心の模様

心の中の一つ一つを整理して、いつか素敵な部屋にしてみたい。

笑っていてほしい

2017-01-31 | 願い
実家では

母と母の友達が集まって



生まれ変わったら

また今の旦那さんと

結婚するかって話で

キャーキャー騒いでた



あなたは

何回生まれ変わっても

また今の旦那さんと

結婚するわよねなんて

母は友達に言われていて



母は小さく笑いながら

それはわからないわって

少し下向き加減になった



場が盛り上がっていたし

特別おかしな態度じゃなかったから

誰も何も思わなかったみたいだけど



娘の私には

母がとても奇妙に見えた



昔から父一筋で

子どもにも

あまり時間をとらなかった母



今もすごく仲が良くて

いつも一緒にいるのに



もしかしたら母も

違う人生があったかもしれないなんて

考える時があるのかもしれない



夫婦としての

長い年月



いろんなものを乗り越えて

今幸せに笑っているんじゃないかと

勝手に思っていたけれど



割り切れない思いや

辛かった思い出を

ふと思い出すのかもしれない



それでも母には

幸せだと笑っていてほしい



だって母は

私のお手本なのだから


好きな場所

2017-01-29 | 日常
火照った体に

気持ちの良い雨が落ちる



上を見上げれば

ライトアップされた木々が

きらきらしながら

混ざりあうように

揺れている



庭園になった

何種類もの露天風呂の中の

寝ながらジャグジー



時々くるこの温泉の

幻想的な雰囲気が



現実逃避に

向いている



ああ眠い



誰かの優しい心に

抱かれているようで



今夜はゆっくり眠れそう

やりたくない私

2017-01-27 | 日常
毎日

やりたくないことが

たくさんある



やりたくない

やりたくない



叫んでみても

やりたくない私は

変わらない



だったら

やらなければいいって



やらない私

やらない私



やらなくなれば

そのうち

やれなくなる



やれない私

やれない私



でも

やりたくない私は

やれない私じゃなかった



やりたくない私は

やれる私



やれない私だったら

きっとやりたかった私だったはず



だから

やれる私が

やれない私になる前に



やりたかった私に

なる前に



やれる私を

やりたくない私から

やりたい私に



変えてしまわなければ

もっと先のやれなくなった私が



やりたい

やりたいって



きっと叫んでる


それが理由

2017-01-24 | 心の片隅
かわいいって

あなたに言われたくて



身だしなみ気をつけて

しぐさ気をつけて

言葉使い気をつけて



うまいって

あなたに言われたくて



ただそれだけのためだけに

頭悩まして

料理してる



ありがとうって

あなたに言われたくて



私は今生きている

魔女狩り

2017-01-23 | 妄想
時々私の中では

魔女狩りが始まる



魔女が笑ってる



見境なく好みの男を漁り

肉を食らおうとして



魔女が歌ってる



我が世の春を

謳歌しているように



魔女が踊ってる



誰からの制約も受けず

自由奔放に



早く早く魔女狩りを

私が魔女に乗っ取られる前に



欲望が姿を持って

現れた魔女を



魔女狩りが終われば

魔女の姿は消え

私の中に静寂が訪れて



何を迷うことなく

平凡な生活に

静かに身を沈めていられる



でも静寂は続かない

もう姿は見えないというのに



どこかでまたあの魔女が



笑ってる

心の遣い方

2017-01-20 | 日常
私が代わりに

謝って差し上げたい



女性上司と男性上司が

言い争っていた



男性上司が女性上司のミスを

注意したところから

女性上司が謝らずに

言い訳したことから



お互いヒートアップしたようで

周りはオロオロするばかり



男性上司は謝らせたい

女性上司はそれぐらいガタガタ言うな



私は両方の上司に

お世話になっているけど



このことは

全く私の関係ないことだから

しゃしゃり出る訳にもいかなくて



男性上司の言い方は

少しきつい口調だけれど

私はそんなに責められたことはない



女性上司は優しい人で

いつも気遣って

私に謝ってくださる



私はすぐに謝る人だけど

謝られると

責める気持ちにならなくなったり

つられて謝ってしまう気持ちに

なってしまうのかもしれない



人は誰でも

きつい心と優しい心を持っていて

その使い方を

しばしば間違える



そして例え相手が

間違っていたとしても

きつい心を遣ってしまった時



嫌な気分になってしまうのは

きっと私だけではないはず

時を超えて

2017-01-19 | 妄想
高校の同窓会で

