今回は、企業などが各拠点に防犯カメラのビデオレコーダーを導入して、離れた
本社や監視専門部署からその拠点の映像を見るためのパソコンの話です。
各拠点というのは、工場、倉庫、店舗、無人の駐車場、自治体運営の自転車置場
などです。
10ヶ所以上も常時監視する大規模なシステムの話でありませんので、そのような
システムはＩＴ系のシステム会社が得意ですのでそちらにお譲りします。
雨なので、ちょっと暗い絵です（無人の駐車場の例）
無人施設の遠隔監視システム例
1. カメラ4台用デジタルビテオレコーダー
2. カメラ2台
3. インターネットルーター １台
4. インターネット回線（光回線）
5. これらの機器を入れる箱
6. その他
※最近（2011年以降）は、スマホで防犯カメラの映像が見れる製品が各社から発売に
なりました。
パソコンのスペック
離れた本社や監視場所で見るパソコンは遠隔監視専用を導入する場合もありますし、
普段使用しているパソコンに見るためのソフトをインストールすることもあります。
以下は、最低のパソコンのスペックです。見るパソコンのインターネットも光回線です。
WindowsXP SP3 メモリー1GB以上
WindowsVista メモリー2GB以上
申し訳ないですが、例えばこれ以上のスペックのパソコンだと大丈夫だ、のような保証は
できませんので。
XPの方が速かった
WindowsXP SP3 は、カメラが2台ならメモリー512MBでも滑らかに動画が表示は
します。但し、パソコンにソフトがたくさん入っている場合は表示しないこともありました。
パソコン以外は全く同じ環境で、インターネット回線もまったく同じで、WindowsVista の
メモリー1GBは、XPのメモリー512MBより遅いこともありました。
この他にでいくつか確認することもありますので、次回以降にご案内します。
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2017年1月
防犯カメラの映像は、どんどん鮮明になっています。鮮明になるということは、映像の
データ量も増加しているのです。
弊社で納入したここ数年発売になった防犯カメラの場合、インターネット経由で閲覧
するパソコンのＯＳがWindows 7 ですと、メモリーは4GB以上ないと、表示にずい
ぶん時間が掛ってしまいます。
カメラが4台の場合です。
パソコンのCPUは、Celeron （wikipedia）でもきちっと表示しています。
Windows 8 や 10 のパソコンにもインストールして使ってもらっています。
企業が使用しているパソコンは、まだまだWindows 7 が多いので、8や10の
事例はそんなに多くありません。
それと、パソコンに接続しているモニターですが、5～6年前のモデルと最近のモデル
では鮮やかさがかなり違います。
筆者が工事の際にテストで防犯カメラの映像を自分のノートパソコンで確認すると、
きれいに映っていると確認できますが、お客様の使用しているちょっと古めの
パソコンに ビューワ （e-Word） ソフトをインストールして見てみて、「あれ ？！
あまりきれいじゃないな」 と思うことがたまにあります。
筆者のパソコンも購入して3年経ちますが、それ以前のパソコンに対応したモニター
だと、モニター自体の解像度や明るさ、パソコン本体の※グラフィックカードなどの
違いにより、カメラが供給する映像を充分に表現できない場合があります。
※グラフィックカード（PC（パソコン）ハードウェア初心者の館）
参考記事
防犯カメラの遠隔監視システム パソコンスペックの巻2
防犯カメラの遠隔監視システム 無人施設の防犯 1
防犯カメラの遠隔監視システム 常時監視規制の巻1
防犯カメラの遠隔監視システム インターネット回線の巻
防犯・監視カメラ映像の二重化・冗長化 その3
iPadを使って遠隔監視 2
スマホで防犯カメラの映像を見る1
スマホで防犯カメラの映像を見る２
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