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引っ越ししました。
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特集:Pezband

2005年10月13日 | 今日の一枚。(旧版)
久しぶりに特集です。以前の購入履歴では「今日の1枚。」で紹介したいと言っておりましたが、やはり1枚に絞る事ができませんでした。なのでここは、この隠れた名盤3枚を一気にご紹介!例によって褒めまくっております。あしからず。。
「Pezband」2005年 (original 1977年)
記念すべきデビュー盤。彼らの名曲と名高い「Baby It's Cold Outside」で幕を開けます。最初に聴いた時の感触はインディー時代のCheap Trickとか甘過ぎないThe Raspberriesとかそんな感じです。ホントに良いとこ取り。さらに自分達できっちり消化済み。加えて演奏力抜群。'77年の時点でロックはここまで来たかぁと思ったり。。
甘過ぎないのはやはりボーカルの違いかも。Robin ZanderやEric Carmenのような声質ではなく、少し太い男気溢れる声質です。この辺、好き嫌いがあるかも。でもこのバンドにはこれがピタッとハマってます。
ちなみにボーナストラックは初期のデモ音源と未発表曲。デモの時点で既に出来上がっております。ただしボーカルがClif Johnson (後のオフ・ブロードウェイUSA) 。未発表曲ももったいないくらいの出来です。
「Laughing In The Dark」2005年 (original 1978年)
イギリスにてレコーディングされた2枚目。アメリカの良いところ、イギリスの良いところを合わせたサウンドにもはやパワーポップの枠では収まらない感じを覚えました。やっぱりアメリカ人がやるイギリスっぽさ、イギリス人がやるアメリカっぽさに僕は惹かれるようです。バックの演奏は激しいんですがメロディーやハーモニーがポップなので、このバランスがたまらなくカッコいい!
さらにボーナストラックは絶品!ライブ音源です!ホントに上手い。この時代の人達はホントに演奏が上手いよなぁ。レコーディングも今みたいに簡単に修正が出来ないから上手くないとどうしようもないんやろうな。今の若いもんに聴かせてあげたいよ。笑
Yardbirdsのカバーがめちゃくちゃカッコいい!彼ら自身の曲もテンポアップ、さらに暴走気味のギターがライブ感をアップ!僕はニヤニヤしっぱなしです。なんでもベースはCheap Trickも愛用のヘイマー社の8弦なんだとか。。
「Cover To Cover」2005年 (original 1979年)
そしてラストアルバムです。ファンの間では最高傑作とされてます。バンド自らがプロデュースに関わった作品で、やりたい放題のサウンドは完成度が高いです。バンドとしての1つの完成形を聴かせてくれます。ここまでしてるのに何故売れないのか?時に運命は残酷であります。ホントならCheap TrickやThe Raspberries同様、どこでもCDが手に入るのが当たり前な程のバンドなのにねぇ。。
ここでもボーナストラックはライブ音源。やはりこのバンドはライブバンドです。重厚なリズム隊が刻むビートの上を2本のギターが暴れまくってます。必聴。

こんなバンドそうそうはいないです。この時代にこの音を出していたなんてスゴイ。この時点でパワーポップは1つの完成形を迎えたのかも。ってゆうか最後にはパワーポップの枠を飛び越えてしまった感がありますけどね。。まぁ、ホント良い買い物しました。当分ヘビーローテーション決定です。
あいかわらず褒めちぎったレビューですが、わざわざ批判するためにレビューするのは面倒くさいだけですしね。仕事じゃないんやし。笑 その辺、ご理解の上参考にしていただけると幸いです。


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