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引っ越ししました。
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特集:Tommy Keene

2005年11月21日 | 今日の一枚。(旧版)
ここしばらく週1回の投稿に留まってたのは、約半年にわたって続いていた「大きな雑用」がクライマックスを迎えていたためで、それが先日、無事終了しました。まぁ雑用って言ってますが実際はCDジャケットのデザインの仕事です。といってもお金は全く発生しませんが。。笑 何回も何回もやり直してやっと業者さんにデータを郵送したのが今日!無事仕上がってくることを祈って。。
そんなメデタイ日に特集するのはTommy Keene。ベテランパワーポッパーの意地と誇りを見せつけられてしまいました。本人はやりたいことをやってるだけでしょうが。。ではどうぞ。
「Ten Years After」1996年
作品的には4枚目のソロとなります。前作から7年の歳月が過ぎており、この辺厳しい環境に置かれてたのかなぁと勝手に想像したり。。コレはその鬱憤が爆発したのか1曲目から歪んだギターが響き渡る極上のロックチューンを聴かせてくれます。アップテンポの曲が多いですがやはりこの人もすばらしいメロディーとハーモニーを聴かせてくれるのであまり疲れません。この人が作るちょっとしたギターリフが個人的にはめっちゃ好きで、声質からも元Lilac TimeのStephen Duffyにソックリ。そう言えばDuffyのソロアルバムにはVelvet Crushが参加、そのVelvet CrushのツアーにTommyはサポートとして参加とこの辺繋がってますねぇ。さらには本作のプロデューサーAdam SchmittはVelvet Crushの最新作「Stereo Blues」(2004年作) もプロデュース。うーん、イイ感じ。笑 またゲストプレイヤーとして元WilcoのJay Bennettが参加してるのも要チェック。
「Isolation Party」1998年
2年振りの5枚目。意外なに短いインターバルでリリースされてるので、この時期のTommy Keeneの調子の良さが伺えます。前作のリリース後、元ReplacementsのPaul Westerberg、Velvet Crushのツアーサポートをこなしつつ今作を録音したんだとか。その時の熱気をそのまま持ち込んだような音です。相変わらずの切れ味鋭いギター、どこかイギリスっぽい匂いを感じさせるメロディーとハーモニー。
今作には前作同様、元WilcoのJey Bennettが参加。加えてJeff Tweedyも数曲でバックコーラスを担当。さらには元Gin BlossomsのJesse Valenzuelaもバックコーラスで参加と、これまたたまらんメンツです。こういう世代を越えた友情っていいねぇ。笑
Velvet Crush「Rock Concert」2000年
出ました。例のVelvet Crushのライブ盤です!ここ最近、ずーっと「名盤名盤!」と言い続けてきただけに一応この機会に紹介を。。
音源自体は'95年頃だと思います。その前年に出した「Teenage Synphonies To God」のツアーのもので、もちろんTommy Keene参加。オリジナルアルバムではちょっと甘過ぎないか?と思う程のPaul Chastainの声と曲のアレンジですが、やはりライブは全然違う。題名通りまさに「ロックコンサート」。Rick MenckのパワフルなドラムにJeffrey UnderhillとTommy Keeneの歪んだギターが絡み、その上をPaul Chastainのハスキーな歌声が響き渡るという文句なしの出来。オリジナル曲はもちろん、20/20のカバー「Remember The Lightning」もハマってます。ちなみにマスタリングにはMatthew Sweetも絡んでるようです。最初の絶頂期を迎えたVelvet Crushの熱気を見事に捉えていると思います。

なんか最後はVelvet Crushの特集みたいになってしまいましたが、Tommy Keene良いです。パワーポップの王道を行ってます。余談ですがライナーによると、Tommyがまだ幼少の頃、ロンドンでの滞在時に親戚のツテでYardbirdsの公演を観に行き運良く楽屋でJeff Beckと対面。そこでTommyのギターの知識に感動したJeff Beckは自前のフェンダーギターを気前良くくれたらしい。もちろんその後、そのギターはレコーディングで大活躍だとか。。はぁー、ええ話やぁ。笑




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