わかば銀行勤務の41歳の契約社員 梅澤梨花の話。
1億円を横領し海外へ逃亡するというストーリーで普段なら選ばないジャンルだけど
角田光代さん著だったので。カバーもすごくかわいかったし!?
実際読んでみると、冒頭から自分が梨花になったような、途中からは
自分が逃げているような感覚になり完全に引き込まれていった。
大きな事件も元をたどれば、強いストレスや小さなきっかけで発生するものなのかな。
読後半日ボーッとしていた。
何人かの大好きな女流作家の中でも角田さんは特に好き。
何かの雑誌で、自宅から借りた事務所に毎日8時半から5時まで書き
お昼は近くでランチし、また普通に自宅に帰る。ジョギングも楽しむ、という生活らしい
ことを知った。作家は夜書くものだと思い込んでいた。
ものすごくうらやましい生活。いいなあ。