上田:やっぱり瀬戸内さんのすばらしいところは、会って励まされることですね。すごくエンパワーされる。
山折:そうそう。
上田:日本の大多数の宗教者って、何でキレイなことばかり言うだけで、まったくエンパワーされないのか。それでも今度の東日本大震災で日本の仏教界もちょっと目が覚めたところがあります。数多くの僧侶が現地に行って、逆にそうとう無力感に打ちひしがれて、こんな仏道を説いていて大丈夫なのかということに直面した。それでも坊さんをやるんだという人がかなり現れてきたので、すごくいいことなんじゃないかと思います。
《リンク》
(東洋経済オンライン 「日本人としての教養 次世代に継承したいこと」-「西洋に深い影響を与えた、日本人リーダー(その3)」 2013年10月22日)
※ 「瀬戸内さん」=「瀬戸内寂聴氏」
上記引用文中で「エンパワーされる」、「エンパワーされない」という表現が使用されています。
しかし、英語の「empower」は、「権限を与える」とか、「〜することを許す」という意味であり、ここでの「エンパワー」とは全く異なります。
また、「エンパワー」という言葉はデジタル大辞泉等には載っていません。
「エンパワーメント」ならデジタル大辞泉、IMIDAS、現代用語の基礎知識に載っていますが、何やら難しいことが書いてあって、やはり上の「励まされる」とは違うようです。