映画でお喋り♪猫とひなたぼっこ

もと映画少女の”猫”のお喋りです♪

『 オリバー・ツイスト 』

2006年02月01日 | 映画感想(欧米)
『 戦場のピアニスト 』の ロマン・ポランスキー監督の新作だと聞いては 観ずにはおられまい。
   (私は 『 ローズマリーの赤ちゃん 』のイメージのほうが 強いですが・・笑)
でも私は ディケンズの原作「オリバー・ツイスト」が どんな内容なのか全く知らなかった・・・・

う~~~~ん
よくわからないけれど もしかしたら原作に忠実に撮ったのかしら???
話が 淡々としていて あまり起伏がない
結局 なに?? どうなったの?
原作は もうちょっと オリバーが大人になるまで書かれているのかな??



疑問に思ったことが 二つ。
ハンカチ(まぁ・・スカーフ的なものでしょうね) って そんなにお金になるの? もちろんシルクでしょうけど・・
盗み くらいで 絞首刑になるの???


一応 話が落ち着き THE ENDになったけど
         う~~~ん とうなりたくなってしまった。
確かに 観ている間は ハラハラドキドキ・・
もう・・なんて意地悪で 冷たい大人たちばかりなの??
孤児に優しく接してくれる大人はいないの??
もう・・せっかく 優しい人と縁があったんだから
彼をそのままにしといてあげてよ!
・・いい加減 そんな オチビを気にしていないで
忘れちゃいなさいよ。
彼を 自由にさせてあげて・・
ハラハラドキドキ・・・・
彼の 「幸運」を続かせてあげたい気持ちでいっぱいでした。

でも それで いいの? この映画の感想 そんなんで いいの??
自分の感想に対して 疑問が沸いてきちゃったんです。
ゆえに 帰宅してから 子供たちに
「オリバー・ツイスト読んだ? どういう話なの??」って聞きまくってしまったくらい・・

多分 ナンシーの優しさと
悪いことをしているけれど 孤児たちの面倒をみている フェイギンと
あまりにも 素直な オリバーが 描かれていれば
そしてそれを 感じ取れれば それでOKなんでしょうね・・・

観終わった後に ポスターを見ました。
例によって
”アカデミー賞最有力!” とのコメント・・
・・・・ う~~~~ん  衣装デザイン賞は 取れるかも・・
映像的には けっこう 楽しませて頂きましたもん。


原作を知っているか否か での違いはあるかもしれないけれど
同じ文芸作品の 映画化という事であれば
『 ヴェニスの商人 』 の方が 新しいシャイロック解釈が描かれていて
面白かったな・・・・


  2006.01.30  「オリバー・ツイスト」  TOHOシネマズベイシティにて鑑賞  ★★★



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
やっと (冴子)
2006-02-01 22:03:15
今日観てきました。

私も随分前に読んだのでストーリーは覚えていませんが、私の前を歩いていた若い女性が、「ディケンズのオリバーとは随分変えてあるのね」と話されていましたので、違うのかもしれません。



ただあの時代のイギリスではまだ子供を「社会の宝」として大切に思う、といった事は考えてられなかったのでしょうね。

それにしても孤児があれほど多いのはなぜなんでしょうね?



あんな辛い境遇にありながら、オリバーが心優しい、賢い少年に育ってくれていた事が救いではありました。
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純真な子供 ()
2006-02-02 12:15:58
宣伝コピーにもあるように

もしかして「オリバー」は純真で素直な子 の代名詞みたくなっているのかもしれませんね。

映画の中で 最後 ナンシーを殺したヒトに人質として 屋根の上を連れまわされるシーンがありますが

私は なんで 逃げないんだろう?ってちょっと疑問に思いました・・

あれだけ「助けて」と叫んだりすることのできる子だったのに・・????
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