『植物 オヤジ』

日々出会う植物たちの「たくましさ」と「美しさ」を再発見する、ハードボイルド・ボタニカルライフ。音楽、美食なども。

ウチワサボテン

2017年08月27日 | 日記

近所の海辺に自生するウチワサボテン。
何世代かが同居して集落のようになっている。
形は団扇というよりしゃもじに近い。
春になるとしゃもじの先から新しいやつが出てくる。
とってつけたようで笑える。



花もまたとってつけたようにあっけらかんと咲く。
トゲ族の花は皆鮮やかできれいだ。
ただし迂闊に触ると大変なことになる。
大きなトゲは見たらわかるが、目み見えないくらいの小さいトゲが隠れているのだ。
見えないトゲが薬指に刺さりチクチクと痛んだ。
結局見つけられず一週間くらい地味に苦しめられた。
腹がたつが仕方がない。
奴らはトカゲや動物たちに食われないように自衛しているのだ。



一枚の成長が一年とすると十年くらいはここで暮らしているようだ。
海風に煽られながらたくましく生きる。
ここの遊歩道を走る時の楽しみである。

嗚呼、ボタニカル

キセログラフィカ

2017年08月26日 | 日記

確か三年前の誕生日に娘からもらったキセログラフィカ。
コルクに根付いて立派になった。

ただ、一度は死にかけた。
置き場所が気に入らなかったのか、ある日気がついたら静かに枯れていた。
ショックと動揺で捨てる決心もつかずしばらくそのまま放置しておいたのだ。
そしてまたしばらくたってチラ見すると異変があった。
なんと死体から子供が出てきたのだ。
なんて生き物は素晴らしいものか。
その日からこいつは再生のシンボルとなった。



二年前の夏、子供がのぞき出した。



少しづつ成長して



立派になった。
 



再生と復活のシンボル、キセロ君。
いいドラマを見せてくた。

嗚呼、ボタニカル

ディッキアは真夏が好き 2

2017年08月20日 | 日記


元気がなかったディッキア2号を7月15日から日当たりに出した。
ぐったりしているが真夏の陽光を浴びて日増しにたくましくなっていく。




今日の姿。
葉っぱの張りが戻り分厚く硬くなった。
色艶がまるで違う。
強そうだ。
やはりトゲ族は太陽が大好きなのだ。




うちの小庭の管理人。
見分けがつかないので何匹いるのか不明だが結構住み着いているようだ。
蚊や蛾などの虫たちを食べているらしいがそんなに敏捷には思えない。
一回ジャンプすると10秒以上は充電している。
ま、ともかく守衛として何かを凝視しているのだろう。

太陽の軌跡が少しづつ南に傾いてきて日差しの角度も変わってきた。
日焼けを嫌う奴らには厄介な季節になってくる。
小さい庭の席替えに忙しくなるなあ。


嗚呼、ボタニカル

ディッキアは真夏が好き

2017年08月19日 | 日記


ディッキアは真夏の太陽が好きだ。
直射に当たるとこに出したら日焼けしてたくましくなった。
トゲトゲの葉が赤錆色に光る。
ひと月前に日陰にいた時と比べると全然ちがう。




ひと月前の写真。
あおい。
なんだか冬の装いだ。



やはりこいつはこれくらいがカッコいい。
暑い光を浴びてこの夏を乗り切ろう。

嗚呼、ボタニカル

一輪挿し

2017年08月13日 | 日記


「狭いとこから失礼しますう」とばかりに飛び出した何かの双葉。
誰かがいたずらに挿しkんだのだろうと少し引いても抜ける気配がない。
どうも本当に生えているみたいだ。



ここは公園の洗面所の中だ。
どこかで発芽したクスノキだかクヌギだかが伸びていったのか。
意表を突かれてつい笑ってしまう。



一輪挿しと言えなくもない。
ここまで来るのに何日かかったか分からないが
誰も引っこ抜かずにそっとしておいていることにも感心する。
今日はランニング帰りの公園でいいもの見つけた。
いい一日になりそうだ。

嗚呼、ボタニカル