金瓜漬瓜苦瓜南瓜

父方の親戚一同、勿論我が家も創価一族。そんなおかしな環境で育った私の半生を書いております。

近況報告

2010-11-05 17:41:55 | その他創価関連
ご無沙汰しております。
ここを見に来てくださっている方は果たしていらっしゃるのかどうか・・・笑

その後、体のほうは二歩進んで1歩半戻るような状態でありつつも、
少しずつ良くなっている手ごたえを感じています。
創価学会の事は日常において考える事はありますが、
それが生活や私の精神衛生に影響しているって程ではありません。

今更なのですが、このブログ身内が見たらすぐバレてしまうなあ。
なんて思ったりしております。バレたところで怖くも無いのでこのままにしておきます。笑

さて近況をば。

今年は参議院選挙がありましたね。
その時の話でも。
二世三世のアンチさんや未活動さんは、毎度お馴染みって所でしょうか。
うちも漏れる事無くそうです。苦笑

父が顔見るついでなのか、選挙のお願いついでに顔を見にきたのか
どちらがメインか知りませんが、私と彼に会いたいと言って来ました。
断る理由も無かったのですが、母からその話を聞かされたとき、
「会うのは構わないが、私は公明党にも公明党の議員にも投票する気は更々無い」
と答えました。

母は最初「話だけでも聞いてやって。首を縦にふって好きに投票していいから」
等と言っていました。
「それが一番面倒が無いのは分かっているが、私の政治思想を知った上で
毎度こんなお願いをされてアテにされても困る」
と私が反抗したところ「お父さんにだって立場があるんだから!」と言われました。

そんなもの知るか。

をオブラート5枚くらいに包んで答えた上で、恩着せがましく
「その意味も意義も無い立場とやらの為に、表面上は首を縦にふってあげてもいい」
と答えておきました。

父の信仰している宗教組織の中での立場なんて知ったこっちゃないです。
それは父の問題であって、私の問題じゃありませんし。
そもそも「創価学会」が嫌いで脱会したのに、その学会が支持している政党に
投票する訳が無い。そこら辺無視してるのは、頭がオメデタイんでしょうかね。
学会員って都合悪い事スルーする癖あるよなあと、ぼんやりと思い出してみたり。

私にだって政治思想や支持政党はあるのに、それは無視されて
父の政治思想だけを尊重しろと言わんばかりの母の態度にもモヤモヤします。

私と言う人間をどっかで無視されている感が拭い去れないんですよね。
親にとっては「こっちの気持ちを汲んでくれない娘」なのかもしれないですけど。苦笑

結局根っこの部分は変わっていない。
親子であっても自分じゃないのですから、どうしても合わない部分というか、
相容れない考えはあってもおかしくないと最近は諦めるようにもなりました。

が、思い出すとやっぱり腹が立ちますね。笑

ではまたいつか。

てんてこ様
運ちゃん様

コメント返信をしないままで申し訳ありません。
かなり時間が経ってしまいました。
来月はクリスマスですね。
我が家は結局未だにツリーを購入していません。笑
それでも毎年クリスマスは何かしらやっています。
宗教的な理由ではなく、家族のイベントとして大切にしたいなと。
そう思っています。
てんてこ様も運ちゃん様も、どうか良いクリスマス・年末年始を過ごせますように。

更新停止

2009-01-23 12:36:44 | おしらせ

ここを訪れてくださる人がどのくらいいらっしゃるかわかりませんが、
お久しぶりでございます。

私は今、パートナーと新しい土地で暮らしています。

今回はけじめをつける為に記事をかくことにしました。

私瓜は2年ほど前から心療内科・精神科と呼ばれる病院に通院しています。
最初の1年は、担当医との相性が悪く治療が上手く進まなかったのですが、
引っ越してから通い出した病院での通院により
うつであることを告知されました。

