0199 (写真) フィールド・オブ・ドリームス
ボクらが子どもの頃、日本人のメジャーリーガーに南海ホークスの村上雅則 投手が進出して以来、野茂までずいぶんと時間がかかった。 しかし、最近はイチローほか、両松井、松坂、井口、城島、岩村、斉藤、田口、岡島、など数え切れないくらいで、今年からは福留、黒田なども加わり日本人メジャーリーガーを数えるのに足の指を使っても足りないくらいになっている。 女性までもがMLBファンになっている現状もうなづける。
ボクがMLBを好きになったのは、20年近く前ケヴィン・コスナー主演の 「フィールド・オブ・ドリームス 」 を観たのがきっかけだった。
この映画は、ボクの印象に残るアメリカ映画の10指に入る作品で、今でも年に1回はビデオで観る。
「 それを作れば、彼はやってくる 」 という囁きを聞き入れて、主人公がとうもろこし畑に野球場を作ると、かっての名選手達がゴーストとなって現れる。
ありえない不思議な話だが、信じたくなるほど幸せ感一杯の、愛と感動と奇跡のファンタジーで、アメリカ的な爽やかさが漂う作品だ。
ゴースト達のリーダーは、タイカップでもベーブルースでもなく、“シューレスジョー”ことジョー ジャクソン ( イチローに破られるまでのシーズン最多安打記録保持者 ) が最初に現れ、他のゴースト ( 往年の名選手達 ) を連れて現れ、タイムスリップしたかのような光景になる。 主人公も自分が生まれる以前の若き日の父親に会いキャッチボールをする。
良き昔を思い出させ、やさしい気持を抱かせるところは 「 三丁目の夕日 」 と通じるところがあった。
この作品でアメリカの国技としてのBASE BALLの真髄に少し触れたような気がした。
日本の相撲も、柔道も、もっとその文化的な面をうまく伝えるべきだとは思うが・・
ボクには、この映画の中のホワイトソックスのユニフォームとキャップのレトロ感がたまらない。
この映画を観てから、1920年代のホワイトソックスのキャップ(下の写真)がとても気に入り、10年程前に買ったが、今なおGOLFの時に使う程、お気に入りの一品だ。
形もマークも1920年代のホワイトソックスのキャップ