『植物 オヤジ』

日々出会う植物たちの「たくましさ」と「美しさ」を再発見する、ハードボイルド・ボタニカルライフ。音楽、美食なども。

2018年02月15日 | ロハス


ベンチで休憩してたら子ども猫がやってきた。
遠くから脇目も振らずに真っ直ぐに。
仔猫と成人猫の間くらいの大きさで鳴き声がか細い。
しゃがんでみたら足取りが速く寄ってきた。


呼んでみたら小さく鳴く。
なかなかかわいい。


首筋を撫でると強く頭を押し付けてくる。
痒いところに手が届いた〜的に気持ちいいみたいだ。
小さくて暖かくて柔らかいものに触れるとこっちも幸せだ。
立ち上がると足にも絡んでくる。


くるくると足の間を八の字に回る。
食べられるものがなくてゴメンゴメンと言いながら車に戻るとドアまでついてきた。
う〜ん。
ずっと遊んでいたいけどそうもいかん、大人の事情。
泣くゞお別れに。
いつか猫といっしよに暮らしてみたいと思っています。




レコード

2018年01月02日 | ロハス


年末に部屋を片付けた。
そしたらやばいのがいっぱい出てきたのだ。
学生の頃に聴き込んでいたレコードを段ボールから出してみたのだ、最初は何気に。
おお、二十歳の頃夜毎一人聴き入り、友と語らったお宝が続々と。
そう、もう35年も経つのだ。
一枚一枚取り出すたびに何かが震える。
そうだ、レコードだ。
こいつらはもう一度ターンテーブルに乗せてもらうのをじっと待っていたのだ。




レコードプレーヤーは多分10年以上前に潰れて捨てたきり。
と、いうことで、K'sデンキへまっしぐら。
驚いた事にこんなデジタル全盛の時代にまだ電器店にアナログプレーヤーが並んでいる。
で、しっかり値切ってネット価格に合わせてもらい一万円を切るものを即買い。
ちゃんと鳴るかなあ、オレの青春たち。




中古レコード店で懐かしいのを大人買い^ ^
おお、ビリージョー!
わお、ストーンズ‼︎
なんと、ナタリーコール。
そして、リヒターのバッハ、オルガン トッカータとフーガニ短調。
チャララー、鼻から牛乳ぅ〜のヤツだ( ̄▽ ̄)




段ボールからビートルズの赤盤、青盤が出てきた。
82年のサインまである。
二十歳のオレはクリスマスに何を考えていたのか、もちろんわからない。
わからないがどこか孤独な時間と空間にいたことは間違いない。

針が落ちる瞬間のときめき。
音量を上げても柔らかい、絹のような音質。
レコード屋から買って帰る時のあのサイズ感と重さ。
そうそう、 音楽はかつてこんなに物理的なものだったのだ。
ダウンロードとか、ネット配信だとか便利さと引き換えに何かを失ってきたことが今頃分かった。
幸い中古レコード屋はまだ存続しており、価格も数百円から千円程度だ。
植物だけでなく、音楽もその良さを再発見できる年になりそうだ。




神戸のコストコ

2017年12月29日 | ロハス



年末年始の買い出しに9時からコストコへ。
神戸のコストコは高台にあって屋上の駐車場からの眺めがいい。
左手奥に明石海峡大橋。
淡路島が大きい。
なかなかオシャレな光景で、神戸の中心地よりも神戸らしいとオレ的には思っている。
店内は朝も早いのにあちこち人だかりでお祭り状態。
冬休み、冬期休暇の親子連れはみんな祝祭的に楽しそうだ。
カニと肉を大量にカーゴに詰めて早々に退散した。
早いもので明日は晦日、来年のために今年一年を振り返ろうか。
まずは、写真の整理でもしよっと。

上京、または都落ち

2017年12月21日 | ロハス


東海道は面白い。
会社の所用で近畿から東京へ行く。
新幹線の車窓から大きな河川を眺める楽しみ。
ついこの前まで国を分け、人を分け、動植物まで分けてきた川。
木曽三川の最初、揖斐川を渡る。



三河安城、矢作川。
埋め立てのせいか川土は細かな砂のようだ。
過去の栄達たちの努力、普請などのお陰で今の繁栄がある。




新幹線は速い。
速すぎる。
現在地を知るにはGoogle MAPが便利だ。




駿河と遠江を分けた大河、大井川。
広重の浮世絵でも当時の難所だったことがよくわかる。
巨きく、美しい。
ちなみに遠江(とおとうみ)は浜名湖のことで近江は琵琶湖だ。
京の都に近いのが近江で遠いのが遠江。
ここでも上りと下りが逆さになる。




さて、いよいよ富士川を渡る。



渡ればそこに絶景が。
シンプルで美しい。
拝みたくなる光景だ。
少し前なら武蔵国への都落ちだが、今は真逆の上京となる。

用事が済んでは近畿へ戻る都落ち。
辺りは真っ暗で川がどこかもわからないが
広重の鮮やかな川のブルーを思い起こして安らかに酒を飲む。
今夜も幸せなり。


ルミナリエ

2017年12月15日 | ロハス


今日は20年ぶりくらいに神戸、ルミナリエを見に行った。
点灯式の一時間前から整列。
寒くて待つのが辛かったが予定より20分前倒しで点灯した。
聖歌の男声合唱の後に点灯。
なかなか美しい。




光のアーチが綺麗だ。




ルイ・ヴィトンもショーアップ。
ただ、何か昔と違う。
なんかフツーの照明に見えてしまう。
昔はもっと芸術的で、ライトの色も電飾のデザインも洗練されていた気がする。
何だろう。
財政難とは聞いているが安かろう、・・・的になったのか。




きれいではあったが少し満たされない気持ちを酒場で充填。
出し巻き、うまし。
今日もゴーカク。
幸せな気分で帰路についた。