本格的な治療が始まったのもつい最近の事です。

アダルトチルドレンから引き起こされるうつなのか、
環境が変わったことによるうつなのかはわかりません。

治療に専念する為に、こちらのブログの更新を停止する事を
改めてお知らせ致します。


今までの記事はこのまま残しておきます。
創価学会に悩み、脱会したい方の為にほんの少しでも助けや後押しになれば幸いです。

不定期に、アンチ系のブログを拝見させていただくと思います。
もし、どこかでコメントの書き込みを見かける事があれば宜しくお願いいたします。

創価学会に悩む全ての方が自分の人生を歩める日が来れば幸いです。


動画で見る今と昔の創価学会

2008-08-12 01:38:15 | その他創価関連

創価学会 昭和32年のニュース
出来れば動画のコメントは消してご覧下さい。
昭和32年の貴重な映像資料です。
当時は今ほどの報道規制もなかったようですね。
朝日に関しては、私個人としては思うところはありますが、
それはここには書きません。
この動画をUPしてくださった方は一体何者!?笑

また、法華講員の方が編集して戸田2代目会長の学会員への指導の様子を
音声でUPしてくださっています。こちらも併せてどうぞ。
戸田時代の創価学会と、今の池田創価学会の違いが分かるとは思います。
法華講員の方が作った動画なので、ちょっとそちら寄りな所もありますが、
一般人にはなかなかお目にかかれない資料なので、
脳内フィルターで適度に変換しつつお楽しみください。

余談ですが、私初めて彼のお声を聞いた事に思わず感動してしまいました。笑
アンチの皆様が聞いたらフルボッコされそうです!怖いです!
でも変な意味で言ったのではなく、よく言えば、非常にユニークな方だったと
聞いている戸田2代目会長がご存命の頃、私まだ母のおなかにも居ませんでしたからね・・・笑
純粋に単なる下衆な好奇心から来た感動です。
私は法華講員じゃございませんよ。念のため。

創価学会2代目会長 戸田城聖指導集


小ネタ

2008-08-11 20:27:24 | 雑記

お久しぶりです。瓜です。

ネタがなかとです・・・笑
良い事なんだと思います。

小ネタですが2つほど。

大叔母が毎度顔を合わせる度に「信心してくれ」と言ってくる。
この人が瓜一家(親戚も含む)を創価漬けにした人間だと知った。
あ な た が 神 か
と、2ちゃんねる用語で嫌味のひとつでも吐き出さないと、
ちょっと理性がききません。笑
元凶がまだ生きていたなんて、知りたくありませんでした。
この大叔母、私の実家の近くに引っ越してきました。
結婚が決まるまで実家に寄りたくありません。

母と雑談中、話の流れで「勤行なんて忘れたプー」と言った所、
「いや、おまえは体に染み付いて覚えているはずだ」と言われました。
創価学会を否定する発言をしながらも、このような事を言う母。
一体何がしたいんでしょう。この時は不愉快な気分でした。

さて、彼との交際も長くなり、いくら遅くともあと2~3年のうちに
籍を入れる状況になってきました。
彼のご両親は大の創価嫌いです。私が学会員でなくとも、
親兄弟・親戚が学会員と知ったら結婚を反対されるかもしれません。
おでこから血が出るほど頭を床にこすりつけて、許可を頂くしかないのかしら。笑
当人は学会を辞めているのに、こうして事が起こる前から心配したり、
悩んだり、悪い想像をしてしまったりと、
いつまで経っても学会の呪縛から逃れられませんね。
もっとどっしりと構えれるように精進せねば。

【追伸】
スパムコメントがつくので、コメントの公開を承認制にさせて頂きました。
ご了承下さい。コメントのお返事が遅くなったり、放置になることも多々ありますが、
必ず目を通しております。


読んでみたい本

2008-02-24 22:56:47 | その他創価関連

アマゾンで趣味関係の本を探しておりました所、
偶然にもこのような本を見つけました。

日蓮正宗の神話
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4846003167/mixi02-22/

創価学会を始めとする日蓮正宗系の組織。
これらを生み出した日蓮正宗について書いてある本だそうです。
著者は20年程の年月をかけて作り上げた本だとか。

お値段がちょっと高いので、買おうかどうしようか悩んでおります。
読んだ事のある方がいらっしゃいましたら、感想を教えてくださると嬉しいです。

私のほうの状況は、引越しが決まり、多忙な状況です。
来月よりインターネットはしばらくお休みです。
お返事が遅くなる事もありますが、ご了承下さい。


あなたの家庭のクリスマスは?

