以前のブログの 「防犯カメラやデジタルビデオレコーダーの耐用年数」 で、
デジタルビデオレコーダーのハードディスクの交換について触れましたが、
改めてご案内します。
たとえば、分譲マンションで防犯カメラを既に導入済みの場合、予算を立案する時期に
ぜひ防犯カメラのレコーダー(録画機)のハードディスクの交換費用を予算化してください。
2~3年に一度は交換した方が良いと思います。
費用は、導入した販売店から見積りを取っておきましょう。
普通、サポートの良い業者ならレコーダーをお預かりしている交換作業の期間は
代替機を用意してくれます。また、いっしょに冷却用のファンの交換も要請して
みてください。
また、業者によっては、マンションの現場で交換をしてくれる場合もあります。
突然、ハードディスクが故障して数日間以上に渡り映像が記録されない間に
偶然に何か起きても後の祭りです。
パソコンはもちろん、最近の家庭用のDVDレコーダーやブルーレイディスクレコーダー
にもだいたいハードディスクが内蔵されていて、3年位で故障してびっくりしている話を
インターネット上でいくつも見ました。業務用のビデオレコーダーでも同じような
タイプのハードディスクが内蔵されています。
ビデオレコーダーを設置して1年以内にハードディスクが故障する確率ですが、
はっきりしたことは申し上げられませんが、弊社のデータだと10%以下で数%以上です。
普通、故障すると保存していた映像が見れない、録画しません。
しつこいですが、防犯カメラのビデオレコーダーに内蔵しているハードディスクは
消耗品です。故障は突然起きますので、定期的に交換する予算の計上をお願い
しますね。
なお、防犯カメラ用のビデオレコーダーは業務用製品なので、お客様がハードディスクを
交換する仕様にはなっていません。使用している機種の取扱説明書にも交換の方法は
記載されていないと思います。
また、各防犯カメラ用のビデオレコーダーには推奨のハードディスクの型式があります。
推奨ではないハードディスクに交換すると録画中に停止したり、録画映像の色が
変色することがあります。
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2013年
ハードディスクを量産している企業は、アメリカのウェスタンデジタル、シーゲイトと日本の
東芝だけになってしまいました。
2015年5月
5年程度以上前に導入されたビデオレコーダーの場合、交換できるタイプのハードディスクが
入手できないケースが多くなってきました。
この当時のハードディスクの接続の規格 ※IDE(UATA) タイプを内蔵しているビデオ
レコーダーです。
仮に入手できても現在より容量が少ない場合や金額が高いです。
その場合は、新しいビデオレコーダーに代替する方が良いです。カメラは古いままでも
新型のビデオレコーダーは録画する映像の解像度が上がりますので、以前より映像が
鮮明になります。
※IDE(UATA) (e-Wordsへ)
2017年4月
ここ数年でハードディスクの品質や耐久性が上がってきました。筆者のお客様を例に
すると4~5年のノンストップの連続使用でもクラッシュすることはほとんどなくなり
ました。
2018年9月
最近、あるお客様様のビルで計画された全館一斉停電がありました。停電の復帰後、
自動でビデオレコーダーが復帰しましたが、ハードディスクエラーの表示が出てしまい
ました。
伺ってチェックしたところ、過去の約2ヶ月間の映像は問題なく再生できました。
数度の再起動を行ってもハードディスクエラーの表示は消えず、問題はないようで
したが、保証期間内なので、ハードディスクを交換しました。
5年前程度発売の機種ですと、停電してもハードディスクエラーはほとんどないの
ですが、今回は運悪くエラーとなってしまいました。
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