警察は2年前の防犯カメラ映像を保管していて、逮捕したのでしょう。
”遺体？運び出す姿、防犯カメラに 相模原遺棄”
2015年6月27日22時48分 朝日新聞デジタル
以下、全文（固有名詞は削除）
相模原市の死体遺棄事件で、逮捕された男女の両容疑者が、男の当時の自宅
マンションからシートに包まれた物を台車で運び出す様子が防犯カメラに映って
いたことが捜査関係者への取材でわかった。警視庁は、運び出したのは相模原
市の死体遺棄事件の女性の遺体だったとみて調べている。
両容疑者の逮捕容疑は、2014年7月19日ごろ、女性の遺体を容疑者の男が
マンションから相模原市の墓地に運び、土中に埋めたというもの。捜査関係者に
よると、防犯カメラにはこの日夕、2人が青いシートに包まれた物を台車に載せて
運び出す様子が映っていた。
翌日、「異臭がする」との通報で警察官が駆けつけ、2人が「犬が死んで放置して
いた。異臭がしたので山中に捨てた」と説明したため、防犯カメラの記録を確認
したという。
相模原市の遺棄現場近くに男の親族の墓があったことも判明。同庁は男が
土地勘のある場所で遺体を遺棄したとみている。女性の長男（当時7）は事件の
約6年前から姿が確認されておらず、同庁が行方を調べている。
この新宿区の女性の遺体遺棄事件は、容疑者2名が逮捕されました。2年前の防犯
カメラ映像が逮捕の決め手になったようで、筆者もこの事件のニュースをいくつか
チェックしました。
2014年12月に家族から女性の不明届が出され、2015年6月24日に相模原市の
墓地でその女性の遺体が発見されました。警察は、容疑者2人がビニールシートに
くるまれた大きな荷物をマンションから運び出している、2013年7月19日付の防犯
カメラ映像を持っていると、その後報道されています。
2013年7月20日に容疑者が住んでいたマンションの住人から異臭がするとの連絡で
警察はマンションを調べています。その時、容疑者の部屋に入って捜索していますが
血液反応は出ませんでした。警察は、異臭を調べている時にマンションの防犯カメラの
過去の録画映像を持ち帰って、今まで保管していたのでしょう。
通常、マンションの防犯カメラの映像は長くても1ヶ月位しかビデオレコーダーに保存
していません。ほとんど、古い映像に新しい映像が上書き保存されています。去年の
12月に捜査を開始して、このマンションに行っても当時の映像はなかったはずです。
相模原市内の墓地で遺体で見つかった女性の交友関係にあった容疑者の男を
つきとめ、男が住んでいたマンションの2年前の異臭騒ぎと結びつけたのだと
思います。
映像のバックアップに関連するブログ
防犯カメラ映像のバックアップ
防犯カメラ映像の捜査当局への提供
警察がビデオごと持っていった