2007-11-27 10:23:41 | 雑記

こんにちは。突然寒い日が訪れ、慌ててコートを出したりと
冬はもうすぐそこに迫って居たんだと、気づかずに過ごしておりました。笑

来月に入れば、町はクリスマス色になり、お店ではクリスマスソングが流れ、
豪華なツリーやイルミネーションで彩られ、子供達はサンタさんがやってくる夜を
心待ちにする日々になると思います。

働いている方々は年末に向けてますます忙しくなり、
お酒の席も増えたりと多忙な1ヶ月となるかと思われます。
どうか、ご自愛ください。

さて、クリスマスの思い出についてです。

我が創価学会の実家では、クリスマスはケーキとプレゼントはありました。
クリスマスイヴやクリスマスの夜の食事は普段と変わらない食事でしたけどね。
クリスマスツリーやリース等は飾られる事はありませんでした。
いつだったか、子供の頃父はこのように言ってた事がありました。
「邪宗のイベントなんか日本でやる必要は無い」と。
恐らくは子供のために「最低限」の事はしてくれたのでしょう。
父の本心では「必要の無いイベント」と言う気持ちがあったのだと思います。

子供の頃、私が描いていたクリスマスは、
いつもとは違うちょっと豪華な料理、親子で和気藹々としながら飾り付ける
クリスマスツリー、家にも流れるクリスマスソング、おうちではお父さんもお母さんも
子供である私や兄弟もニコニコ。
そんなクリスマスを描いておりました。

実際、そんなクリスマスは一度も体験しておりません。
そんなクリスマス体験しているおうちなんて、想像上のものでしか無いのでは?
と、未だに思っていますが、実際の所どうなのでしょうか。

夕食の後にケーキを食べ、床に就く。
朝、枕元にプレゼントが置いてある。
うちのサンタさんは、いつもトンチンカンなプレゼントをくれました。笑
4コマ漫画でわかりやすく説明されていることわざ辞典、
三国志(好きな学会員さん多い気がします。笑)、サンタの長靴に入ったお菓子。
うちに来るサンタさん、夢も希望もないプレゼントです・・・笑
家計も厳しかったので、仕方のない事だと思いました。
そんな理由により、小学校低学年のうちに、私はサンタさんの正体を知る事となりました。

欲しいものをプレゼントしてもらったのはCDラジカセくらいでしょうか。
その時はもう小学校高学年でしたので、直接父から頂きました。
結局家族共有のものとなったので、私の為だけのプレゼントではありませんでしたが、
嬉しかったのを憶えております。

その後、クリスマスらしいクリスマスを過ごした経験は殆どありません。

今の彼と一緒に暮らすようになってから、ケーキをどの店で予約しようかと
相談しあったり、ささやかながらもプレゼントをお互いに用意して交換したり、
イヴの夜はスパークリングワイン(シャンパンは苦手なので)を用意してみたり、
可愛い形のキャンドルに火をともしてみたり、料理は何にしようかと悩んだり。
当日は、彼と2人きりでニコニコとお喋りをしながら過ごす。

お互い独身で「夫婦」では無く、まだ「カップル」と言える立場なので、
お洒落な所に外食に行き、綺麗なイルミネーションを見て、ホテルにでも泊まると言う
過ごし方もあるのだと思いますが、予算の問題(笑)があり、
1度くらいは体験してみたいものの、まだ実現しておりません。笑
でも、上記に書いたようなクリスマスでも私には十分すぎるほど、
毎年幸せをかみ締めながら過ごしております。
来年からはこれにクリスマスツリーが加わる予定です。

ずっと実家では置く事の無かったクリスマスツリー。
「真っ赤なお鼻の~♪トナカイさんは~♪」と歌いながら
彼と暮らす部屋に飾り付けをする日が楽しみです。

未活動や元学会員だった2世や3世の方は、どのようなクリスマスを過ごしていましたか?