久しぶりにあなたに会った



あなたは変わらず精悍な顔

堂々とした態度で



幸せなのか?って

ぼっけに手を突っ込んで

ぶっきら棒に聞いてくるから



私は

誘ってるの?って

ふざけてみる



あなたは目を見開いて

驚いた顔したけど

意を決したように

そうって言った



放課後の教室

あなたとあなたの友達数人と

忘れ物を取りに戻った私



あなたは私に聞こえるように話してた

俺のこと あっちゃんって呼ぶ女

馴れ馴れしくて嫌い

苗字にくんをつけて呼ぶ女の子が

好きだって



あなたはいつもハキハキしてて

大昔に生きてたような

生真面目なところがあって

でもそこが皆に受けて

人気者だった



だから男女問わず誰もが親しみ込めて

あっちゃんって呼んでたけど

私は苗字にくんをつけて呼んでいた



聞こえなかったふりして

教室を出ると

あなたは追いかけてきて

あいつはやめろって

また言った



あなたが遊び人だと言うあいつと

私は付き合っていた



何もかも見透かしてしまうような

あなたよりあいつの方が

ずっと気が楽だったから



私はあなたに何も言わず

逃げるように走って

部活に向かった



高校の時と変わらないなって

あなたは少しうつむいて言う



笑ってるのに寂しそうって



ああ この見透かされた感じが

昔はだめだったんだって

優しい人なだけなのに



私はいいよって笑った



あなたはまた驚いたように

パッと顔を上げて



嬉しそうに笑った

雪の日の通勤

2017-01-17 | 日常
雪で覆われた歩道の真ん中に

人一人しか通れない

通路のようになった細い道



その道は踏みしめて固くなった雪が

転べとばかりに

滑りやすい氷になっていて



一歩一歩慎重に歩く



前から来た知らない人が

大丈夫ですか?

滑りますよって

声をかけてくれる



そう言えば今日は

知らない人に挨拶されたり

気をつけてと声をかけられて



知らない人たちに

笑顔で応えていたけど

何だか不思議な感じ



ただ若い人より

声かけられ率が高い気がして

私はそんなにヨロヨロ

歩いているのかと

少し気を引き締めた



前が詰まってきたと思ったら

若い女性がヒールの高いブーツで

ガニマタになりながら

こけそうな感じで

おっとっとってやっていた



その姿が何とも面白くて

笑わないように

下を向き続けながら

あの人の方が声かけられるべきって

私の方が絶対ましって

体に力が入った



朝の通勤

雪の日の徒歩も

たまにはいいんじゃないって



楽しい気分で向かえた

落とし物

2017-01-16 | 日常
随分昔にたぶん

読んだはずの資料見て

すごいって感動した



そうだったのかという驚きと

こんなすごいこと忘れたのかという

ショックを受けた



今まで使っていなかった知識

これから必要とされる知識



それは

大事な物を入れたバッグを

いくつか持っていて



いざ必要な時に必要なバッグを

開けてみたら穴が開いていて

何も入っていなかった感じ



不安になって睡眠時間

削って何度も復習したのに



雪だ何だに邪魔されて

結局使うことがなくなってしまって



ほっとしたのか

がっかりしたのか

気が抜けた



明日も車は無理そうだから

雪を見ながらしっかり歩こう



足元を確かめながら

転ばないように



もう何も落とさないように



きっとこれでいい

2017-01-14 | 日常
冬の試合会場への持ち物は

夏のクーラーボックスが

無くなった代わりに



ポットと紙コップと

いろいろ味のスティックと

毛布ひざ掛けカイロ



選手が強ければ

必ずと言っていいほど

親が付いている



反対にそうでもない選手の親は

見たことがないと言っていい



子どもが強いから

親が付いているのか

親が付いているから

子どもが強いのか



ただ言えることは

強い選手の親子の

競技に対する思いは

勝ちたい気持ちが

かなり強いものだということ



試合前後 寒さでがちがち

震える子どもたちに

カイロを配って

毛布をかけて温かい飲み物を出して

大忙しになるのだけど



親の付いている子は

大丈夫そうに見える



親の付いていない子は

不安なのか自信がないのか

遠慮があるのか

下を向いてる子が多い



友人は張り切っている

忙しそうに子供たちを回り

大丈夫?って声をかけて

にこにこしている



帰り道

一緒に行った友人が言った

子どもたちの役に立てて良かったって

それだけで行った甲斐があるって



私たちは自己満足だろうかって

少し思った



やってあげてる感が

誰かに必要とされてる感が



でも

それでいいのかもしれない



今私たちにできることを

うぬぼれて



きっとやってていいはずだよね