを何度も見ているが首をもがれた状態でも丸一日くらいはへっちゃらで生存可能なのだ。
しかしその状態で交尾をするとは戦慄が走りました。
うちのメスカマキリたちの繁殖のためだけに埼玉県の公園から連れ去ってきたトムキャットレッドビートル(♂)。
タロとの交尾後はタロから一番距離のある部屋の対角線上のカーテンの裏に隠れていました(笑)
やっぱりオスだってメスに食われるのは嫌だよな。。。
このブログを書いている今も首のない状態でこの二人はくっついています。
グロテスクですが昆虫が種を残すのは命がけなのです。
トムキャットレッドビートル。
オスカマキリとして犠牲心の運命を背負い散っていきます。
名前に恥じず強い男でした。
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2008年4月25日。
春の陽気にいざなわれ生まれた150の命。
↑タロ(♀)を見つめるトムキャットレッドビートル(♂)
そして9月28日(日)の晩、タロとトムキャットレッドビートルが無事交尾成功。
しかしこのときすでにタロは弱っていた。
金網にしがみつくも体重が支えられず落っこちてしまう。
自分で起き上がれない。動きがにぶい。
体の重さと、ここ数日の気温の冷え込み、そして老衰。
コオロギを捕食する力も残っていない状態。
毎晩牛乳を口に近づけると一生懸命すすっていた。
そして先ほど仕事から帰宅するとタロは死んでいた。
弁慶の立ち往生のように。
ここ最近はいつもこの格好だったので死んでいることに気付かなかった。。。
昆虫は寒さに弱いです。
冬に虫は見ませんよね。
エサ用コオロギもじっとしています。
映画「南極物語」のオマージュとして命名したタロとジロ。
当ブログの中心的な役割を果たしてきたタロ。
一番はじめに成虫になったタロ。
全国ネットでテレビにも出演したタロ。
タロは5ヶ月ちょっとの命の電池が切れてしまったようです。
お腹に宿したたまごは生まれることはありません。
秋の夜空にほだされて泣く資格が僕らにはあります。
さよならタロ、そして思い出をありがとう。
またいつか遊ぼうぜ。
そして現在残されたカマキリは3匹。
ジロは臨月です。
ゆきちゃんはマイペースに暮らしています。トムキャットレッドビートルと早く結ばれてほしいのですが。
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