もし、辛い思い出しかなければ、今年からでも楽しいクリスマスにしたいですね。
嫌な思い出は上書き保存方式で、是非イベントを楽しんで日々の疲れを癒しせればと思います。


ちょっとした疑問

2007-11-15 17:58:07 | 雑記

ほんのちょっと気になったことがありまして、
どなたかご存知の方がいらっしゃいましたらコメントにて教えてくださると嬉しく思います。


夏の里帰りの際に気づいたのですが、
かつては我が家が協議会だか座談会の会場に使われておりました。
それはもう私が実家を出る前の話です。
当時父は役職を持っておりました。現在は話を聞いてないのでわかりません。
実家も家を新築したので、今のほうが広い為、「会場が狭い」事は理由になりません。

私が家出していた間に何が起こったのか。

いつの間にか我が実家は、そういった会合の会場に使われなくなっていました。

両親は、会合の日は他の会員さんのお宅まで足を運んでいます。

考えられる事は

1.父が自ら役職をおりた(自営業の為、フットワークが重たい)
2.家族から脱会者が出た為に役職を下ろされた
3.私の住む地域は何人かの候補者(推薦者)が居て、ローテーションで役回りをさせられている

の3つでした。
私の頭ではこれくらいしか思い浮かびませんが、
他にも可能性があれば知りたいです。

さて、上記の3つのどれかが原因で父は今役職をおりたとして、
その理由が2番だった場合、父は再び役職を貰える可能性があるのかどうか。

知った所で、私がどうにか出来るものでもありませんし、
何かすると言う訳でもありませんけども、好奇心として知りたいもので。笑

議員にまでなりたがっていた父の事ですから、
再び役職につく日が来るのかなとちょっと思っております。

ああ・・・それだけは辞めて。汗


ご無沙汰しております。

2007-10-16 18:07:25 | 雑記

久々の投稿となります。

8月の殆どの時期を帰省先の実家で過ごし、
その後、毎日の穏やかさと、日々の生活にかまけてこちらのチェックを
すっかり忘れておりました。

特にコメントを下さった皆様には、お待たせして大変申し訳ない気持ちです。

帰省先では、特に変わったこともありませんでした。

母と夜に2人きりで話した時に、父の話になりました。

父は自分の父親(私の祖父)を大変嫌っておりました。
祖父が他界して数年経ちますが、父は未だに親戚の前で祖父の話をする時は、
大変興奮しながら恨みつらみを、延々と言い続ける事を知りました。

創価学会とアダルトチルドレンの関連性については、
勉強不足故、詳しくはかけないのですが、恐らく関連性があると気づいている
方々もいらっしゃると思います。
私も、そのように感じております。

私の父もまたアダルトチルドレンと呼ばれる類に入るのではないかと思います。
アダルトチルドレンは自称するものであって、病気ではないのですがね。笑
機能不全家族という環境下で育った事は間違いないと思っています。

祖父と曾祖母の異常な関係についても聞きました。
まるで夫婦の様な関係だったようです。
祖母は、お手伝いさんや奉公人のような扱いを受け、
姑である曾祖母から毎日酷くいびられて居た事も知りました。

祖父は若い頃、外に妾を作ったり、それを母親である曾祖母が
咎めるどころか堂々と認め、誇らしげにしていた事もあったそうです。

そのような環境下で育った父は、やはりどこか人として足りない部分が
あるのは仕方のない事だと思いました。

母には
「人が何かをするには、必ず理由はある。正しいか否かは別として
大抵理由がある。父ももう50を過ぎたのだから、自分のしている事、
考えている事を見つめなおし、矯正していくのは難しいであろう」と
言うと、母はしばらく黙っておりました。

母は若い頃ずっと体調が思わしくなく、そんな中子供を3人育て、
仕事をし、家事の一切も全てこなしておりました。
それでも母は自分のしてきた事を少し後悔しておりました。
「旦那の躾は、妻の役目だけど、自分の体調が悪く、そこまで手が回らなかった。
理由はどうあれ、それは私の責任でもあると思う。」
母はそういっておりました。

