日々の寝言~Daily Nonsense~

ニッポンのジレンマ

NHKの討論番組を見た。

若手を引き出すというのは面白い試みと思う。
「党首討論」とか「党首に聞く」とかばかりでなく、
若手の意見を聞く番組がもっと増えると良い。

でも、ここで論客と言われている人たちは、
世代間格差がある中でも勝ち組だと思う。

だからどうしても、勝ち組の視点にとどまって
自分の賢さや努力を見せるための議論をしている
という部分があるように見えた。

たとえば、イノベーションや成長にしても、
大半の人はしたくないのではないだろうか?

移民の国であるアメリカとは違って、
日本では、変化の少ない安定した社会で、
欲望少なく、ゆったりと穏やかに生きたい
という人も多いはずだ。

新しい働き方のひとつとして、
3人で会社をやって、
好きな人から仕事を受ける、
というものが紹介されていたが、
それができる人は良いと思うが、
それができるのはごく一部だろう。

なんというか、議論を聴いていて
何か決定的に欠けているものが
あるような感じがしたのは
私の偏見だろうか?

基本的には、若い人たちは、
日本の中で事実上独立してしまえばよいと思う。
どんどん起業して、自分たちだけの、
老人を入れない社会圏、経済圏を
さっさと作ってしまえばよいと思う。

会社の平均年齢が低いというだけで、
競争には十分有利なはずだ。

積み立て方式の年金だって、
国民年金に加入せずに、
さっさと初めてしまえばよいように思う。

その結果として日本が活性化して浮上するのなら、
みんなでじり貧になるよりすっと良い。
  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「映画・ドラマ・テレビ」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事