母一人でどうにかなるものでもなかったと思います。
母に対して長い事誤解していた自分に悔しさが募りました。

あまり創価学会関係の話ではないですね。笑
創価学会の家庭で育った一人の人間のサンプルとして
読んでいただければと思います。

私の育った家庭の背景にあったもの、積み重なってきたものは
創価学会が無くとも正常ではなかったと思いました。
そこに「創価学会」と言うものがプラスされ、
若い夫婦とその子供は健全な家庭とは程遠い環境に置かれてしまったのは、
仕方のなかったことなんだと思います。

生まれてきた家を恨んでも仕方がない。
父を恨んでも仕方がない。
自分の家族に関しては「諦める」事も必要なのかと思いました。

しかし、創価学会と言うものに対して「諦める」事は出来ません。
今現在、この組織のせいで少なくとも私の弟・妹・母は
わずらわしい思いをしている事は確かなのですから。

私は、今後どうしたいのか。
自分の家族が、どういう状況になって欲しいのか。
その為に、自分が出来る事はあるのか。

これらを、もう少し考えなくてはいけないと思うのです。


皆さん選挙の季節ですね

2007-07-25 18:31:38 | 雑記
父から「公明党よろしく」なんてお願いが来ないなぁなんて思っていたら、
やっぱり電話がありました。

「ハイハイ、わかりましたー」と返事だけしておきました。笑

違反行為だと言ったり、公明党なんて誰が支持するかアホボケと
罵るのは簡単ですが、面倒臭さが先立ってしまいました。

普段全く連絡の来ない友人等からのお願いならばハッキリと
「そういうの辞めて欲しい」と言えるのですが。
家族と言う間柄だとハッキリ伝えるのは私は気が引けてしまいます。
父に対してのみですが。

父もそこをわかってやっているのか、天然でやっているのかわかりません。
が、どちらにしてもすっきりしない気分でもありますね。苦笑

また里帰りをする予定でいます。
今度は彼は一緒ではありません。

母に里帰りする旨を結構前に伝えておいたのですが、
その話が父に伝わっていなかったようです。
電話口で「体に気をつけて云々」等と父が言い出したので、
何かおかしいと思い「今度里帰りする予定なんだけど・・・苦笑」と言ったところ、
「え!?」と驚いておりました。
お母さん何故伝えていないのだ・・・笑

家族間、夫婦間の連携ちゃんと取ってください、お父さんお母さん・・・汗

選挙もいいですが、家族機能のほうもしっかりやって欲しいと思いました。

連携の取れていない我が家族

2007-06-25 14:31:49 | 雑記

今回も創価学会からは離れたお話です。

先日母に電話した時の事です。
弟の話になりました。一人暮らしを始めた弟が体調不良を起こして
母が見舞いに行ったそうです。
独身男性の一人暮らしの家なんてものは部屋が汚いってのが相場かと思います。笑
うちの弟も例に漏れることなく部屋は散らかり放題だったそうでした。

そんな話から弟の高校時代の話になりました。
弟は高校時代入っていた部活で3年間苛められておりました。
1年目は父から「2年生になれば無くなる」と言われ
2年目は「3年生になれば無くなる」と言われ
3年目には「引退・卒業までもう少しなんだから耐えろ」と言われました。
弟は何度も父に部活を辞めたい旨を伝えたのですが、
父は弟の要望を通す事はありませんでした。

何故通さなかったのか。
父に話を聞いてみないと真相は分かりません。
なので私の推測を書いてみます。

1.私立だったのでお金をかけた為
2.弟があっている苛めの酷さを知らなかった
3.「好きなことやってるのに何で文句が出てくるんだ」と言う考え


父の性格から推測できる弟を退部させなかった理由は上記の3つでした。

1について。弟は私立でさらにお金のかかる部活をやっておりました。
海外合宿なども行われていたくらいですから。更に実家から離れて暮らしていたので、
下宿代や生活費等も相当かかっていたのは事実であるようです。
母からも「もう一人子供育てれるくらい金かかった」と言う言葉を聞いたので、
その金額は大体予想がつくかと思います。
要は「こんなにお金をかけたのに辞められたら投資が無駄になる」
「勿体無い」って事なんじゃないかと言う考えが頭をよぎったのではないかと思います。

2について。きちんと人の話を聞かない父の事です。
ましてや弟の性格はよっぽどの事じゃない限り自分の辛さを訴えたりしません。
そんな弟が「部活を辞めたい」と訴えてきたのにも関わらず、
その気持ちを汲み取ろうとも話を聞こうともしなかった可能性が高いです。
そんな状況下で上記のような発言をされても弟にとってはトンチンカンな
回答だったのではないかと思います。同時に弟は父によって傷つけられたのではないでしょうか。

3について。これは父の口から以前発せられた言葉です。
「好きなことやってるんだからこれ以上いい事はないだろう」と言った旨の
発言を父はした事があります。
好きなことをしていてもどうにもならない辛さも時にはあるでしょう。
好きだったはずのものが嫌いになるかもしれない可能性がわからないのだと思います。

私が父と言う人物を今まで見てきた上での予想なので、
どこまでこの推測があたっているかはわかりません。
もとより、父にこの事を問い詰める気にもなりません。
問い詰めた所で「すまなかった。悪かった。許してくれ。水に流してくれ。」
くらいしか言わないでしょうからね。
当時の父はむしろ勘違いをしておりました。
弟は学校で部活の先輩に「可愛がられている」と。
父からの一方的な話しか聞いておりませんでしたので当時は「そうなんだ」と信じておりました。
しかし、それは父がそう思い込んでいただけであり、やはり事実を見つめようとしてなかったんだと今になって思います。

弟が高校時代部活で苛めにあっていた事実は弟の口から今年になって聞いたものです。
父から何を言われたかもその時に聞きました。
言われようの無い怒りと、自分が弟や妹と同じような環境下を用意してくれなかったと妬んでいた事を恥じる気持ちが入り混じりました。

当時母は何をしていたのでしょうか。
何かアドバイスをしなかったのでしょうか。

母は、私の口から聞かされるまで弟が高校時代苛めにあっており、
何度も部活を辞めたいと父に訴えていた事実そのものを知りませんでした。
母は驚いていました。私はそれ以上に「何で知らなかったの?」と思いました。

恐らく父が隠していたのだと思います。
何故隠していたのでしょうか。
「大したことではない」と自己判断し話すほどの事ではないと思ったのでしょうか。
だとしたらその自己判断は間違いだったのではないでしょうか。
好きな事をやるためならどんな理不尽にも耐えなくてはいけない。
それがたとえ陰湿で暴力的な苛めであっても耐えなくてはいけないものでしょうか。
弟のやりたかった運動(部活)はその学校の部活という場所でなくては
絶対に出来ないものだったのでしょうか。
そんな思いまでしてやり続ける義務が弟にはあったのでしょうか。

家族でありながら何故連携が取れていないのか。
どうして心を少しでも通わせる事が出来ないのか。
また両親は夫婦でありながら、何故大事な子供の悩みを夫婦で共有しなかったのか。

我が家族は形ばかりの家族で家族らしい事等足りない部分が圧倒的に多いのではないか。
そうさせたのは一体誰なんだろう。
父なのか、母なのか。私なのか。

「宿命」なんて簡単な単語で済ませるのは楽です。
ですが物事には必ず原因と結果があります。
それを父は無視している、母もまた結果としてそれに加担している。

私はこの日の母との電話で家族の心はバラバラでまとまるべき時にも
まとまらないものであると再確認させられた出来事でした。

機能不全家族

この単語が頭をよぎりました。
我が家は機能不全な家庭なのだろうか。果たして本当にそうなのだろうか。
認めたくはありませんが、その傾向がある事は認めざるを得ません。
彼からもはっきりと言われました。

後ろばかり見ていては何も進まない。
しかし前を見る為に後ろを確認する作業をもう少し続け、
整理して行く事も必要なプロセスなのではないかと私は思います。